『らくだばオーナー』井之口らくだ。の笑いと感動日記

2009年2月25日念願の夢叶って『関西酒場らくだば』を開店。その日々、経験する笑いと感動を日記にしてご紹介。

ラクダの雪合戦【その4】

2006-03-06 | Weblog
見えますか?
左奥の歓喜の舞い。

手前のヒト誰だよ。
背中アップだよ・・・。
大切な瞬間なのにラクダ、消えかけてんじゃん。
でも、リアリティ感じますよね。
慌てて撮影したってのが伝わりますよね。
だって私たちの喜びは一瞬にして訪れたのですから。

私たちの試合中の撮影は、バックステッパートミ子さんが
すべてしてくれました。
本当にありがとうございました。
「最高の、撮れたよ」
彼女はそういってカメラを返してくれた。
カメラケースも一緒に渡してたのに、それは返してくれなかった。
あんなのをパクってどうしようと思ったのだろうか。
私も私で、ケースまで一緒に預けたことを忘れていて、
どこかで落としてしまったと、コート中、ウロウロしていた。
あとから、ノコノコと「これ、返すの忘れてた」と返してきた。
彼女とは歯車が噛みあわない・・・。

そんなことはどうでもよくて
なぜ、歓喜の舞いが訪れたのか。

それは、【その5】で、説明しよう。

                                                                 





らくだの雪合戦【その3】

2006-03-06 | Weblog
『奇跡のバックステップ』の後遺症が止まないまま、
私たちの試合がやってきた。

いよいよだ。
さぁ、『チームラクダ天国』、勝敗の行方は?

ドキドキ。
相手チーム名は『ダークホース』。
え?大穴?
見るからに、スキなんて一切なさそうだぞ・・・。

整列する。
7対7、並ぶ。
トドさんが聞いた。
「何回、出場してますか?」
「4回です」
渇いた返事が返ってきた。

「あ、うちら、5回目です」
ラクダ、ウソついてやった。

きっと、そのラクダの一言で彼らの闘争心に火がついたと思う。

始まった。
次々と、チームラク天、撃ち殺されていく。
リーダー、ウッキー、突撃むなしく、撃たれていく。
当然、ラクダもすぐに撃ち殺される。
トドだけ、残った。

無意味。

標的のデカいトドは、頑張りむなしく、砕け散った。
まるで、彼の恋の花が散るように、儚く儚く、散った。
トドはスローモーションに倒れていった・・・
・・・そんなキレイなシーンじゃねーよ。

ラク天、惨敗。
しかも、相手をひとりも倒せず、散々な結果。
殺人雪合戦の洗礼をいきなり浴びた。

オレたち、一度でも勝てるのか・・・?
またまた、不安がよぎる。

トドだけ、
「オレは最後まで残った、残った」
ひとり陽気である。

あぁ、そうさ、オマエはずっと50歳まで独身だ。
「オレは最後まで残った、残った」
ずっと、彼女できないまま、そういってなさい、ザ・独身バカくん。


                                   






らくだの雪合戦【その2】

2006-03-06 | Weblog
競技に入る前に紹介しておきたいヒトがいます。

左側のヒトが、ミスター切ない2号さんで
右側のヒトが、今回、『スポーツ雪合戦』を紹介してくれた女性です。

彼女は雪合戦常連です。
「ラクダも、やらない?ハマルよ?」

ヒト殺しってハマルのか?
私は疑問に思いましたが、その話しにノッテみました。
「よし、いこう!やろう!」ここのやろうは「殺ろう」の「やろう」です。

その彼女、やってくれました。
ベストパフォーマンス。

試合は6チーム総当たりの5回戦あります。
私たちの試合は3部中、第2部。
彼女たちは1部だったので、まず観戦させていただきました。

試合が始まりました。
チームトミ子は、攻めていました。
お、いい感じ、いい感じ。
さすが、戦い慣れてる。

トドさんとやるな!このチーム、っていってました。
相手チームがバタバタ、ヒトが倒れていきました。

あとは全滅させるか、旗を取るだけです。

旗のまわりがガラガラでした。
いわゆる、ノーマーク。

そこへ駆け込む、女性がひとり、キラン
そう、我らがトミ子だ。
トミ子が走ってくる。

お、いける!
いけるぞ、トミ子。
そのチームの勝利を誰もが確信した瞬間。

彼女は止まった・・・。
なぜ・・・。

そして、両手を胸の前あたりで振り出した。
なんなんだ、あのポーズ・・・。
なんのマネだ・・・。

誰にPRしてるんだ、あのポーズ。
なにが、いやいや、ダメダメ、なんだ。
オマエ、500円もってるか?
いや、もってないです、もってないです、
まるでカツアゲされてる中学生のような、あの手の動き。

なんなんだ・・・、一体。

そして、彼女は手をフリフリさせながら
後ろへ下がった。
見事なまでのバックステップだ。

もう、旗はそこまで来てるのに、なぜか、動きを止めた。
さらに、バックステップして、旗とキョリを置く。

なんなんだ、奇妙すぎる、奇妙すぎるよ、トミ子さん。

オレたち、チームラク天、爆笑。
トドさんなんて、体を前に出しながら、突っ込んでました。
おい!なんでだよ、なんでいかないんだよ!って。

そして、別のヒトが、相手の旗を取った。
そして、勝った。
おめでとう。

でもね、その勝利よりも、あの『奇跡のバックステップ』のほうが
オレたち、印象に残ってるよ。
一生、忘れない。
運が悪かったね。
オレたちに見られたってことは
来年も再来年もその翌年も、ずっと雪合戦に参加するたび、あのマネするよ。
いや、これから、普段の生活から、使わせてもらおうと思う。
『奇跡のバックステップ』。
でも、謎だ、謎すぎだ、あの動き。

彼女いわく、
「私、ポジションがバックスだったから前へいっちゃいけないんだと思った」
だって。

バックスはコート内、自由に動き回れる。
初めての私だって、前日の深夜に聞いて知っている。

オメー、この競技、3年目じゃねーのかい?
今さら、ルール、知らねーっていうのかい?
知らずに2年間、よ絶えましたね。

そんな彼女に、紹介された、雪合戦。
不安が不安を呼ぶ、雪合戦。

彼女たちの5戦が終わった。
2勝3敗。
あと、ひとつ勝てば、準決勝に進めたらしい。

準決勝へは、リーグ1位にならないと進めない。
ホントに、惜しい結果だ。

でも、彼女は教えてくれた。
勝敗よりも、楽しむこと。

彼女は、自分も楽しみ、まわりまで楽しませてくれた。
これこそが、雪合戦の醍醐味である。
そう、教えてくれた。
彼女は本当にエンターテイナーだ。
ココロから尊敬する。

・・・わけねーよ。

                                 







らくだの雪合戦【その1】

2006-03-06 | Weblog
3月5日(日)8時30分。

長野県菅平にて、スポーツ雪合戦の開幕式が始まりました。

『スポーツ雪合戦』ってなんじゃらホイ?

らくだ的に説明しましょう。
スポーツ雪合戦とは、別名、殺人雪合戦。
相手に雪球を好きなだけ投げ続ける競技。
なぜ殺人か。
雪球が硬球に近いぐらい硬いから。
あんなの当たったら、ホント死んでしまう。
痛いのってもんじゃない。
でも、みんな相手陣地の旗を取りに、突撃する。
やみくもに突撃すると、当然、硬球が飛んでくる。
突撃して、顔面に硬球をくらって
へらへら笑って、コートからでるヒトたち。
あいつら、おかしいぞ。

ルールは簡単。
7対7のサバイバル。
相手を全滅させるか、相手陣地の旗をとるか。
通っぽくいうと、相手を皆殺しにするか、相手のタマをとるか。

っていうか、ケンカとか争いとか紛争とか、ラクダ、苦手なんですけど・・・。
でも、参加したからには、相手のタマ、とるしかない。
ラクダ、メラメラ燃えてきた。

『チーム ラクダ天国』いざ、出陣!

メンバー:もういうの面倒くさいけど
いつものリーダー(今回は大仏)、軽快爽快ウッキー店長、トドさん、
おKちゃん、蕁麻疹だらけのドヤ店長、ふわふわユウコリン
と、チーム名を貸した、名誉会長こと、私、らくだの計7名。

さぁ、ガンバルぞの前に・・・

まずは、球を作らないといけない。
その図が写真です。
結構大変。
なんてったって、相手を殺さないといけないから
ヤワな球作ってる場合じゃない。
ガチゴチに凍らせて固めないといけない。
殺さないと殺される。
そんな恐怖心を抱きながら、必死に雪球を作るオレたち。

まさに、サバイバル雪合戦だ。
オレたち、生き残れるのか・・・。