
高森町の中ほどを流れる胡麻目川で削られた谷の南側の段丘端上にあります。
この地の豪族吉田氏の城館跡と考えられ、西側に古城、少し離れて南側に南城があります。
本城と古城は一体として使われたと考えられています。
遺構はよく残っています。
下記は周辺の航空写真(1976年)です。
胡麻目川大橋はまだ無く道路位置が少し違っています。
古城下側にある住宅は現在ありません。
近くに、重要文化財「竹ノ内家住宅」があります。

※出典:国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を加工して作成
※1976年の航空写真です。
吉田古城からの続きです。
1,案内表示のある辻まで戻る。

右側の竹藪は出郭で周囲に堀跡が見られます。

2,出郭の横を東側へ、道は堀跡と思われる。案内表示に従って左へ。

はじめに本城へ向う、左手に進むと”お姫様の井戸”がある。

3,二の郭内。

竹林は手入れがされ以前と比べると格段に綺麗になっていました。

奥に主郭と手前に空堀、橋が架かる。

4,橋の上から空堀北側を見る。右が主郭、左が二の郭。

主郭虎口。土塁が良く残っています。

5,主郭東側、整備予定のようだ。

南東隅、土塁上には蚕玉(こだま)社が見える。

西側の虎口方向を振り返って見る。

6,南東側下を見下ろす。

南側土塁。

2まで戻り”お姫様の井戸”へ向う。
7,”お姫様の井戸”

以下は、今回見送った南側空堀方面です。
8,二の郭南側の空堀を東へ。

9,主郭下から蚕玉社を見上げる。

主郭東側下の土塁が始まる辺り。

所在地:長野県下伊那郡高森町
現状:耕作地、山林等
遺構:郭、土塁、空堀等
状態:よく残る
表示等:あり
駐車場:吉田古城に同じ
参考文献:
「図解 山城探訪 第七集 下伊那資料編」(宮坂武男著 長野日報社刊)
「信濃の山城と館」(宮坂武男著 戎光祥出版刊)
現状:耕作地、山林等
遺構:郭、土塁、空堀等
状態:よく残る
表示等:あり
駐車場:吉田古城に同じ
参考文献:
「図解 山城探訪 第七集 下伊那資料編」(宮坂武男著 長野日報社刊)
「信濃の山城と館」(宮坂武男著 戎光祥出版刊)