最近JAXAの「イカロス」や「あかつき」プロジェクト担当の人の話を続けて聞く機会があり、盛り上がって筑波宇宙センターにネットで予約を入れて見学に行ってきました~。
結構見学ツアーは人気のようです。平日2回の11時半からのに参加しましたが、40人弱の参加者がいました。
予約しなくても見られるところもありますが、見学予約すると<ビデオ上映・宇宙飛行士養成エリア・「きぼう」運用管制室>が見られます。
ビデオは面白かったです。宇宙飛行士養成エリアや「きぼう」運用管制室は一般には非公開のエリアなので、ちょっと期待していきましたが、両施設ともバスで乗っていきます。きれいな池があったり、広々した様子が窺えましたが、パラボラアンテナとかも車中から見えるかと思ったら、見られませんでした。
宇宙飛行士養成エリアは写真もOKということで、「宇宙兄弟」の漫画でお馴染みになった閉鎖空間を体験する施設を撮ってきましたよ。
あとは、前に使われた訓練器具も展示されていましたが、すべてガラス越し。でも、下のじか足袋シューズ?ウケました。ISS内で宇宙飛行士が履くそうです。
「きぼう」運用管制室は予想より小さい印象で、これもガラス越しに中の様子が見られるのですが、昼食時間と重なって2人しか人がおらずガランとして活気がなかったのが残念。でも、「きぼう」から届く地球の映像が大画面に映されていて、地球の上をサクサク飛んでいる感じがわかりました。なにしろ90分で地球1周するので速いです。でも、撮影はこちらは禁止。残念でした。
見学のあと、「C-2厚生棟」?と書かれたところへ行きました。
随分、飾り気のない・・・社員食堂です。一般の人も受け付けすれば立ち入り禁止内エリアの通行証をもらえて入れます。
で、もしかしたら若田さん、油井さんもここで試験を受けたり訓練中は食べたかもしれないランチを食べましたが、あまり美味しくはなかったです。
見学ツアーも笑顔の少ない女性の型通りの説明、受付の人も誰も質問してもつっけんどん。役所っぽい。
「見学ツアーでは、質問をする時間もないんですねぇ」とガイドの方に言うと、「展示館の方にJAXAのOBの方がいて、質問はそちらでしていただけるとしっかり答えてもらえますよ」とのこと。
展示館「スペースドーム」、あまり広くはありませんが、それでも結構いろいろ工夫されて、こちらは面白いものいっぱいありました。
去年の幕張の「宇宙博」にあった「きぼう」棟がここに持ってこられていました。月探査機の「かぐや」、「こうのとり」の実物大が見ものです。
でも、何よりよいのは、JAXAのOBの方が解説してくださること(無料)!
ほぼ30分おきに時間が設定されていて、館内を説明しながら一緒にまわって下さいます。最初の方の解説が楽しく、質問にも答えて下さるので、味をしめて他の解説の人のグループにも入ってみましたが、それぞれの解説が個性的で違い、とても面白かった~~~。
他の日に行ったらまた違う人がいるなら何回でも行くたびに新しい知識が得られそう!
人工衛星のコーナーは一見地味な感じだけれど、解説者の方の説明で興味がとても湧きました。
いつも(衛星や探査機とかの断熱材の貼り方が下手くそっぽいな~)と思っていたら、「訳を教えましょう」と解説の方が言って、ペリペリペリ。
「!」なんと、断熱材は簡単にはずせるマジックテープでついていただけなんですって。しかも、縁だけ。
運んでくれたロケットから衛星たちが出るのは宇宙空間。空気がないので、風もなく、剥がれる心配がないのだそうです!!!?
断熱材も実物を手に取らせて見せてくれました。
ホイルみたいのと、網状のガラス繊維と交互になっていて、断熱の工夫が窺えました。
私のいた時は2人の解説者の方が回っていましたが、同じ方でも回る度にきっと違う知識を与えてくれそう。
リピーターになっちゃいそうです。
ということで、団体でみるのもいいですが、個人でゆっくり時間のある時に解説の方に案内していただきましょう。
きっと、行くたびに新し発見をさせてもらえることでしょう。
そして、今日のお土産は・・・
内側に星座が描いてある折り畳み傘、2700円。
雨で星や月が見られない時も楽しく歩けそうで~~~す。
外からは、普通の紺色傘に見えるので、恥ずかしくなく天体を独り占めして歩けますよ(笑)