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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

福島「俺たちの伝承館」建設中!

2023-05-07 10:26:50 | 知ろう福島のこと

   チェルノブイリ&福島原発の写真を撮り続け、全国巡回写真展で巡りつづけている写真家中筋純さん。このブログでも「知ろう福島のこと」では、メイン登場しているので、もうお馴染みになっていますが、実は、福島でどでかいことを始めています。福島で、福島原発事故を伝え続けるための本拠地として「俺たちの伝承館」の建設を始めましたっ~~~!!!!!

   最初に、伝承館の胎動がはじまり、動き出したのはこの今、建設が始っている物件との出会いから?

   福島県小高の方の大きな協力から。 「おれたちの伝承館」 なんだか動きそうな気がしてきた  の言葉。

   (下記からは、みな中筋純さんのFaceBookからの転載なので、読める方は、直接ココでも、下の写真でもクリックして本人のサイトからみて下さいね。こちらは、そのFacebook

  から、抜粋してお届けしています)

    

        

「おれたちの伝承館_2」 2023-2-6
奇しくも原発事故を「核災」と名付けた、詩人、故・若松丈太郎さんゆかりの地、南相馬で新しいプロジェクトができることになった。
「核」といえば私たちも含め地球に生を授かった生き物にとって「太陽」という「核」エネルギーとは切ってもきれないのはご存知の通り。その核という存在が牙を剝いた二律背反を我々はどう受け止めるのか?
おれたちの伝承館の敷地は3月11日に写真のように太陽が姿を現わすだろう。
日の出は5時54分だ。
若松さんに見て欲しかった、、でも若松さんはきっと見に来てくれていると思っている。
    
  
     * グランドスペースもあるようで、上の地図の赤い直線のちょうど真ん中、黄緑の小さな矢印が、伝承館の場所のようです。それで、太陽が正面に来る感じ?
    そして、ちょっと途中省略ありますが、上の3月11日の太陽の朝日の昇るイメージが下のように、絵になっていました。
 
「おれたちの伝承館_12」          2023-3-1
東に広〜く抜ける敷地のイメージ図を作成。
木製パレットの廃棄物をもらってきて低めのステージを作ろう! それを囲むように東は海、南は原発をイメージした壁画。倉庫&工房シャッターやコンテナもラッピングしてしまおうか、、。バラスが敷かれた土地は、次々と現れるこの地の「更地」をイメージした作品になるかも、、
そして311には朝日が昇る、、。
妄想はレイヤーしてそれらを統合した時に現実になる。   
 
  
     
        実はこの土地については、この後で、こんな記事もありました。 

「久しぶりの おれたちの伝承館_15」   2023-3-16

箱をお借りしたのは、小高はもとより浪江、双葉でプロパンガス会社をやっていた浅野設備さん。

今は作業場兼倉庫がポツンと残っていて、まるでバクダットカフェのような雰囲気なのだが、2013年のストリートビューには手前にも建物がびっちり。奥の倉庫は屋根がちょっと見えるくらいなのだ。
箱そのものが被災地が歩んだ歴史とも言える。
まさに「更地のうた」だ。
 
    
 
   

  *復興、復興と言って、どんどん建物が増えているかと言って、逆に建物が今撤去するなら補助金が出るとか、いろいろな圧力あって?建物がなくなって、上の写真のように、スカスカになってしまっているところがあるのが復興だったりするようです。

    例えば、これは余談ですが、中筋さんの写真展や写真集の浪江町のストリートビュー写真で、震災後の変化を経年で同じ場所で記録されたものを比べてみせることが多いのですが・・・

    (続いている長い写真を2枚にして撮っているので、重なり部分が重複しています)

 

   普通の「復興」では、どんどん建物やひとの動きが活気づいて賑やかになるのに、この商店街では、反対に櫛の歯が欠けていくように、家がなくなっているのがわかります。

   「伝承館」も同じで、人の行き交う道にあって、トラックや家で見えなかった倉庫が、寂しくそびえ立つように見えるようになったのです。

   さて、その倉庫を「俺たちの伝承館」にする作業がどんどん進んでいます。まずは、チラシができあがっていました。(ちょっと順番が、本来ならもう少し前ですが・・・)

   

      この「おれたちの伝承館」の文字を書いたのは、福島出身の書家の方で、それについては、下記のような説明がありました。迫力ある素晴らしい字ですね。

「おれたちの伝承館_5」      2023-2-19
かつて写真展のタイトルバックの題字を書いていただいた、福島出身の書家・真藍女史におれたちの伝承館のロゴ題字を描いていただく。
文字を見ておれも喋りたくなったぁ!!な感じで!お願いしますという、抽象的な要望に見事応えていただきました。
筆文字はイラレで作れる時代なんだけど、書家が送り込んでくれる波動が滲み出る本物の筆文字はエネルギーをビシビシ感じます。
藍ちゃん、どうもありがとうね!

      ほんとうに、中筋さんの回りには、人がどんどん集まってきて、この上のチラシは「伝承館」への力添えをお願いしているチラシですが、募金先になっている「もやい展実行委員会」は・・・と、ここで説明を書こうと思ったら、こんな凄いサイトを立ち上げていました。

ココからみて下さい。こんどの「伝承館」についても、「もやい展」についても、すべて分かります。

      せっかく、ここまで書いてきたので、facebookからの抜粋も、上にそのままに残しておきますが、ここまで読んで頂いて、もっと「俺たちの伝承館」のことを知りたいという方、「もやい展」とは何と疑問に思った方は、是非「もやい展」→「おれたちの伝承館」と新たな展開を見せている中筋さんの活躍を追って、是非応援して下さい。

          <画像クリックでも「もやい実行委員会」サイトにいけます>

  

     

 オマケ) そして、うっかり中筋さんが「SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞」(SDGs岩佐賞)を受賞したのはFacebookで知っていたのですが、受賞について、朝日新聞が下記のように大きく新聞紙上ではなくて「SDGs ACTION」というサイトでこの受賞者について紹介しているのにも、今気づきました。

      中筋さんが紹介されているのをみつけました!!!公的に、中筋さんの活動が評価されていること、ともてうれしいですね。  

 

【芸術の部】福島原発事故の災禍をアートで伝える、問いかける もやい展実行委員会

 

 

     ↑ かっこいい、中筋さんの写真もでているので、是非こちらもみてあげて下さい。

 

    


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