城の記 2.0

気の向くままにふらふらと、
投稿日と記事との時系列は一致していません、あしからず。

茶臼山城(長野県豊丘村)

2013年12月16日 | 長野県豊丘村の城址
現状:山林
遺構:堀、郭
状態:遺構が良く残ります
表示等:茶臼山の標柱
駐車場:なし

いつ頃、誰が築いたかは不明です。
広域農道が芦部川を越える橋の東側の山頂が城址となります。
芦部川を挟んで南西には巻ヶ城があります。
遺構は山頂の主郭と西側に堀、主郭周りに複数の郭が良く残っています。

西側の送電線鉄塔北側。ここから沢をつめます。
左へ。

沢がつまってきたら尾根上へ。
直ぐに主郭西側下の堀切に出会います。
左側が沢から上がった尾根。

北側を周って東側の郭へ。
東側に続く尾根に土塁状の土盛が見られます。

東側の郭から一段上に上がると北側から西側へ回りこむ帯郭。

下に通ってきた東側の郭。

更に一段上がって山頂主郭部分。
主郭を中心に複数の平場があります。

山頂「茶臼山」の標柱。

主郭から見下ろした西側の堀切。

南側には四段ほどの段郭が見られます。

樹間に見える対岸の巻ヶ城。



小林城 城山(長野県飯田市)

2013年12月11日 | 長野県飯田市の城址
南側の成田不動尊そばから。中央が城山。

現状:耕作地、山林等
遺構:不明
状態:
表示等:なし
駐車場:なし

「長野県の中世城館跡-分布調査報告書-」に拠れば、
連郭式の城で遺構として主郭、出郭、腰郭、空堀、土塁が残る、
となっていましたので訪れてみました。

知久平城跡から南側にいったん下って城山の東側から上部へ。
城山南側、細く括れていますので尾根の鞍部で堀切があったとも考えられます。

北側に少し進んだ所。土塁の名残りとも思えます。

更に進んで、北側先端方向。耕作地と墓地になっています。

今回訪れた城山には、はっきりとした遺構は見つけられませんでした。

荒城(長野県飯田市三穂)

2013年12月10日 | 長野県飯田市の城址
現状:山林、等
遺構:堀、郭
状態:遺構が残ります
表示等:なし
駐車場:なし

誰がいつ頃築いたのかは不明。
立石発電所北の尾根上に郭、堀切が残ります。

林道は狭く徒歩で向かうのが無難です。

右側の尾根上に城跡、左側下に発電簫の沈泥池。

果樹園の中の道を通らせていただいて上部へ。
切岸状ですが開墾跡と思われます。

祠の祀られた平場に続いて堀切があります。

堀切を越えて一段上がると三角形をした主郭。

北側にも堀切が見られました。

果樹園まで下って、南側下條村方向。右側に鐘突堂の山塊。

夜明山(長野県飯田市)

2013年12月09日 | 長野県飯田市の城址
西側から眺める夜明山

現状:山林、等
遺構:
状態:
表示等:「夜明山」の説明板
駐車場:なし

夜明山(よあかしやま)。
伊豆木から立石に向かう途中、峠部にある三穂三桜と呼ばれるしだれ桜の辻から東側に見える小山の山頂に狼煙台との伝承があります。

尾根上に土塁状の土盛、山頂とその下部に平場を見ることができました。

東側から尾根上を進みます。

途中の土塁状の土盛。

さらに進むと程なく山頂が見えました。

山頂東側下の平場。

山頂。

中央に聖徳皇太子の碑。

展望はありません、樹間に伊豆木方向。

説明板もあります。

山頂西側の平場。

月瀬城(長野県根羽村)

2013年12月05日 | 長野県根羽村の城址
南側の根羽川を挟んだ対岸より望む城跡。

現状:寺院
遺構:郭跡
状態:
表示等:なし
駐車場:なし

月瀬(つきぜ)城。
現在、城跡は曹洞宗普門山一心寺となっています。
一心寺の開基が大永8年(1528)とのことですので、築城はそれ以前、
まだ月瀬、根羽が三河だった頃でしょうか。

北側より、初入沢を挟んで主郭。

道路部分には堀があったようです。
城跡の北側を通るこの街道は、大桑峠を越え美濃の岩村へと続きます。

初入沢から見上げた、主郭から西側へと下る尾根。

尾根が下った先端、初入沢と根羽川(国道153号線)の合流する辺りにも平場が
みられます。

南側の国道法面上部より、杣路峠方向。

主郭西側の平場。

根羽 城ヶ峰(長野県根羽村 愛宕山)

2013年12月04日 | 長野県根羽村の城址
根羽村役場下付近から望む城ヶ峰(中央)

現状:山林
遺構:郭、堀
状態:遺構が良く残ります
表示等:なし
駐車場:なし

根羽男城とも呼ばれ、根羽村役場の北東の山頂が城跡となります。
西の女城と同時代に築城され、物見台、狼煙台として使われたと考えられるようです。

女城と同様に根羽村史跡に指定されているようですが、こちらも案内板等は見つけられませんでした。
遺構は山頂に主郭とその東側、北側の尾根に郭と空堀がとても良く残っていました。

山頂主郭。かつては愛宕神社が祀られ現在は礎のみが残ります。

主郭南側の平場。

平場から見上げた主郭側。主郭は笹に覆われ、特に南側は藪化していました。

主郭下を西側に回り込むように二段の武者走り状の細い平場がありました。
上段はそのまま北側の堀切底につながります。

北の郭から主郭方向。三連の堀切が良く残っています。

北の郭。

主郭側の堀切底から眺める東の郭。

東の郭下から見上げた三連の堀切。



根羽 女城(長野県根羽村 金比羅山)

2013年12月03日 | 長野県根羽村の城址
東側、宗源寺の参道からみる金比羅山。

現状:神社地、山林等
遺構:郭、堀
状態:遺構が残ります
表示等:なし
駐車場:なし

根羽村役場の北西の山頂が城跡となります。
いつ頃に誰が築いたかは不明ですが物見台、狼煙台として使われたと考えられるようです。

根羽村史跡に指定されているようですが、案内板等は見つけられませんでした。
遺構は山頂の南北二つの郭、堀切と南側尾根上に幾つかの平場を見ることができました。

山頂へは金刀比羅宮への参道がありますのでそれを辿りました。

役場脇から小川川へ下り金刀比羅橋を渡ります。

畑地を過ぎて用水を跨いで山道へ。
少し息が切れだした所で一端尾根が平らになります。

再び急登、ひとつふたつと平場をみて登ります。

そして鳥居が見えてきました。

鳥居をくぐるとその先に一段高く南側の郭、山頂はもうすぐです。

南側の郭に到着。

南側の郭から北側の郭方向。
直ぐ下に浅めの堀切、その先の鞍部に土橋状の細尾根、更に奥に鳥居と北側の郭がみえます。

北側へ。

北側の郭。

郭北側にも堀切が見られました。

根羽砦(長野県根羽村)

2013年12月02日 | 長野県根羽村の城址
南側の横旗方面から望む根羽砦。中央に見える家々の集まりのすぐ背後の小山。

現状:耕作地、山林等
遺構:郭、堀
状態:遺構が残ります
表示等:根羽砦の表示あり
駐車場:なし

武田氏が街道の押さえとして築いたと考えられているようです。
取手の集落の小川川と国道153号線の間の小山が城跡となります。

平谷村から赤坂峠を越え旧道に入って小川川に沿って下って行くと、小山の東側下に
案内板がありましたので案内図に従って南側からセメント舗装の急坂を国道まで登る
とすぐ脇に「根羽砦跡」の立て札が見つかりました。
国道を流れに乗って走っていると見過ごしそうな小さな立て札です。

わずかな踏み跡を辿って小山に上がり東側に進むとすぐに空堀があります。

空堀は故意に方向が変えられているようにも見えます。

堀底を南側に抜けた所は平場となっています。

空堀から東へ登ると土塁状の土盛と浅い堀切が見られます。

堀切上の小さな郭から更に一段登ると主郭に到着です。

主郭から見る堀切上の郭。

主郭には祠が祀られていました。

南側斜面。

見学後、再び国道まで戻りました。
国道を南側(左側)に行くと信玄塚があります。