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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

2+2の4と2x2の4は違うか?同じか?

2008-02-13 22:52:00 | 日記
 昨日・今日の朝日新聞の夕刊に、あの懐かしの「子供電話相談室」の無着成恭の素敵な言葉が載っていました。
 今は山形で住職をしているという無着氏。

・1日目は、「お経」についてまず一言
  「経」は人間の人生の縦糸・・・機に縦糸をを据え付けてから、横糸を織っていく。縦糸は織ると見えなくなる。畳も、いい畳かどうかは表面に使われるイグサでは決まらない。中の縦糸で決まる。
 その人間がどれだけ偉いかということも表では分からない。その人間が持つ人生の縦糸、経で決まるんだよ。国家経営の経も、経済の経もそうだ。
 *(驚き)* なるほどー。納得。

・2日目の今日は、
  「2+2でできる4と2x2でできる4は同じか違うか、400字で書いてください*(鉛筆)*」と綴り方を要求。

 無着氏の答え:全然違う。
 
 足し算は、同じものしか足せない。リンゴ2コにリンゴ2コで4コ。
 一方、かけ算はリンゴ2コとリンゴ2コ、同じものをかけることはできない。
 2人の子供にリンゴが2コずつで4コ。
 
 2m+2m=4mだけど、2mx2m、同じものはかけられないから縦x横になる。だから、4㎡でまったく次元が変わる!
 
 足し算ができるとか、かけ算ができるとか、操作的な技術をマニュアル通りにやるよう日本では教育してきたけど、無着氏は「綴り方*(鉛筆)*」を通して懸命に考える切っ掛けを子供達に与えようとしてきた。 
 
 こうしなさいと押し付けるのは国家の教育。中身をわかるようにすることこそが人間の教育なんだよ *(びっくり1)*

 *(驚き)* 凄い。何か、今の日本の教育に欠けている事をズバリと指摘していて、無着先生は、やはり先に生まれた素晴らしい人生の先生だ!と拍手*(キラキラ)*喝采*(キラキラ)*  
コメント
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