城の記 2.0

気の向くままにふらふらと、
投稿日と記事との時系列は一致していません、あしからず。

祠峠から大松尾山(駒ヶ根市)

2013年11月24日 | 山行


祠峠(折草峠の東、駒ヶ根市、中川村、大鹿村の境界線が接する付近)の登山口
から北側に伸びる尾根上を1737.8mの山頂まで、ゆっくり往復で2時間ほどの
山行です。

林道合流点の広場の西側に登山道入口がありました。

右側に向かう広くはっきりとした道ではなく正面の笹の中へ。

このはっきりとした道(一旦は重機が入った林道)も直ぐに笹に覆われて、登山道と
合流したり離れたりしながら尾根の東側を山頂方向へ伸びていきます、しかし山頂
手前300mほどの地点で突然終わってしまいます。
その先を境界線?の赤い杭にそって笹の刈られた山腹を南側に巻くようして辿ると
北側から伸びて来た林道(帰路に歩いた林道)の終点に出ます。

さて、登山道入口から笹の中を進むと直ぐに祠峠、大松尾山頂の道標が現れます。


登山道は歩く人が少ない為でしょうか、笹に覆われていて消え入りそうになりながら
山頂まで続いていました。


歩き始めて20分ほどで、西側が開け丸太の置かれた展望台に着きます。

冠雪した中央アルプスの山並みはとても綺麗です。

展望台を過ぎ、大鹿索道の遺構の切通しを越えます。


更に15分ほど歩いて山頂に到着しました。

西側が一部伐採されていて中央アルプスが望めますが、眺望は先ほどの展望台の方が
良いです。

東側は樹間にわずかに山並みが望める程度でした。


帰路は尾根から東側に下って南に向かう林道を、南アルプスの眺望を探しながら
戻ります。
日陰は一部雪道、ただ雪上に残るのは森の住人の足あとのみでした。


黒川牧場はもう雪に覆われているようです、塩見岳が顔をのぞかせています。


眺望を探しての林道歩きでしたが、結局、南アルプスの眺めは祠峠の付近が一番
良いようです。


とても静かでのんびりとした山歩きが出来ました。
ただ、残念なことに、一旦は手入れがされた登山道ですが歩く人が少ない為に
埋もれてしまいそうです。
原因の一端は祠峠までのアクセスにある?



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嵐城(長野県塩尻市)

2013年11月22日 | 長野県塩尻市の城跡
現状:山林
遺構:郭、堀、土塁
状態:よく残っています。
表示等:なし
駐車場:

西条城跡(洞の峰)から北側に下った1031mの三角点付近に、南北に土塁が残る郭とその南側に
空堀を見ることが出来ます。

この嵐城跡から南側に尾根を登ると西条城跡、北東に下ると飯縄城跡、西側に下ると洞館跡
と言われる場所があり、一体となって使われたと考えられています。


11:09 a.m. 西条城跡から登山道を北側に下ります。
標識に沿って右側へ。

11:16 a.m. 山の神自然園への分岐。登山道は西側へ折れ、山腹を下って行きます。

城跡へは登山道と別れ尾根上を更に北へ。

鉄塔を過ぎると踏跡は不明瞭になりますが、茸山ですのでテープに沿って進みます。

10分程下ると空堀が現れます。

11:31 a.m. 堀へ下って北側の土塁を乗り越えたら嵐城跡に到着です。
右側が乗り越えて来た郭南側の土塁、立派です。

郭内には祠が祀られていました。

北側の土塁は南側と違い僅かな盛り上がりが残るのみです。

土塁の先、北側に尾根を下ると平場と西側下に堀切が見られました。
堀切。

東側の尾根、途中から北東に向きを変え飯縄城跡へと続きます。

12:00 a.m. 本日二度目の霧訪山山頂を目指して帰路につきました。
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西条城(長野県塩尻市)

2013年11月21日 | 長野県塩尻市の城跡
現状:山林等
遺構:郭、堀、土塁
状態:遺構が残ります
表示等:洞の峰(西条城跡)標識
駐車場:山の神自然園駐車場

山の神自然園から大芝山、霧訪山への登山道の途中、洞の峰に洞伯耆守の居城と伝わる城跡が残ります。

遺構は大芝山から続く尾根のピークに土塁を巡らした主郭と、南側、北西側の尾根上に築かれた二重の堀、南の大芝山へ向かう尾根に堀切を見ることが出来ました。


10:27 a.m. 大芝山の肩を通過。

一つ鉄塔を過ぎ、更に進むとほどなく堀切とその向こうに新たな鉄塔が現れました。

鉄塔側から振り返って見る堀切。

10:38 a.m. → 10:52 a.m. 鉄塔付近にて休憩。
東側に眺望が開けます。

更に進みます。直ぐに二重の堀切とその先に主郭が見えて来ました。
手前に浅めの堀切、土塁を挟んで奥に深い堀切。

奥側の堀底。

堀底から主郭を見上げる。
右側の登山道を登ります。

10:56 a.m. 西条城跡(洞の峰)到着。

主郭には土塁が巡らせてあった痕跡が残ります。

主郭下の北西側の尾根にも南側と同様に二重の堀が築かれています。

北側の眺望。
中央、左側から伸びた尾根の先端部の小山が上の山城跡。
手前右側にこれから向かう嵐城跡のある峰。

11:09 a.m. 西条城跡を後に、1031m三角点付近、嵐城跡へ。
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霧訪山から大芝山

2013年11月20日 | 山行
9:17 a.m. 霧訪山山頂を出発、ここから大芝山の北、1031mの三角点付近までの往復です。

新緑や花の季節ではない為か往復で3組の登山者に遭ったのみでした。

9:23 a.m. 男坂・女坂分岐。

取り敢えず男坂を下りました。
違いは距離が短く急な坂が男坂、距離は長いがジグザグな緩い坂が女坂のようです。

9:31 a.m. ブナの分岐。


9:36 a.m. 北小野新道分岐。


9:51 a.m. 鉄塔保守路21-22分岐。

山腹を行く道の方がハッキリしていたので少し迷いましたが、尾根道を進みます。

山影の尾根は寒かったのですが、陽の差す尾根に出ると心地よいです。


10:00 a.m. たきあらしの峰。


北側に視界が開けます。


10:19 a.m. 大芝山山頂。あまり休憩しようという気には慣れそうもない山頂です。


10:27 a.m. 大芝山の肩、分水嶺登山道善知鳥峠への分岐。


最初の目的地、西条城跡(洞の峰)へあと少しのようです。
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霧訪山烽火台(長野県塩尻市)

2013年11月19日 | 長野県塩尻市の城跡
現状:神社地
遺構:不明
状態:
表示等:
駐車場:霧訪山登山口駐車場

霧訪山山頂。

「長野県の中世城館跡-分布調査報告書-(長野県教育委員会編)」、に
霧訪山烽火台として記載があります。

川鳥城と共に狼煙台として使われたと考えられているようです。
遺構は特にはありません。

8:24 a.m. 川鳥城を後に登山道を山頂へ。

8:26 a.m. 北小野新道分岐通過。

8:49 a.m. 展望台。

8:57 a.m. 霧訪山山頂着。

山頂は小野神社の社地となります。

北東にこれから辿る尾根が伸びます。

北アルプス方面、雲海は中途半端でした、登って来るのが遅すぎたようです。

山頂で20分ほど景色を楽しんだ後、北東側の尾根へ歩を進めます。

9:17 a.m. 山頂を出発、ここからが今回の山歩きのスタートです。
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川鳥城(長野県塩尻市)

2013年11月18日 | 長野県塩尻市の城跡
現状:山林等
遺構:堀跡
状態:
表示等:かっとり城跡の標柱
駐車場:霧訪山登山口駐車場

城跡に建てられて標柱には、
「両小野には、山城跡が三つあり、その一つで東西十間、南北十四間、戦国時代小笠原氏の重臣の居城と伝えられ、山ろくにかけ三郎洞、井戸場、城ヶ原の地名がある。」
とあります。
三つの山城跡とは、川鳥城、上田城小西城の三城です。

城跡は北小野からの霧訪山登山道途中の尾根上となりまが、郭跡には送電線の鉄塔が建てられ僅かに北西側の尾根に堀切跡が残るのみでした。


登山口は霧の中です。

8:00 a.m. 北小野登山口。

8:15 a.m. 御嶽山通過。

8:21 a.m. 川鳥城跡。

郭跡は鉄塔を建てる為に削られ、その残土が土塁状になっています。

北西側に残る堀跡。

8:24 a.m. 城跡を後に登山道を山頂へ。
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座籠城(長野県南箕輪村)

2013年11月14日 | 長野県南箕輪村の城址
現状:山林
遺構:堀切、土塁、郭
状態:遺構が見られます
表示等:なし
駐車場:なし

座籠城(ざご城)、ざんご城とも、「長野県の中世城館跡」には伊那市の城跡として記載されています。(位置も違っていますが)

箕輪氏が築いた砦跡と伝えられ、国道361号線権兵衛峠道路の南側、北沢川と
神名沢川の間の尾根上に遺構が残ります。
遺構は主尾根から北東に突き出した支尾根の先端に堀切、土塁、郭を見ることが出来ます。

と或る晴れた晩秋に訪れてみました。

広域農道から北沢川沿いに進むと正面に目指す尾根が見えて来ます。

北沢橋を渡った直ぐの所から高圧線の保守用の道があります。
高圧線は木曽の日義へと続きますがこの保守用の道も続いているのでしょうか、
いつか辿ってみたいと思っています。

下から数えて2番目の鉄塔を過ぎた辺りにあるクリ平。
砦の日常の生活地だったと考えらています。

5番めの鉄塔の手前から尾根上を東に進みます。
右側から登って来ました。切り返すように尾根上へ進みます。

左手に尾根がみえたら下ります、鞍部に僅かに堀切跡が残ります。

堀切跡を越え少し登ると、手前に僅かに土塁が残る主郭に到着です。

郭内から見た土塁。

主郭南東側に数段の平場があります。

主郭北東端から北側と東側に下っていく尾根にも数段の平場が見られました。

北側尾根。

東側尾根。

北側、東側とも数段の狭い平場がありますがどこまでが遺構かは判りません。

北側の二段目の平場から権兵衛峠方向。
国道が山腹をぬって通っているのがみえます。

帰路は同じ道を景色を楽しみながら下って来ました。
4番目の鉄塔の元からの眺めが一番良いようです。
右側から荒川岳、塩見岳等々南アルプスの山並みが続き、左端には八ヶ岳までが
一望できました。




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戸倉山(駒ヶ根市)

2013年11月09日 | 山行


晩秋の戸倉山へ。
登りを上の森コース、下りは沢コースでの山行です。

07:22 a.m. 上の森コース登山口。
左側の未舗装の林道へ進みます。帰りは右側の林道を下って来ました。


07:57 a.m. 御湯立場跡。


08:40 a.m. 東屋、金明水。
水量殆ど無いです。


08:57 a.m. 西峰山頂着。
山頂は今回も独り占めです。

駒ヶ根市と中央アルプス。


宝剣岳、駒ケ岳。


東峰から南アルプス方面。


誰か登って来たら下山しようと思って1時間ほど山頂で休憩。
結局、誰も登って来ず。
10:06 a.m. 下山開始。

10:30 a.m. 沢コース分岐。

途中、差鴨居のミズナラの倒木に一礼。


滝までの登山道は傾斜がきつく荒れています。度々登山道を見失いました。

11:01 a.m. 滝への分岐点。


日向の滝


日影の滝


11:32 a.m. 林道終点。


12:20 a.m. 上の森コース登山口帰着。


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