城の記 2.0

気の向くままにふらふらと、
投稿日と記事との時系列は一致していません、あしからず。

八幡城(長野県阿南町)

2013年04月25日 | 長野県阿南町の城址
現状:山林
遺構:郭、空堀
状態:よく残っています
表示等:なし
駐車場:なし

国道151号線早稲田トンネルの西側の山中に遺構がよく残っています。
遺構は北側に伸びる尾根上に数条の堀切と先端部に主郭、その北東側下に
複数の平場を見ることができます。

伊勢から新野に入った関氏が北に勢力を伸ばす足掛かりとした城跡の
1つです、北には矢草城、東には上田城が近距離に在ります。

国道151号線早稲田の交差点から旧道に入ると直ぐに林道早稲田木曽畑線の
起点が有りましたのでそこから林道を進みます。
所々で落石を避けながら林道を上がり、大下条地区の水道施設の少し先に
車を停め城跡に向かいました。

林道脇に半僧山?の標識、私の知っている半僧山はここからは行けない気が・・・。

林道より別れた道は更に狭いですが舗装はされています。
南東に300m程進むと北側に登る電柱保守用と思われる山道が見つかりました。

山道を北に少し登ると電柱のある平場に出ました。
この先に3つのピークが尾根上にありそれぞれの鞍部に堀切があります。

最初のピークを下った所の堀切。

3つめのピークに掛かる直前の堀切。

堀切を過ぎ登り切ると主郭に到着です。

主郭南側の空堀。
郭側には石詰みが見られます。

主郭。北東方向に細長いです。

主郭を先端まで進むと下側にいくつかの平場が見られます。

主郭から一段下の平場。





大沢城(長野県阿南町)

2012年11月20日 | 長野県阿南町の城址
雲雀沢橋より見た大沢城。

別名:古城(ふるじょう)
現状:神社地、山林、耕作地、等
遺構:郭跡、堀切、井戸
状態:遺構を見ることが出来ます
表示等:あり(八幡神社 摂社諏訪神社)
駐車場:あり

国道151号線を南下、阿南町に入ってすぐの雲雀沢橋を渡り古城入口の
標識の所で右折。回りこむ様に橋の下を潜って東に向かいます。
一瞬にして深い山中に入り込んだような風景の中を進み、沢を越え崖下を過ぎると
風景が少し開けて八幡神社の表示が見えます。
下條氏が甲斐国下条郷よりこの地に入り最初に城を築いたと言われる大沢城に到着
です。


参道の石段は危険と言うことでしょうか、この右手に登路が設けられています。

主郭と思われる山頂は南北二段になっており上段に八幡神社と摂社諏訪神社が
祀られています。
奥の建物が覆殿です。

覆殿の背後、北に伸びる尾根上に堀切と数段の郭を見ることが出来ます。

堀切跡。

尾根先端部分の郭。

北側と西側は急斜面となっています。

東側山下にある、下條様の井戸。
所有者の方にお聞きしてようやく見つけることが出来ました。
以前は水が湧きだしていたようですが最近は枯れてしまったとのことです。
雑草と落ち葉に埋もれている中央部、木の根元付近。