今回は7月20日以来の3週間ぶりのピアノのレッスン。2週間おきより練習期間はあるが、中だるみや思い込んで間違って弾いてしまうと、それが指に馴れてしまうのが怖い。
さて、今回の練習曲代わりの最初の曲は藤井英一さんの教本”Jazz Standard Special 2”から "Smork Gets In your Eyes" 。Smorkといったら煙草の煙と思ったら、解説によると恋の燃え尽きた炎の名残の想い?という感じのようです。ピアノの譜に歌詞がないので分かりませんが・・・。
いつも欲張りで、下手ながら最後まで練習してはどのフレーズもイマイチとなって敗退してきた私。今回は謙虚に2ページちょっとで1回ストップ。そこまでを繰り返し練習してみました。この曲、藤井さんのお陰でいい曲がさらにいい雰囲気。弾いていても気持ちよかったですが、お披露目はそうはいかず、つっかえ数カ所あり残念な結果に。でも、藤井先生のアレンジのよさは伝わったようで、この曲はいい感じでしたねぇ~と先生。2回目をチャレンジ。先生は、その先に興味があるようで、「このあと大変そうですね。長いですね。なかなか最初のテーマにもどらないんだなぁ~」とか藤井先生のお仕事を頭の中で音を鳴らして追っているようでした。
次回は、さらに先の至難部分に突入。細切れにまた地道にチャレンジすることに。
2曲目は、前回、オリジナル曲”The Color of Love"のアドリブを先生に模範演奏と共に教えていただいたのを弾きました。でも、先生が、「アドリブ部分を何回か弾いたら、、D.C.(ダルセーニョ)で,ここに戻って」と、戻った後は模範演奏がなかったところが、くせ者で、アドリブを弾いて、D.C.(ダルセーニョ)で戻ると、違和感があって・・・CDの演奏を聴くと、どうもこの、D.C.(ダルセーニョ)で戻ったあとも、アドリブになっていたのを少し真似て自作でアドリブをすべて譜に落として弾いて練習。それをお披露目すると、「いいんじゃないですかぁ~」という「(私なら)ここ位でいいでしょう」風の合格がでて、終了。やや、自分では不満もありながら、DCのあとは、このD#を効かせた曲調の雰囲気が変わるのがミソ。それは出ているようだったので、いいかな?
3曲目は、”The Gate to Utopia"。前回、先生が最初の民族音楽風のところだけでいいのでは、といっていたのを、最後まで弾いて、先生がどこか違う、拍子が違ってないかなぁ????と頭にハテナマークいっぱいになって。「僕のオリジナル楽譜ありますか?それみないと何とも」とおっしゃって、私の楽譜からだと、「う~ん」今のだと・・・ということになり、オリジナル楽譜も持ち込んで、再度弾いてみました。
すると、「何だか、途中からめちゃくちゃになってましたよ。3カウントちゃんとしてくださいよ」と先生。8番の所から弾き直しに。弾き直すと、先生の3カウントの手拍子に狂いまくりで音がいれられなくなった私。「ほら、4カウントになぜかなってたんですよね。それはそれで、おもしろかったけど」と先生。次は、譜面通りにきっちりメトロノームか左手の音をうるさくてもちょっといれて、狂いを修正することに。
あらあら、大失敗でした。
そして、案外、ここまであっさりと次々「よくはないが、あっさり終了」か、「大敗退で、あっさり終了」であっけなく終わってしまい。先生が、(まだありますか?)と水を向けてくださって、私が取り出したのが、先生の代表作"Crescent Moon"。コード譜でなく、しっかり譜面にしていただいてあったので、弾き方を一部のみ弾いて下さったけれど、模範演奏をしていただくことなく終了していた曲でした。今回は、全体の弾き方を知りたいのでアドリブもどうやってつけたのかも含めて教えていただくことに。
そして、模範演奏!!!!7分近い演奏を、CDとはまた違う感じのフリルがいっぱいついた華やかなスカートのような仕上がりの演奏でアドリブもたっぷりで演奏してくださったのを録画させてもらいました。贅沢!
かくして、大失敗もありましたが、最後に先生の生演奏をたっぷりと間近で聞かせていただく贅沢なレッスンでした。お月様が私に繋いでくれた先生との、この時間が私の人生での1番の癒やしの時間です。
頑張って日々を送っているご褒美。満たされました。