『らくだばオーナー』井之口らくだ。の笑いと感動日記

2009年2月25日念願の夢叶って『関西酒場らくだば』を開店。その日々、経験する笑いと感動を日記にしてご紹介。

店長手っ帳

2006-03-23 | Weblog
昔昔、ササビーの手帳を使っていました。
毎日、持ち歩いていました。

なんでもかんでも、そこに書いていました。
昨日のこと、今日のこと、未来のこと。
昨日抱いたオンナ、今日抱いたオンナ、明日抱くオンナ。
・・・書いてねーよ。
ちっちゃい袋がついていて、なんでもかんでも、メモしたことを
そこに詰めていました。
自分自身薄っぺらい人間だったので、そのメモした言葉ひとつひとつで
薄い自分に肉付けをてしていたのでしょう。
(今でも相変わらず、ウスっぺら男ですけど。。。)

ある日、その手帳をどこかに置き忘れてしまいました。
どこに置き忘れたのかわかりません。
結局、長年使っていた手帳は私の手に二度と戻りませんでした。
別れなんてそんなもんです。
一瞬、ちょっとしたマヌケな行動で、大切なものを失うってこと、
よくある話です。

ちょうど、10年ぐらい前です。
赤裸々なラクダ手帳、なに書いてたんだろーなー。
誰か、見つけたら、連絡ください。
・・・もう、でてこねーよ。
往生際の悪さは、らくだ、天下一品です。
イツカ、きっとでてくるだろう。
でてきて欲しいな。
・・・だから、でてこねーよ。

それ以来、手帳を持ち歩かなくなってしまいました。
相当、ショックだったんだと思います。
当時ってまだ、そんなにPCって普及してなかったし、携帯とかメールって
もっとあとになってから使ってたよーな。

だから「住所録」ってとても重要だった気がします。
今では、アドゥレスってやつですか。
あの手書きの住所録、味があってよかったなー。
結構、本人に書いてもらったりしてました。
本人の直筆、ってなんかいいですよねー。
ちょっと、気になるヒトに書いてもらったりする瞬間なんて
ドキがムネムネしましたよねー。

今では手紙さえ、パソコン文字の時代です。
住所とか電話番号とか携帯に入ってる時代です。
よく考えれば、ヒトの文字に触れる機会ってかなり減りましたね。
もともと、自分は手紙好きだったので、今でも抵抗なくじゃんじゃん
書けますが、これからの世の中、手紙がなくなったらどうしましょー。
たまに汚いメモ書きにかかれたお手紙と呼べないような落書きとか
もらうと嬉しかったりします。下手な絵とか描かれてると尚、素敵です。
間違った文字をぐちゃぐちゃ消して、ゲジゲジ虫になってるのなんて
手紙の醍醐味です。

あーいーなー、手紙って。
みんな、手紙を書こう!

・・・とか、手帳と関係なくなってるし。
全然、話変わってるし。
店長店長手っ帳!

はいはい、そういうわけで、私は手帳はもたない主義だったのですが
さすがにビズネスマンとして、手帳をもたないのはよくないと思ったので
昨年の5月ごろから、薄っぺらいビズネス手帳をもっています。
背広の内ポケッツから、忙しそうに、ん~、次、いつ空いてるかな~と
スケジュール管理する姿に憧れ、ちゃんと今では失くさず持ち歩いています。

でも、昨年はほとんど真っ白。
全然、友達いない。
とかじゃなくて、、、
全然使っていなかった。
使わないと意味がないので、今年に入ってなんでもかんでも書こうと思い、
3月なんて、意味もなく、ほとんどの日になにがし用事が入ってるフリをしたり
忙しいフリをしたり、あ~やだやだ、なんて贅沢なことをいったりしています。

でもなにげに最近、本当にいろいろ忙しかったりします。
だから、手帳に「真っ白な一日」があると、とても嬉しかったりします。
昔はなにもない日はとても不安でしたが
今は、なにもない日が有難い。自分の時間がもてる。なんでもできる。

ウキウキ。

今では、田崎真也とのツーショット写真が貼ってあるラクダ手帳。
もう失くさない。
絶対、失くさない。

店長手っ帳、絶対、失くさない。
もし酔っ払って落としたら、住所書いておくんで
誰か送ってください。
でも、星の数ほど抱いた女性のこと、ナイショね。

・・・書いてねーよ。