1番ツバメ、新入生、新社会人に溢れた1日

　　今年度から、水曜日の勤務時間が短くなり、午後1時から開始になりました。
　　天気が良くて、朝はのんびり庭いじり。ピアノを弾いて、早お昼を食べて。
　　それから、出勤。

　　自転車で駅に向かうと、前を素早く横切る黒いタキシードに聞き慣れた声。　
　　「1番ツバメだ！お～い、南の国から帰ってきたの？お帰り」

　　私の声を聞く暇ないといった感じで、素早くクリーニング屋の軒先に入っていきました。
　　「わ～い、春だなぁ」

　　気温だけでなく、こちらの心の温度も上がったように感じられました。

　　そして、電車に乗ると、いつもと乗っている人も違い、化粧をしているお姉さんもいません。
　　座席もゆったり、何だかのんびりした雰囲気です。

　　乗り換えて、（これは、総武快速もいつも以上にすきすきでしょう）と楽勝気分で乗り込んだ電車。

　　あれ？？？予想外にも、立っている人がいっぱい。
　　なぜ？

　　立っている人の印象が、紺色、白、なんだか神妙な服に身を包みながらも、笑みが溢れてピカピカした子供や大人ばかり。

　　「新入学、新社会人！」

　　ちょうど、入学式を終えて電車に乗ってくる時間にかち合ったようです。
　　初めての友達と、なんか初々しい感じでの会話が弾みます。

　　エスカレーターを紺色のスーツ姿の男女の集団が、入社した会社の説明会か研修にいくのでしょうか。並んで1列になって降りて行きます。

　　千葉の駅を降りて仕事場へ歩いていくと、今度は日本語学校の前にもピカピカの外国人の新入生がたくさん集まっていました。
　　どうやら、自転車の置き場所などを先輩や先生に教えられているようです。
　　好奇心に満ち溢れた若者と、ふと目があいました。新しいものをみつめる希望に燃えた目でした。

　　何か、今日はそんな目にいっぱい出会ったように思えました。キラキラ輝く目。
　　
　　新年度でも、いつもと変わらぬ目をしていた私も、彼らのお蔭で少しシャキとしたかな（笑）
　　フレッシュマンたち、頑張れっ！

　　春が眩しい1日でした。
　　新しいあなただけでなく、古い「いつものあなた」も春ですよ～。
　　フレッシュに生まれ変わって頑張りましょう（笑）