城の記 2.0

気の向くままにふらふらと、
投稿日と記事との時系列は一致していません、あしからず。

城林の城(長野県伊那市)

2013年02月27日 | 長野県伊那市の城址
現状:山林
遺構:郭、空堀、土塁
状態:形としてはよく残っています
表示等:なし
駐車場:なし

旧伊那飛行場のあった段丘の北西端に遺構が残ります。
岬状に細長く伸びた先端部に二つの郭が残り、東側には空堀が見られます。
また段丘斜面上には腰曲輪が見られます。

乾の古城から南下、若宮団地の交差点から旧飛行場のあった段丘へ上がり、西へ。
先端に進んで行くと空堀と土塁が見えてきました。

空堀はほとんど埋まってしまっていますが北側は少し堀らしさが見られます。

郭内を更に西へ進むとまた土塁が築かれています。

堀もあったと思われますが埋まっていてはっきりしません。
土塁ははっきりと見られます。

先端の郭内。

北側。細く腰曲輪が残ります。

西側から南側にかけての腰曲輪は広めです。
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乾の古城(長野県伊那市)

2013年02月25日 | 長野県伊那市の城址
現状:山林
遺構:土塁
状態:遺構がわずかに残ります
表示等:なし
駐車場:なし

伊那北小学校の北西の段丘先端に郭と土塁がわずかに残ります。
以前、場所だけは判っていたので訪れて見ましたが遺構がはっきりとしませんでした。
そこで今回は「図解山城探訪第四集 上伊那資料編 宮坂武男著」の絵図を片手に訪ねてみました。

北側、わずかに土の盛り上がり見られます、土塁と思われます。

東側の土塁跡。

南側の土塁跡と思われる箇所。

鎌倉期に造られた単郭の館跡のようです。
郭の周りを土塁と空堀で囲っていたようですが今はわずかに土の盛り上がりが残るのみとなっています。
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小城頭(長野県泰阜村栃城)

2013年02月07日 | 長野県泰阜村の城址
小城頭(1040m)は泰阜村栃城にある里山です。
「図解山城探訪第七集 下伊那資料編 宮坂武男著」にて「栃城」に触れられていました
ので節分の日に訪ねてみました。

城跡があると言うわけではないので、静かな里山歩きとなりました。

阿南町から泰阜村に入り、万古隧道を潜って漆平野へ。

漆平野から栃城までの道は暖かい雨の後ということもあり多数の落石がありました。
途中、持参のスコップでは到底通りり抜けられそうにないと思った場所では、運良く
栃城方面から落石を片付けながら来た重機に救われました。

漆平野から栃城までの道でこの日出会ったのはこの時の重機一台だけでした。

今回は、一本杉登山口から小城頭へ向かいます。

滝を越え山腹を辿り、一つ尾根を過ぎると南西に眺望が開けてきました。
中央右は愛知県境の茶臼山でしょうか。

やがて漆平野からの道と合流する尾根に出ます、大城峠です。
左が漆平野から来た道、右が小城頭へと向かう道です。

道は少し急になり東へ続きます。
やがて尾根はなだらかになり前方に小城頭が見えてきました。
小城頭は双耳峰で奥が標識のある山頂となります。

まず手前のピークに登ってみました。

奥のピークへは、山頂下北側を回り込み東側から登ります。
北側の道は雪が残りアイゼンを使う程ではないですが凍っていました。
中央が来た道、左が山頂へ登る道です。

程なく小城頭山頂に到着しました。
風もなく穏やかで眺めは最高でした。

恵那山。

中央アルプスの山並。右側に南駒ヶ岳、空木岳。

地理院地図で場所を確認
小城頭はココ




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伊久間城(長野県喬木村)

2013年02月04日 | 長野県喬木村の城址
現状:山林
遺構:土塁
状態:遺構の一部がわずかに残ります
表示等:三ツ峰様(城山)の表示があります
駐車場:なし

伊久間集落の東側、伊久間原の段丘端に位置します。

段丘端の西側に少しだけ突き出した場所があり、土塁の一部と思われる
土盛が残っていました。

阿島城原城から県道に下ってから南下、弁天橋の北500m程の所から伊久間原へと
登って行きます。
段丘上は観光農園などがあるはずですがこの季節は静かな田園風景が広がっていました。

遠くに南アルプスの山並が綺麗でした。

畑の先に城跡と思われる茂みが見えます。ちょっと不安が。

近づいてみるとやはりかなり藪化しています。

三ツ峰様の案内板あります。

気乗りしませんが藪の中へ。

土塁の上部に三ツ峰様が祀られていました。
土塁の西側が郭内のようです。

西側段丘端。

北側に残る土盛、土塁の一部かもしれません。


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阿島城原城(長野県喬木村)

2013年02月01日 | 長野県喬木村の城址
現状:耕作地、山林
遺構:
状態:ほぼ消滅
表示等:なし
駐車場:なし

阿島の加々須川の北側の段丘上先端に位置します。
耕作地化の為、遺構はほとんど残っていません。

熊野支城から戻って段丘を登り切った所に戻ります。
北西側が城跡となります。
一面耕作地となっています。

段丘の縁数カ所にわずかに空堀の突き抜けたと思われる窪みが見られました。

西側の尾根上に熊野支城同様に平場が見られます。

城跡より東側を望む。



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