(葬式アーティスト)フュネラルアーティスト

森本由美:欧米で葬儀装飾習得のフュネラル(葬式)アーティスト第一人者。アート葬式はサンケイ大阪賞受賞・商標登録済。

ヨーロピアンのカラフルな葬飾

2006-01-10 | アート
見えにくい写真でとても恐縮であるが、アンと言うひつぎペイントアーティストが作成したカラフルな『ペイント・アートひつぎ』である。

ひつぎアーティストの彼女は遺族からのリクエストにより、この様なカラフルなアート・ペイントひつぎを作成している。

今回の作品も真中に象達が描かれているが、故人は象がとても好きな人であったらしい。

遺族からのオーダーは夫であり、父親であった故人は、生前、人生を楽しみ、カラフルな物が好きで、象に大変興味を持っていたとの事であったらしい。

その故人の人生そのものをダイレクトに表現して欲しいとのリクエストからこのようなカラフルなペイントひつぎが出来あがったらしい。

ロンドンの現地大手葬儀社に入り込ませてもらい、学んだフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)で、日本の葬儀との大きな違いは、葬儀を執行するのに、ヨーロピアン達は約1週間かけて、葬儀の準備をする事である。なので、この様な、アートペイントひつぎを作成する時間も充分あるのだ。

ロンドンの葬儀社に日本では大抵3日で葬儀を執行する、、と述べると、『何故、そんなに早いのか?』と聞かれたのを私は今でも鮮明に記憶している。

勿論、ご遺体は1週間の間、冷安置所で保管され、式の当日を迎える準備をするのである。

ヨーロピアン達は、人生のフィナーレを心置きなく、『故人らしい葬飾』で最後を飾れる様に葬儀社達やフューネラル(葬儀)のアーティスト達と連携して、カラフルな色を使ったり、カラフルな花々を飾ったりした、『故人を主役』にした葬飾のお手伝いをするのである。

日本の葬儀業界の様に、葬儀社が主導で花の色も『白が基本』と決められた、押しつけの儀式ではなく、あくまでも主役は『故人』なのである。


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