城の記 2.0

気の向くままにふらふらと、
投稿日と記事との時系列は一致していません、あしからず。

船山城 船山編(長野県中川村)

2020年11月27日 | 長野県中川村の城址
船山城跡は町村境にあり城畑部分が松川町、出丸部分が中川村になります。
2016年に訪れた船山城 城畑編(長野県松川町)からの続きです。
今回の船山編は城畑の東端、防獣柵から先の出丸部分です。
この出丸部分に築かれた城が船の形に見えることから船山城と呼ばれたようで、最初に築かれた船山城はこの出丸部分ではと考えられています。

今回は東側下の国道153号線脇から登ってみました。

車を耕作地側(東側)に停めて国道を西側へ横断、標柱と解説板と小道を挟んで絵図と東屋があります。


登城口は分かり難いですが、東屋の裏の斜面を上がって行くようです。
広めの道がこの先の個人宅に入る場所にあるのですが、地権者の了解が得られなかったのか斜面上をプラの足場を頼りに登る細道が造られていました。


竹やぶの上でその広めの道と合流して登って行きます。
途中分岐があります、真っすぐに進むと城畑と出丸の間の堀切に出られたと思います。
今回は左に曲がって登ります。


すぐに堀切が上部に見えます。

この先、道は細く急登となります。
以前は落ち葉が滑りやすく登り難かったのですが、今回はこちらもプラの足場が埋め込まれていて安心して登れました。


登城口から7分ほど、あと一息。


郭内東側。
船山稲荷と標柱、解説板が見えます。

西側先端方向。

それでは稲荷社に参拝してから城畑方向(西側)へと向いましょう。

社は土塁上に建てられていて裏側には、登る途中で見上げた堀切があります。

堀切を越えて稲荷社方向を振り返る。

振り返って見た場所は少し高くなっていてその先も堀切状に少し低い。
そこに2016年には無かった東屋が建てられていました。


東屋を過ぎて進みます。
右側が少し高くなっています、土塁の跡でしょうか。

また堀切が見えてくる。
こちらは深そうです。


堀切底から次の郭へ上がる道らしいものが左右にある、以前は鉄パイプの梯子が取り付けられていたのですが撤去されたようです。
左は滑りそうなので右を上がります。
上がった郭から振り返って見る。

上がった郭はまた笹竹が茂り始めてきたようだ。

笹竹の間を抜けると出丸西端、こちらも土塁上に社が祀られています。

土塁裏、城畑との間の堀切も笹竹と雑草に覆われそうになっていた。

くっつき虫に注意しながら防獣柵まで。
鹿目線で城畑を伺う。

この後来た道を引き返しました。

所在地:長野県上伊那郡中川村南田島
現状:長野県史跡
遺構:郭、堀切等
表示等:あります
駐車場:なし(耕作地方面に路駐余地)
参考文献:「図解 山城探訪 第四集 改訂上伊那資料編」(宮坂武男著 長野日報社刊)




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