城の記 2.0

気の向くままにふらふらと、
投稿日と記事との時系列は一致していません、あしからず。

鳩吹城(長野県伊那市)

2012年11月29日 | 長野県伊那市の城址
現状:山林
遺構:郭、空堀
状態:遺構の一部が破壊されていますが良く残っています
表示等:あり
駐車場:あり

鳩吹公園の西方に見える大田山の山頂が城跡となります。
山頂部が主郭となっており尾根に空堀、斜面側には数段の帯郭を見ることができます。
北東側の二重堀の半分が開発で破壊されていますが、全体的には遺構はよく残っていました。
ただ熊笹の繁茂が酷く遺構を見るには厳しいです。

山頂付近にはパラグライダーの離陸場があり林道が通じていますが当然未舗装です。
取り敢えず高度を稼ごうと思い、愛車で行ける所まではと林道を進みます。
別荘地を過ぎ、車体の底に不安を感じたところで徒歩に切り替えました。

日影部分はもう冬の粧いでした。

歩き始めてから40分ほどで山頂西の広場に到着。
左側から登って来ました。
正面の尾根上を東側に進み山頂を目指しました。

登り始めて直ぐ堀切がありそこを越えると暫らく細尾根が続きます。

100m程で主郭西側の空堀に出会います。

堀から登ると山頂の主郭に到着です。

「鳩吹山城址」の標柱が木に立てかけられていました。

南側斜面には三段程の帯郭が見られます。
熊笹に覆われていて足元が不安でしたので下っては見ませんでした。

主郭北東側、土塁状の盛上がり部分がありその先に二重の堀が見られます。

堀とその先の尾根は南側部分が崩されパラグライダーの離陸場になっていました。
凸凹に荒れているのはイノシシの食痕でしょうか。

離陸場の縁からは伊那の市街地と右手には甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳。

左手遠方には八ヶ岳連峰の山並みが望めました。
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鐘突堂砦(長野県下條村)

2012年11月27日 | 長野県下條村の城址
現状:山林
遺構:郭、堀
状態:状態良く残っています
表示等:あり
駐車場:なし

小松原集落の西の山頂に位置します。
山頂部に主郭が築かれ、それにつながる三方の尾根はそれぞれに
堀切を入れて防御としています。
簡単な作りですが遺構はよく残っていました。

小松原神社の北側を沢にそって西へ進みます。
対岸は古くからの道でしょうか、途中で合流しました。

南側から尾根上を辿って山頂を目指しました。
10分程で山頂南側の堀切部に到着です。

堀底を通って西側に周り込むとそのまま帯郭になります。

更に進むとまた堀切があります。

堀から北西側に郭と思われる平場がありました。

山頂、主郭を西側から見る。東西に細長い郭です。

主郭の東側に進んで行くと一角が少し高くなっています。

高くなった場所に三角点と「鐘突堂」の石柱が建てられていました。

主郭東側にも堀切を見ることが出来ます。

木立に遮られて眺望は利きませんでしたが、
主郭北側下の出郭から少しだけ視界が開けました。
下方に立石、遠方は伊賀良方面でしょうか。
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小松原城(長野県下條村)

2012年11月23日 | 長野県下條村の城址
現状:神社地、等
遺構:郭跡
状態:はっきした遺構は見られませんでした。
表示等:なし
駐車場:なし

国道151号線を道の駅信濃路下條の南で西側へ折れ段丘上へ。
登り切った辺りで左折して小松原神社に向かいます。
すぐに道は分岐し、右手には鳥居が見えます。
小松原城跡はこの鳥居から西側へ登って行く尾根上になります。

主郭は小松原神社の本殿の祀られている場所と思われます。
主郭から東側に数段の平場があり社務社等が建てられています。
本殿の背後は細い尾根状になっていますが堀切は見当たりませんでした。

参道の先に鳥居が見えます。

先ほどの鳥居は別の神社のものでした。
更に西へ進むとこちらが小松原神社の鳥居のようです。

本殿が見えてきました。

本殿から東側を見る。

本殿の背後の尾根。

下ってから北東方向、遠くに南アルプス。
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粒良脇砦(長野県下條村)

2012年11月22日 | 長野県下條村の城址
現状:神社地、等
遺構:
状態:はっきりとした遺構は見られませんでした
表示等:なし
駐車場:あり(二柱神社)

飯田市から国道151号線を南下、道の駅信濃路下條を過ぎ、小松原隧道を抜けます。
隧道から400m程の左手旧道脇の二柱神社周辺が粒良脇の砦跡となります。

旧道の辺りが空堀かと思ってみますが何の痕跡もありませんでした。
神社の参道を東に下ってみると数段の平場が築かれていますが、こちらも
整地され過ぎていて往時のものとは違うように感じました。

南側の県道からみた砦跡。
中央の林が小高くなった辺りが二柱神社。

西側が一段高くなっており神社が祀られています。

神社側より東側を望む。
集会所と広場になっており、往時の姿は無いと思われます。

参道を東に下って行くと左右に幾つかの平場が見られます。

東側山下。

広場から南側に眺望が利きます。
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仁王関城山砦(長野県下條村)

2012年11月21日 | 長野県下條村の城址
現状:耕作地等
遺構:郭跡、堀跡
状態:はっきりした遺構は見られませんでした
表示等:なし
駐車場:なし

大沢城の北、国道151号線で阿南町から下條村に入った直ぐのトンネルの上、
西から伸びた尾根上にあります。
下條氏関連の城跡となります。
旧道部分に空堀が築かれており東側が砦域であったようです。
現在は耕作地となり郭跡と思われる幾つかの段差によって区切られた平場が
見られました。

南側、旧道より望む。
正面のトンネルの上部付近が砦跡。

堀跡付近を旧道が抜けて行きます。

尾根上は耕作地になっていました。

砦跡より北側、吉岡城方面を望む。
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大沢城(長野県阿南町)

2012年11月20日 | 長野県阿南町の城址
雲雀沢橋より見た大沢城。

別名:古城(ふるじょう)
現状:神社地、山林、耕作地、等
遺構:郭跡、堀切、井戸
状態:遺構を見ることが出来ます
表示等:あり(八幡神社 摂社諏訪神社)
駐車場:あり

国道151号線を南下、阿南町に入ってすぐの雲雀沢橋を渡り古城入口の
標識の所で右折。回りこむ様に橋の下を潜って東に向かいます。
一瞬にして深い山中に入り込んだような風景の中を進み、沢を越え崖下を過ぎると
風景が少し開けて八幡神社の表示が見えます。
下條氏が甲斐国下条郷よりこの地に入り最初に城を築いたと言われる大沢城に到着
です。


参道の石段は危険と言うことでしょうか、この右手に登路が設けられています。

主郭と思われる山頂は南北二段になっており上段に八幡神社と摂社諏訪神社が
祀られています。
奥の建物が覆殿です。

覆殿の背後、北に伸びる尾根上に堀切と数段の郭を見ることが出来ます。

堀切跡。

尾根先端部分の郭。

北側と西側は急斜面となっています。

東側山下にある、下條様の井戸。
所有者の方にお聞きしてようやく見つけることが出来ました。
以前は水が湧きだしていたようですが最近は枯れてしまったとのことです。
雑草と落ち葉に埋もれている中央部、木の根元付近。
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松岡城跡にて

2012年11月18日 | Weblog

晩秋の夕日に暫し佇む。







本日の電池も終了です。
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古城(長野県駒ヶ根市北割)

2012年11月16日 | 長野県駒ヶ根市の城址
現状:山林
遺構:郭、堀切
状態:遺構を見ることが出来ます
表示等:あり
駐車場:

荒城の西、古城公園の背面の山中にあります。

池山-空木岳登山口へ向かう林道を駒ヶ根高原スキー場の下から別荘地を抜けて古城公園へ。

展望台(あかつきの塔)の横を過ぎさらに奥へ。
この先の冬季ゲートのあたりから悪路になります。

林道が一旦西側へ回り込んで再び東側に戻って来ると城跡の北端となります。

下側を覗き込むとかなりの急崖です。

林道は城跡下を廻り込むように南側へ。
道の左右に堀切の痕跡が見られます。
城跡へは右手の階段から登れそうです。

城跡の南側下で林道は大きく曲がって北側へ向きを変えます。

見上げると「古城跡」の標示板が立てられています。

城跡内、北側の堀切。

堀切の南側、二段の郭が見られます。
段差は2m程。

南側上段の郭、西側に小高い平場と南下に出郭が見られます。


城跡からは眺望が利きませんので、あかつきの塔からの眺望です。

あかつきの塔。
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虚空蔵山城(長野県飯田市)

2012年11月13日 | 長野県飯田市の城址
富田城址から望む風越山(写真中央)


現状:神社地、山林
遺構:郭、土塁、空堀
状態:遺構を見ることが出来ます
表示等:虚空蔵山山頂
駐車場:風越山麓公園(子どもの森公園)の駐車場利用

飯田の街の北西、風越山の中腹の虚空蔵山の山頂が城址となります。
風越山から伸びた尾根の先端部分を空堀で断ち切って郭とし内側に土塁が築かれています。

風越山麓公園(子どもの森公園)から風越山の登山道を辿ります。

石灯籠、秋葉様と分岐点を通過して1時間半ほどで虚空蔵山山頂に到着します。


山頂の平場、建物裏側に土塁が残ります。

反対側にも建物があり、同様に裏側に土塁があります。

登り切った平場から一段高くなった所に神社が祀られており、左側を登山道は
土塁、空堀と通って風越山へと続きます。

登山道が通り抜ける土塁。

空堀。

城跡からは飯田市街が一望出来ます。
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川手氏砦(長野県飯田市)

2012年11月11日 | 長野県飯田市の城址
別名:城山、城平城
現状:公園、墓地、神社地、等
遺構:不明
状態:公園化等によりほぼ消滅
表示等:なし
駐車場:なし

米川の集落の南、不動温泉の東側の尾根の先端部が主郭跡となります。
主郭部分は公園となっており、尾根上に南側から道路が造られています。

遺構は尾根上に堀切、一騎駆け状の細尾根等を見られると期待していたのですが道路を造る為に、尾根上にあったと思われる遺構も完全に破壊されており往時を偲ぶものはありませんでした。

正面が城山、中央の畦道を進みました。

墓地を抜けて登る途中に出郭跡とも思える平場がありました。

登り切ると公園に到着です。

公園南側、この辺りに空堀があった筈ですが、埋められています。

更に南側に進んでみました。
一騎駆け状の細尾根はこの辺りでしょうか。

ここも堀切があったと思えるのですが・・・残念。

公園北側から見た米川の集落。

紅葉が綺麗でした。
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