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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

引火性のペインティング・オイルの捨て方

2021-07-06 22:48:07 | 日記

   子どもが油絵を描いてた時に使った溶き油「PAINTING OIL」を捨てたいのだけれど、「引火性あり」と書いてあって、捨てるに捨てられない~と困って相談してきました。布や紙に染みこませて放置すると発火の危険性があると書いてあって、ちょっとビビリます。

   ラベルに赤字で「廃棄の際は~」の言葉に続いて説明があったのですが、短文で意味不明なことが書いてあって不安になり、ネットで調べてみました。知恵袋とか、いろいろなのが出てきましたが、なるほどと納得できるのがなく、考えていても仕方がないと、製造元のHPの問い合わせ先に、(貴社の製品の廃棄の際は~の説明では捨て方が分からない)とメールを出しました。

   すると、翌日の昼には返事が来て、謝罪とともに「長文ではありますが、・・・」と丁寧な廃棄方法が説明されてきました。それだけではありません。「急いで商品ページにその説明を追加しました」とありました。見てみると~

    

    [処分方法]という項目が作られ、クリックすると、      

 
     と、至れり尽くせりの説明がされていました。これなら、納得でしたっ!!!
     今、何かを製造する企業にはその廃棄に至るまで製造責任が及ぶ時代になってきたのです(拡大生産者責任)。代表的な事例としては、容器包装リサイクル法(1995)、家電リサイクル法(1998)、自動車リサイクル法(2002)、資源有効利用促進法(1991)などがあげられますが、最後まで製造者が責任を負うことで、環境にやさしい製品作りにつながる。製造責任を企業が考える時代への転換、大事だったと思います。そうそう、企業には、製造過程での「CO2排出ゼロ」への挑戦も頑張っていってほしいですね。
     
     実は、私は藪内佐斗司さんを始めとして彫刻を見るのが好きです。でも、藪内さんのは結構どこでもきれいにメンテナンスされていますが、公園など屋外に設置された彫刻の多くはメンテナンスに予算が十分に割かれておらず、酸性雨や鳥の糞尿や経年の劣化で、写真を撮るのに忍びないような姿になっています。作者がみたらどんな思いがするかと、心が痛みます。
 
     物は、放っておいて、永遠に同じ形で存在し続けられるものではない。彫刻にかぎらず、道路でも水道管でもメンテナンスは不可欠です。その費用を設置時に十分考えないで設置するのは、「片手落ち」と言わざるをえません。
   
     地震国日本に、原発を日本全国に54基 も作り、その放射能廃棄物の行く先も、その廃炉計画も十分考えていなかった。それどころか、大地震に対する危険喚起がなされたのを、「もう少し調査検討して~」と先延ばしした結果が福島原発事故(2011年3月11日)です。すぐに対策に入っていたら、大地震があっても、原発事故は避けられたとも言われています。人災です!
 
     消費者である私たちも、コンセントの向こう側に、危険と背中合わせの原発建設で電気を供給していた事実に無知すぎた。
     当たり前に電気を使う生活に慣れきってしまっていた。
 
     今、私はささやかながら、再生可能エネルギーを使う生活クラブ電気を使い、ソーラーライトを導入して、昼に外で太陽で充電したものを夕方に取り込んで、廊下やトイレ、玄関などでは通った時に電気でまかなっている。
     確かに、今のような梅雨の時期は大変だが、自動でつく節電方式で使えば、廊下やトイレ、玄関に自分がいない時に無駄な電気を使っていたバカバカしさに気づく。ひとりでも多くの人が、節電や、ソーラー、自然再生エネルギーに興味をもって、今の幸せだけでなく、後々も汚染物質を残すことのない、処分までも考えた日々の生活を送っていきたいと思う。
 
     油絵の油の処理から、だいぶ話が大きくなってしまったが、一人一人が自分の身近なひとつひとつの行為で、水や、電気や、食べ物・・・を大事にしていく。使ったものをしっかり無駄や危険のないように処分していくことを努力すれば、地球はまだまだ人間の住処であり続けられるかもしれない。 グレタちゃんや若い人の未来のために、頑張りましょう。
 
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