kisetsunokazeni

ときには空を見上げて深呼吸。無駄と思える時間も必要な時がある。

樹木希林さんのこと

2018-09-18 13:18:07 | 日記
樹木希林さんが逝去された

今年は本当に多くの素晴らしい方々が亡くなられるけど

一番残念に思えた

それは

彼女の素敵な生き方にあったのだと思う

樹木さんの言動は一見ぶっきらぼうで言いたいことを言っているように思うけど

よく聞いているとその言葉にはまったくとげがないばかりか

周りの方々への思いやりにあふれてる

ぱっと見の印象とは逆に

本当にとても優しく器の大きな方だと

いつも感じていた

若い頃からテレビやCMで老婆役などを演じ

またご主人の内田裕也さんとは

ちょっとしたあれこれがあってほぼ別居生活だったけど

それを隠すこともせず

いつも堂々とご自分の信じる道を生き

また癌とも長い戦いをしていたけれど

それも公表したうえで自分の選んだ治療を続け

最後は自宅に戻って笑顔で旅立ち

自分流を貫いた方だったと思う

ふつう女優さんだったら世間の目を気にしたりすると思うけど

仕事についてもマネージャーやスタッフをつけず

すべて自分で対応されたし

着るものもセルフプロデュースして

それがほんとに似合っていてすてき


こんなふうに生きられたのは

自分を信じていられたからじゃないかな

以前「他人や世間とくらべない」っておっしゃってたけど

それって本当に大切だと思う

だって

世間が望むように生きたって

自分が納得できない生き方だったら

結局自分をつぶすことになってしまうから

自分らしく生きるって言うと

ルールから外れてしまうって思いがちだけど

実際はルールの中で自分らしく生きていくやり方は

いくらでもある

もちろん自分を活かすためにあきらめなくちゃならないこともいくつかあるけど

自分を見失ってまで大切にしなくちゃならないことなんて

きっとないと思うから

そこさえ見極めればいいのだと思うし

樹木さんはそこら辺を上手に

教えてくれたのかな、って思う


ずいぶん昔に出会った癌の末期の方がいて

その方がある日

「わたしはがんで運がよかった

 だって交通事故とかで一瞬で死んでしまったら

 家族や大切な人たちに伝えたいことも伝えられなかったし

 形見分けも身辺整理もできなかったから」とおっしゃってとても驚かされた

ふつう癌の末期なら

自分の不運を嘆くのが当たり前って思ってたから・・・

でもそういわれて考えたら

本当にそうかもしれないって思ったし

結局はものの考え方ひとつで

その先がずいぶん変わっていくのだと教えられた

それにはそれまで自分がどう生きてきたかが大きく関わってくるし

そのためには自分を信じて生きていくのが大切かな、って思わされた

だって

自分を信じられず見失って生きてたら

何もかもがつらくなってその先の事が全く考えられなくなってしまうから


樹木さんが亡くなられて

実はものすごく悲しいっていうより

今までありがとう、と思う気持ちの方が強い

すばらしいお手本を見せてもらった後

さあ、わたしはどう生きていこうかな、みたいな・・・

同じ道は行けずとも

自分らしく生きる、を目指して

これから頑張っていこうと思わされた

樹木さんのご逝去のお話、でした


あらためて樹木希林さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます



遊びに来てくださって、ありがとうございました
コメント