「弾ける! JAZZ STANDARD 30」。ほとんど弾いてしまったのですが、最後に残してあった、藤井英一さんアレンジの「いつか王子様が」をやってみようかと、ちょっと練習してみたのですが、長い、長~~~~い(苦笑) 練習していると途中で、中だるみ。曲にならなくなってきてしまう。アドリブが私が弾くと変化が表現できなくて、つまらない曲になってしまう。さんざ練習してみましたが、諦めました。
その後、最近amazonで大人買いした藤井英一さんのアレンジの本が次々届き、いくつか遊んでみたり~と、次にどの曲を弾くか迷いました。あちこち浮気して練習しながら、結局今回のレッスンのためにまともに練習したのは、藤井英一のピアノで弾く”ジャズ・スタンダード”(名曲の紹介とピアノ・アレンジ)からの1曲。最後1週間弱で練習した”Over The Rainbow"。アドリブの速く弾くところがやや字余りになったりもしましたが、それなりに雰囲気はでるようになりました。
お披露目。つっかえたり、あまり良い出来ではありませんでしたが、先生は「まあ、間違わずにちゃんと弾けていましたが・・・音取りの間違いがあって、それはココ。後は、1つ重要な間違いが、3連符。この曲の大事なサビの部分で、3連符がタタターと3つでなく4カウントになっている。ジャズはこの3つで数えるのが基本ですからね。この曲では、3連符と2連とが入り組んでいる。さらに、タイで弾かない音があったりで、難しくなっているんだけれどね~~~」「ダメでしたか???」「ダメでしたよ。これ、かなりテクニックがいるから、上級者向きかもしれないですね」
何回かやって、先生にお手本演奏をお願いして録画。しかも、最難関箇所は2回演奏して頂き、耳で覚えてしまおうということになったのですが。さてさて、本当にこの耳で理解できるか???
ところで、この藤井英一のピアノで弾く”ジャズ・スタンダード”(名曲の紹介とピアノ・アレンジ)。笑っちゃうほど長い題名ですが、本当にまさにこの題名に相応しく、その曲の紹介もしっかり3ページにわたってしてあったりの不思議な本。そこに、これまでこの曲はこんな弾き方をされたと、例えばキース・ジャレットは・・・と譜が添えられている。
ただ、解説が面白くもあるけれど、難し過ぎるものもあり。先生に、この説明のところも読んで頂き、どんな名演があったのか、私に再現できない譜例を音に再現して頂いた上に、解説までして頂いちゃいました。お~~~っつ。虹の彼方のオリジナルの音のコードをジャズらしい曲にかえるために、過去のジャズピアニストが加えた音で、真っ直ぐな音が、屈折して輝きを放つ違ったハーモニーへ変化するのが感じられました。楽しい!
次は、先生アレンジのビートルズ、”Let it be"。前回、ソロピアノ版はOKを頂いていたので、伴奏版だけを弾いてみたのですが、繰り返し部分がどこに戻るとか、アドリブで緊張すると、その後どこへ繰り返しは行くんだっけと、途中で頭が白くなって間違え・・・先生に、「それじゃ永久に終わらない」と笑われてしまいました。
正直、こちらは、上の新しい曲選びに時間をとられ、十分練習してなかったので、再度練習して次回はまた先生のリード音を加えて演奏して終りにすることに。もう、それは来年のレッスンと言うことになりますが、楽しみです。
さて、先生に新曲を1つお願いすると。クリスマスの曲で~ということになり、坂本龍一の「戦場のメリークリスマス」の楽譜を頂きました。ただし、先生が書いたものではなく、他の方のアレンジ。でも、結構いいアレンジとのことで、「簡単だけどね」といいつつ「今度、クリスマスにソロで弾くことにしたので、その練習にもなるし弾いてもいいですよ」と模範演奏をして下さることに。
録画させて頂きながら、聞いていたら、楽譜と違う!静かに単純に始まったのに、途中から熱くなってきて、盛り上がってきて、お~~~。弾き終えて、「まずは、楽譜通りでいいですよ」と先生。「勿論、楽譜どおりで」と私。
いいですねぇ。音楽って。あの音、この音、いい音に心揺られて、気分がもみほぐされ、いい時間を過ごさせて頂きました。