城の記 2.0

気の向くままにふらふらと、
投稿日と記事との時系列は一致していません、あしからず。

牛ヶ城(長野県伊那市)

2012年12月26日 | 長野県伊那市の城址
現状:山林
遺構:堀切
状態:わずかに遺構が残ります。
表示等:不明
駐車場:なし

県道18号線の火山峠の北西の山頂に位置します。
県道の伊那市側から牛ヶ城遊歩道が頂上まで続いており、案内板もあります。
山頂は三角点のある細長い平場と、その東西の尾根上に堀切を見ることが出来ます。

県道を福地から火山峠に向かいます。
溜池を過ぎた先の急カーブの所に「牛ヶ城遊歩道」の案内板がありました。
右手に登った所が少し広くなっておりましたので駐車、ここより山頂を目指します。

案内板まで戻って林道を西側に進みます。
道が行き止まる手前に再び案内板がありましたので、右手の心地良い沢部を
尾根上に上がって行きました。

山頂南側の尾根に出ました。右手に進みます。

平場を通って登り山頂東側の尾根に。
案内板があります、左のようです。

10m程で堀切に出会います。

堀切を越えると三角点のある山頂の郭となります。

西側へ細長い平場が伸びます。

西側に進みます。西側にも堀切跡が見られます。
郭の西側端を少し通り過ぎてから振り返って見ました。

尾根上を更に下って見ました。
直ぐに標柱が。(もしかして牛ヶ城跡の標柱?)

尾根は北側方向へと伸びています。
250m程下ると尾根上に小高くなった平場が見られました。

御手洗石が残っていました。
平場となっている以外は堀切等見られないので城跡とは関係無さそうです。

再び尾根上を城跡へと戻りました。

取り敢えず山頂より林間に北側を望む。




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中曽倉の城山(長野県駒ヶ根市)

2012年12月20日 | 長野県駒ヶ根市の城址
現状:山林
遺構:堀切
状態:ほとんど遺構は見られません
表示等:なし
駐車場:なし

高畑の集落の西側に位置します。
山頂に南北に細長い幾つかの平場があり、南側に堀切を見ることが出来ました。
狼煙台、街道の見張り場として使われていたようです。

中沢峠へ向かう県道から左折して大曽倉川沿いに北へと進みます。
2km程で右手に駐車帯が有りましたのでそこから徒歩で城山へ向かいます。
駐車帯には「こぶしの里展望台」の表示があり東側に登って行く遊歩道が有りました。
こぶしの花は4月中旬頃のようです。

さて城山です。
大曽倉川を渡って西側へ登って行くと耕作地の切れた辺で防獣ネットのゲートに出会いました。
その先で道が二手に別れます、まっすぐ進むと二越峠でしょうか、今回は左手に進みます。

道は送電線の保守用の登路のようです。
道は南に進路を変えて尾根へと登って行きます。

尾根の鞍部、右手に進みます。

ゲートから30分ほどで山頂ですが、山頂手前は非常に急な登りでした。

登り切ると細長い平場が南東方向に開けます。
反射板と送電線の鉄塔が建てられています。
三角点はこの直ぐ右側に有りました。


鉄塔の先は一段高く山頂最高点となり、南側へは細長い平場が段差を伴って三段程。
途中に堀切が一箇所見られました。


尾根南端。

東側眺望。
左に仙丈ヶ岳、中央木立の後ろに北岳、右側が間の岳。

西側に中央アルプス。

南側、永見山の集落遠望。

竹の沢バス停付近より見上げた城山。

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暖かい朝

2012年12月16日 | Weblog
投票帰りに少し山の中へ。
街は霧の中に沈んでいました。


空木岳


30分程で徐々に消えていきました。
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左京城山の山城(長野県泰阜村)

2012年12月15日 | 長野県泰阜村の城址
所在地:長野県下伊那郡泰阜村左京
現状:山林
遺構:堀切
状態:郭は破壊されています
表示等:あり
駐車場:なし

左京の集落の西側の山中に位置します。
山頂部分は北側に一段高く平場がありその南側も平場となっていますが、
送電線の鉄塔が建てられており改変されています。
遺構としては山頂北側の細尾根上に二条の堀切が見られます。

左京の集落から県道1号線を北に登って行くと道脇に「左京城山」の標柱と
説明板があります。

ただ城山はちょと離れた場所、沢を挟んで西側にあります。
前回は案内板があればこのすぐ南側の小山だろうと思って南に入ってしまった
ので、遺構も何も無くすっかり騙されてしまいました。

正解は西側に見えるこの鉄塔のある山でした。

県道1号線から県道83号線が分岐するすぐ南下に旧道が残っていて、鉄塔保守用の
山道がありましたのでここから登って行きます。

登り始めて間もなく細尾根上に堀切が二つ続けて見られました。

堀切を越えると少し急な登りとなり、踊り場状の平場があります。

踊り場を通って登り切ると山頂です。
南に鉄塔も見えます。

鉄塔南側も細い平場がありますが郭跡とも後のものとも定かではないです。

地理院地図で場所を確認。
左京城山はココ
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大峰山の山城(長野県泰阜村)

2012年12月14日 | 長野県泰阜村の城址
山頂の展望台からは南側に眺望が利きます。
左手に先ほど登った鳴神山が見えます。

現状:山林
遺構:郭、堀切
状態:遺構が見られます
表示等:あり
駐車場:なし

田本の集落の北側の山頂に位置します。
山頂が主郭となっており東西に空堀を見ることが出来ます。
泰阜村の史跡に指定されています。

鳴神山から県道に戻り北に進むと大峰山の案内表示がありましたので
右折して万古渓谷方面へ。
途中にまた案内表示があり左折して林道を上がっていきます。
しばらく走ると尾根付近で駐車スペースと登山道の表示を見つけました。

西側の山頂目指して進みます。
途中で道が数カ所分岐していますが、その都度表示がありました。

ここも細尾根が用いられています。

歩き出してから15分程で主郭東側の堀が見えてきました。
木の橋が渡されていますが体重をかけると踏み抜きそうです。

そして堀を越え登りきると主郭に到着です。

林を抜けると展望台のある広場となります。

広場からさらに進むと西側の堀となります。
こちらの橋も怪しげです。

土壙跡もありました。

更に進んで見ましたがすぐに尾根は下りとなります、この先に遺構は無さそうでした。

地理院地図で場所を確認。
大峰山はココ

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鳴神山の山城(長野県泰阜村)

2012年12月13日 | 長野県泰阜村の城址
現状:山林
遺構:郭、堀切
状態:遺構が見られます
表示等:あり
駐車場:なし

大畑の集落の東側の山頂に位置し、
天文年間に知久氏が秋葉街道の警備の為に築いた砦と考えられています。
山頂部が主郭となり南側の少し低くなった平場に鳴神神社が祀られています。
南側は更に一段低く郭がありその先に進むと防御の為の細尾根になっていました。
主郭北側は二条の堀切と土壙を見ることが出来ます。
泰阜村の史跡に指定されています。

11月の初旬、錦秋の泰阜村を訪ねました。

北側から尾根上を南に進みます。
土壙跡に続き一の堀となります。

細い平場に続いて直ぐに二の堀となります。

さらに進むと小高くなった山頂の主郭に三角点を見つけました。

少し下がって鳴神神社となります。

ここから南に下って行くと細尾根が見られます。

やがて仙主保峠に至ります。

鳴神神社のある郭から北西方向に展望が開けます。
左側に深い渓谷を成して天竜川が流れます。
中央の高台に泰阜の小中学校が見えます。

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戸中城山城(長野県豊丘村)

2012年12月06日 | 長野県豊丘村の城址
現状:山林
遺構:郭、堀、土塁
状態:よく残っています
表示等:あり
駐車場:なし

豊丘村には城山と呼ばれる所が何ヶ所かありまして、こちらは神稲戸中にある
城山城です。

城跡は戸中集落北側の山頂にあり、主郭は北、東、南の三方に土塁、
南北には空堀が築かれています。
また周囲には幾つかの郭が見られます。

巻ヶ城跡から一旦広域農道に戻ってから笹久保を通って戸中へ向かいました。
戸中に向かって下り始める辺りの右手に駐車帯と「城山城入口」の標識があります。

山道を南へ進みます。
200m程で堀切状の鞍部を越えると城域に入ります。
堀切状の箇所の直ぐ先に出郭と思われる平場があります。

山道は平場から尾根上を山頂に直登する道と左右に向かう道に別れます。

左手を進みました。
道はけものみちのように細くなり南へ続きます、斜面は急で落ち葉は厚く非常に
滑り易いです。

途中、山頂東側下の郭を通過します。

山頂南側下。
ここも郭のようです。

更に西側に回り込んでみると腰郭と思われる緩斜面の平場に出ました。

腰郭から山頂部に上がります。
南端尾根を見下ろすと平場が二つ程見えます。

山頂部を北に進むと空堀を挟んで土塁に囲まれた主郭に到着です。

土塁上に「城山城」の標柱が建てられていました。

土塁もよく残っています。

山頂からの傾斜はどの方向へも急ですが、西側が少し傾斜が緩く、尾根上に堀切と
数段の郭が見られました。

まだ午後1時過ぎというのに薄暗く、風も強くなってきました。
降りくる落ち葉の音を聞きながら来た道を戻りました。
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巻ヶ城支城(長野県豊丘村)

2012年12月04日 | 長野県豊丘村の城址
現状:山林
遺構:郭、空堀
状態:遺構を見ることが出来ます
表示等:なし
駐車場:なし

巻ヶ城の沢を挟んだすぐ南側に位置します。
城址は尾根上の小山の山頂に、切岸で削りだした平場とその周りを巡る帯郭を
見ることが出来ます。
また平場には土塁を巡らせてあったと思われる痕跡が残っています。

巻ヶ城跡から南側の山道に戻って南東に登って行くと尾根に辿り着きます。

尾根上を西側に20m程進むと城跡に到着です。

主郭には土塁の痕跡が残ります。

北側には空堀が見られました。

街道の見張り所といった非常に簡単な構造でした。
尾根の東側への備えが見られないのが少し気に掛かります。
ただ沢筋は上部まで耕作地になっていたようで、尾根部分も往時とは変わって
しまっているのかも知れないです。
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巻ヶ城(長野県豊丘村)

2012年12月03日 | 長野県豊丘村の城址
別名:槇ヶ城、牧ヶ城
現状:山林
遺構:郭、空堀、土塁
状態:よく残っています
表示等:標柱
駐車場:なし

城山城の東方、山田耕地上部の東側の山頂部に位置します。
北側を流れる芦部川が急峻な谷を成し対岸には茶臼山城があります。

城址である山の頂上には東西二つのピークがあり、それぞれに郭が築かれ
西の郭には三角点、東の郭には「巻ヶ城」の標柱と神社が祀られています。
東西の郭の中間、鞍部の南側には土塁が築かれ虎口が設けられています。

今回も以前訪れた時に地元の方に教えていただいた水神様の碑の所から登城
しました。
以前は無かった獣害対策用の電気柵が今の里山を物語っていました。

山田から笹久保へ抜ける古くからの道と思われますが荒れています。

留め山ですので注意しながら消えかかった山道を辿って西側の空堀へ。

東側に上がると三角点がありました。

郭を東に進むと、鞍部に土塁と虎口が見られます。
虎口の外側(南側)にも郭と土塁が見られます。強固な造りになっていたと思われます。

東側の郭へ。小高くなった場所に神社が祀られていました。
標柱も置かれています。

東側の郭の北には一段、南には二段の帯郭がみられます。

北側の帯郭。

北側の帯郭の東西に急峻な斜面上に突き出した尾根があり、それぞれ堀切を挟んで
出郭が設けられています。






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神之峯城跡現地説明会

2012年12月01日 | Weblog
三遠南信自動車道の建設に伴う神之峯城跡の発掘調査の現地説明会が
本日(12月1日)開催ということで出かけてきました。




山頂から下る尾根それぞれに曲輪が設けられているのが良くわかります。


尾根の傾斜は急です。


発掘品の展示もされていました。

二度と見ることが出来ない貴重な遺構を堪能出来ました。

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