いつものように、まずは「弾ける! JAZZ STANDARD 30」の中の曲から。苦労していた「枯れ葉」がいつもの「棚上げ卒業」になったので、今回は前回始めて弾いてメロメロな結果だった「’S Wonderful」にまず再挑戦。
でも、前回 特に出だしでかなりダメ出しがでたので、最初の出だしでストップ。「ここが前回ダメだったのですが、どうですか?」と聞くと、「もう、そこで止めて、そこまでのこと言っていいなら、全然だめでした」とのお返事が(汗、汗、汗)。
しかも、最初のできたと思っていたところから、「8分音符2つのカウントになっていて、3つでカウントする跳ねた音になってなかったですよ」の先生の言葉に、愕然。
なかなかうまく修正ができず、先生が「特に3カウントができてないのは前の方。後半は自然にハマっているところが多かった」と言って下さったので、後半も弾いてみて、そことの違いなどを再度確認しつつ、また前にもどりつして・・・でも、どうも3カウントは私には鬼門です。かなり自信を失ったところで、「まあ、でも、これはそんなところでいいんじゃないですか」という「一旦終了中断」へ。ガーシュインは遠い!しかも、指示では私が120で弾いたのを170と書いてありました(嘆)「まあ、170で弾いたら、ここの3カウントはあまり問題にならないかも」と先生の慰めの弁?
そして、前回のレッスンでハイテンポな曲が3つになって大変だったので、「弾ける! JAZZ STANDARD 30」からもう1曲、ジャズ・バラードでゆっくり弾く”My Funny Valentine" を練習してきたのでお披露目。その前の「’S Wonderful」の失敗が尾を引いて、あまりうまく弾けませんでしたが、こちらは最後まで止まらずに頑張ってみました。
「3連符が2種類でてくるのが、ハマっている時と、2番目の音が早く弾いて違う(112の割合)の弾き方にになっているのが、特に最初の方とか気になりましたよ」とまたもや3カウントの問題だ!!! ゆっくりと弾き直しOKになって先へ行くと「アッ、そこ!」という指摘の声に、汗。ウ~~~~~難しいです。できるところがあるなら、全部できるはずなのですが、気が緩む?結局、しっかり分かっていない。課題満載で、こちらは次回へ。
3曲目は先生のオリジナル曲 ”To [K] in Wonderland" 。これも弾くのに和音の連続弾きの指使いが大変で、苦労して練習しました。こちらは、3カウント問題はない曲ですが、滑らかに行かないで、どうしても立ち止まったり、外したり・・・で完成には程遠かったのですが、先生も「これを弾くのは難しいですね。スピードを落として弾いてもいいけれど、それだと曲の持ち味が活かせないから、まあ、ここまで弾ければいいんじゃないですか」の「棚上げ卒業」に。いやはや、今日も汗、汗、汗のレッスンでした。
そして、冷や汗の後にホッとできるお楽しみが!先生が、前回のお約束の通り、アレンジ曲から1曲選んで下さっていて、" Smile" チャップリンの使った曲で、浅田真央ちゃんがスケートで使っていた有名曲です。
模範演奏を聴きながら、出だしのイントロがすごく印象的で、「どこかで聞いたことある~~~先生らしいメロディーだぁ~!」と胸キュンでした。最初のテーマが始まってもそれが使われて、まるで違う曲のよう、そして、アドリブでは自由に、とても追いつかないゴージャスなアドリブに展開し、そして最後にテーマに戻ると、今度はオリジナルにかなり重なった演奏になって輝くように力強くテーマが打ち出されて終わるという演奏だったのですが、1人で聞いてしまったのがもったいない感じでした。
(なんで、出だしに聞き覚えがあるのだろう?)と思って、帰宅してから考えて、「!」と思い当たって探してみたら、まさにこのアレンジは先生が以前YONOA(ヨノア)ちゃんとのライブで弾いていたものでした。ライブは直接見なかったのですが、ヨノアちゃんが動画をアップしてくれていて、それがココにあって、33~34分頃に流れます。
ヨノアちゃんの歌もとても気に入りましたが、これ動画を見て、(いつかこのアレンジを弾いてみた~~~い)と思っていたアレンジでした!聞き覚えがあるに決まっていたぁ~!!!この動画のヨノアちゃんと演奏している曲のアレンジはどれもいかにも先生らしいアレンジで、全曲アレンジを弾いてみたくなりました。皆さんも、是非動画から「かづき+ヨノアちゃんワールド」を楽しんでみて下さい。
最後に、ピアノの音楽理論の話でⅠ、Ⅳ、Ⅴを使うことでの、私の素人の思いつき質問「ハ長調で、例えばⅠのはまったく黒鍵を使わないけれど、C以外のDEFGと弾いていくと、FとGから弾きだすと、黒鍵がひとつでほぼCから始まるのに差が少ないから違和感ないのでⅠⅣⅤなんでしょうか」を先生にぶつけてみたところ、最初は「????」と質問の意味が理解して頂けなかったのですが、ⅣⅤの時、逆に例えば、Cからの音階に外れるⅣの時のB♭は弾くと違和感あるので弾かない、Ⅴの時も同じで外れるF#は弾かないのが基本。でも、それを敢て持ってきて弾くこともある。そういう時はこんな風に・・・・と、他のB♭に調和するE♭も含めた和音を入れて持ってきたりとか・・・と実際にいくつか例を弾いて教えて下さいました。正直、素人の私と先生との距離があり過ぎて、分かったような分からないような感じではありましたが、先生が説明でサラサラと音を奏でて和音の流れをあまり使わないようにするB♭を入れる流れを弾いて下さっているのを聞いていて、単純なメロディーに、ひねりが加わり、趣や味わいが加わる先生のオリジナル曲や、アレンジ曲への展開が、そんなちょっとした和音の説明で溢れ出てくるのに聴き入ってしまいました。音楽って楽しくて深いです。