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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

金星の登場と上弦の月、きれいに並んだ月と惑星たち!

2019-11-04 19:36:14 | 惑星・天体ニュース

   今日は天気もよく、これは月が早く見えてきそうだなぁ~と思って空を眺めていました。

   私が月を見つけたのは、14:47.まだ上に昇っていこうとしているお月様でした。

        

    そして、今日はこれだけ天気が良いので暗くなるのを待って惑星たちを見に行きましたよ~。久しぶりの登場の金星もみられるかも~。結構、日没後は冷え込んでいました。ダウンのオーバーを出して来ていきましたよ(笑)

         

      そうでした、昨夜は結構 雨がたくさん降って、いつもの西に開けた駐車場の入り口はこんな具合。水たまりに夕焼け空が写ってきれいでした。目を凝らしましたが、金星は正面にはいない様子。水たまりを避けながら、奥へと進みます。

        

       19:23にちょうど半月になる上弦の月。もうほどんど半分って様子でしたね。そして、まずは沈む前の金星を探します。木星が見えてきたので、月、木星を線でつないで、それをのばしてぇ・・・このあたりの地平線近くかな?と検討をつけた所を探します。木に邪魔されて金星が埋もれていないかに気を付けながら場所を選びつつ歩いて行くと、予想より西寄りの低い空に、「金星、みつけっ!!!」

        

      予想外に簡単に見つかりました!!! 明るいです。さすがに「宵の明星」と呼ばれるだけの明るさ。ヴィーナスと言われるだけあって美しいですね。暫くうっとりと眺めてしまいました。さて、木星と金星は 今どちらが明るいかな?では、木星と比べてみますよ。

          

        右下の時間の「24」の右上直ぐにピカリッと見えるのが金星です。木の上の高いところのが木星。地平線の太陽の影響がなければ金星の方が明るそうですが、見た目は木星が今は見つけやすいです。この金星は太陽を追いかけて、7:55には沈んでしまいました。

        さて、木星に遅れて左上にいるのは土星でしたが、今日は写ってくれるかな? 月も一緒に入れて太陽系の惑星家族と半月の写真を撮ってみました。皆いっぺんに写してみたのですが、どうでしょう? 月と3つの惑星みつけられそうですか?

      

      木星と月しか見えませんか?下のように見えているのですが、ちょっと難しいかな???

    

      

      でも、こうやって並べてみると、月と惑星たちがひとつの同じ弧のような線に乗っているように思えませんか?そうなんです!彼らは広い夜空の中でも、わざわざ似たような道を選んで動いているみたいなんです。

      なぜ仲良く惑星と月が同じ道に並ぶのか、疑問に思った方は国立天文台のココをみると、疑問が解けるでしょうか?覗いてみて下さいね。さて、この土星と木星は外惑星なので動きが激しくないので、これから今いる星座と共にやがて沈む時間を早めて行き高度を日々下げていきます。ところが、金星はというと・・・何とこれからは、どんどん土星や木星とは反対に高度を上げて来るんです!

      不思議ですよね。来年の春までは高く高く昇って行くんですよ。じゃあ、金星が昇って、木星が降りてくるならどこかでぶつかっちゃう???大丈夫ですよ。こんな具合で接近します。

      

      まずは、上の図で、土星と木星の矢印と金星の矢印が反対に向いているのを確認してください!!!金星は、木星のそばを通過したあとは土星にも12月9日~13日*と近づいて、その後さらに高い空を目指して高度をあげていきます。

      そして、木星と土星は早く沈むようになり、やがて見られなくなってきます。今は「夕方の空の主役の交代の時期」なんですよ。面白いでしょ。

      似たような狭い場所を一緒の方向やあべこべの方向に行ったり来たりするから、月と惑星も 惑星同士もよく接近しては離れて~ということになるのです。その姿はまるで、月や惑星たちがパートナーをかえながらダンスを踊っているように見えます。観ていると楽しいですよぉ~。

      恒星は、惑星のようにこんな風に互いに入れ違ってみたり、違う方向に進んでみたりなんてしませんよ。お行儀のよい子どもたちみたいに、一緒にそろって季節に添って動いて行きます。だから、昔の人は、普通の星とは違う変わった動きのこの星たちを別の名前で呼んで区別しました、「遊び星」とか「惑わす星=惑星」とか。だって、彼らは本当に自由に空で遊んでいるみたいにみえますから。

      金星がその惑星の中でも動きが変わっているのは(水星もそうなのですが)「内惑星」だからです。地球より太陽に近い軌道を回っているので太陽にまとわりつくような変わった動きをするのです。木星や土星や今は見られない火星は軌道が地球より外側の惑星は「外惑星」と言います。

     *金星と土星の接近の様子については、国立天文台のココから確かめてみましょう。

               本当は、水星も金星の下にいたのですが、水星はなかなか小さくて太陽に近いので見つけづらいです。双眼鏡や、いいカメラで撮らないとなかなか姿をとらえられません。水星がもっと明るければもっと賑やかで楽しい風景になっていたでしょうね。

     でも、肉眼でみられる明るい金星が、木星と土星に相次いで接近する姿がみられるので、十分楽しみです!どうか、天気に恵まれますように。

     


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2 コメント

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Unknown (ブドリ)
2019-11-04 22:56:13
地平近くまで晴れていて、金星まで見られたんですね。おめでとうございます。
こちらは西の低い空は明るいうちは雲が広がっていました。
南中の時刻(17:45)頃に確認しようと思っていたのですが、夕方にいろいろあってすっかり忘れてしまいました。
これから日に日に見やすくなってくるので楽しみですね。
Unknown (felizmundo)
2019-11-04 23:09:37
>ブドリさん
  ブドリさんの写真を見て、もう見られるんだ~と分かり、今日は天気も良かったので頑張りました。ホントにきれいにもう見えるのでビックリでした!これから寒くなるけれど、天気が安定してきて、天体観測が楽しい時期に入りますね。

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