さあ、10月未明の惑星たちの動き1回くらいは早起きして眺めていただけたでしょうか?
朝寝坊の私ですが、さすがに賑やかな惑星たちに誘われて、3回くらい起きてしまいました。
<10月9日金星と月> <10月26日惑星大集合/金星・木星・火星>
左の10月9日の金星と月の写真の時はまだ火星と木星が下の方にいて、その写真は、10月9日金星と月をクリックして見に行ってください。10月26日大集合の全体写真も同じく大集合をクリックしてください。
そして、この3惑星が今どうなっているかというのは、これから下に書きますので読んでくださいね~
水星:上の10月26日の惑星大集合の時、地平線に見られるはずだった水星ですが、やはり水星は恥ずかしがり屋。太陽のそばにいて、なかなか姿を見せてはくれません。肉眼では難しいです。11月にはさらに太陽に近づき見づらくなるばかり。すっぱりあきらめましょう。
金星:だんだん高度を下げてはいますが、まだまだ明け方の空で私たちを楽しませてくれています。11月3日には、火星と接近します。火星は地球から今は遠いので、前回の木星と金星の接近のような印象的な光景は期待しないでくださいね。
火星:暗いですが、上の大集合の写真にも控えめに下にみえますよね。写真にすると写り込んできたり、双眼鏡でみると見えてきます。肉眼は難しい。早起きしたら、双眼鏡を持ち出して火星も忘れずにみてくださいね。
木星:木星は金星が高度を下げているのに対して、しし座と一緒に上る時間が早くなります。明るい金星を東空に見つけたら、木星はその右上にこれも肉眼で簡単に見える明るさですぐ見つかるはずです。望遠鏡で見るとガリレオ衛星がみえるはず。私はカメラのズームでガリレオ衛星をとらえられましたよ(この様子は写真ブログのココからどうぞ~)冬の空は、空気が乾燥していて揺らぎが少なく、観察には最適ですよ~。
土星:太陽に重なっていて、見られません。
11月6日、7日、8日はちょうど細い未明の月が未明を賑わせている木星、火星、金星の横にきて、なんとも素敵な光景になります。
3日あればきっと何日かはしっかり晴れて、私たちを楽しませてくれるはずです。
上の「金星と月」の写真をみて、きれいだな~と思ってくださった方。自分の目で確かめるとこんなものでない、本当のもっと美しい惑星の姿がみられますよ。音楽も、生で聞くと違いますよね。惑星も同じです。さあ、今月も朝寝坊の人間には過酷な惑星観察となりますが、それを押して早起きする価値があります。ぜひ、お月様のいるあたりで起きてみましょうよ!