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山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと19年目を迎えました。ACL効果でJ1昇格だ!

宮崎選手鮮烈ミドル弾!2試合連続無失点で今季17勝目【FC琉球戦】

2021-10-12 | Weblog
10月9日にホームJITリサイクルインクスタジアムにて行われた2021年明治安田生命J2リーグ第33節FC琉球戦ですが、試合結果は1対0でヴァンフォーレが勝利しました!ヴァンフォーレの得点は前半に挙げた宮崎選手のゴールでした。


◇良かった点◇
この試合良かった点は3つ。まずは相手の攻撃の圧力に屈せず無失点で抑えたことだと思います。対戦相手の琉球はこれまで高い攻撃力を活かして得点を多く挙げて白星を積み重ねてきたクラブで、チームスタイルも好機には果敢に前に出て人数をかけて押し寄せる波のような波状攻撃を行うことを得意としています。そんな攻撃的な相手に対してヴァンフォーレは引いて待ち構えるディフェンススタイルをとるのではなく、DFラインを高めに保ち相手がフィニッシュに繋げる一打を打つ前にアプローチをかけて未然に攻撃を防ごうとするアグレッシブなディフェンススタイルを敢行していました。前に出ていくということは後ろのスペースを突かれることも多くなりリスク管理が難しくなるのですが、そこは3バックの中央に入る新井選手を中心として最終ラインの上げ下げを頻繁に行い、そのラインの調整が今回はタイミングが抜群だったと思います。琉球にとってはトップ下の池田選手を起点としてそこから相手のDFラインの背後を狙おうとしていたと思いますが、ヴァンフォーレはボランチの山田選手が彼に対して厳しくプレスに行くことでその起点を潰し、琉球に思うような攻撃をさせていなかったと思います。前半は相手にこれといった有効な攻撃をされないまま終わっていたので、前に出ていくディフェンスが効果的だったのと新井選手の守備統率&山田選手の中盤の底の位置での精力的なチェイスがとても効いていた試合だったと思いますね。そしてメンデス選手も190cmの長身を活かして空中戦では無類の強さを発揮。ポストプレーでチャンスメークしたい阿部選手に対して完璧に封じ込めていました。同じ3バックを形成する浦上選手も含めて強固な守備組織の構築と激しい当たりができていたと思います。

良かった点2つ目は宮崎選手の覚醒。宮崎選手は8月までは途中出場が続いていましたが、今シーズン初先発となった第28節京都戦で1ゴール1アシストの活躍を残してから試合勘を掴み躍動。積極的に仕掛けていきゴールが見えたら果敢にシュートを狙っていく姿勢をみせることで、自らの伸び伸びとプレーできるリズムを得た気がします。あとは自分がチームの窮地を救わなければいけないという責任感も芽生えていると思います。その気持ちは間違いなくプレー面にも表れており、21歳にして今や活躍が計算できるとても頼もしい存在になっています。前半13分のゴールは相手に囲まれていながら、シュートモーションに入れる僅かなスペースに入り込んで素早く豪快に右足を振り抜きそれが鮮やかにゴール隅に突き刺さります。好調な状態の宮崎選手には絶好調に見えると言われているシュートを打てるスペースが光のスポットのように瞬時に見えていたことでしょうね。そしてもちろん彼のシュート技術は素晴らしいものがありましたが、このシーンでは荒木選手が左側&野澤英選手が右側を走っていて相手の注意を引きつけていたことを忘れてはいけません。彼らの目立たない努力により宮崎選手がシュートを打ちやすい環境を作り出していたことは間違いなく、まさにチームプレーが生んだ先制点だったと思いますね。

良かった点3つ目はウィリアン・リラ選手の積極性。欠場した前節の山形戦は、ブラジルに住むお兄さんが亡くなったことにより帰国できないリラ選手はこの期間に日本にいながら彼と向き合う時間を与えられました。2試合ぶりの復帰となった今回はいつにも増して積極的なプレーを随所に発揮し、ゴールを狙う姿勢を強くみせていきます。前半24分には相手のクリアミスを見逃さず抜け出して左足でシュートを放つもののポストに直撃してゴールならず。その他にもゴールが見えたら迷わず相手DFと勝負してシュートを放つ貪欲さもみせました。この試合リラ選手が放ったシュート数は5本と両チームトップの本数を打つなど、天国にいるお兄さんへの気持ちが伝わるような迫力がありました。琉球の守備陣は圧力をかけてくるリラ選手のことを恐れていたように感じたので、守備へのリスクを考えて1点差を追いかけるために完全に攻撃にシフトすることができなかったと思います。今回は得点は挙げられなかったものの、フル出場を果たした彼の存在感は抜群だったと思います。


◇気になった点◇
この試合で気になった点は終盤の攻守の切り替え。前半ほとんどの攻撃を抑えられうまくいかなかった琉球は、後半開始の段階で阿部選手と上里選手を諦めて清水選手と中川選手を投入。また後半の中程には長身の上原選手や赤嶺選手を使うなど、次々と攻撃的な選手を起用してきました。その影響もあって少しずつ試合の流れが変わっていき、琉球がボールを持つ時間が増えていきます。好機を作る場面が多くなっていくなかでヴァンフォーレは守備にまわる機会も増えていきますが、特に終盤の時間帯で攻撃から守備への攻守の切り替えが遅くなって縦への早い展開から相手に攻め込まれる場面もありました。また後ろに人数が揃っていても待ち構えていたためにパスを出したキッカーと競り合う相手に適切にプレッシャーに行けないためにプレー精度を落とせず、ハイボールを繋げられてあわやのシーンを作られヒヤリとすることも。後半アディショナルタイムのシーンでは飛び出したGK河田選手がジャンプしながらボールを足で当てるファインセーブで難を逃れたため助かったのですが、それがなかったらと思うとゾッとするシーンでしたね。ロングボール1本で決定的なピンチを迎えると非常にもったいないので、最後まで続ける高い集中力をもっとみせてほしいですね。


…この勝利により今シーズンのヴァンフォーレの成績は、17勝9分け7敗の勝ち点60で順位は5位と前節と変わらず。今節は上位陣が軒並み勝利を収めて勝ち点3を獲得しているため昇格圏内のクラブとの差を縮められませんでした。しかしヴァンフォーレも一緒に白星を記録したことで引き続き争いについていくことができています。昇格の目標を達成するためには今の立場ではもう勝ち続けなければいけないので、一戦一戦最大級の集中力をみせて連勝を記録していきましょう!



【公式】ハイライト:ヴァンフォーレ甲府vsFC琉球 明治安田生命J2リーグ 第33節 2021/10/9





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