(葬式アーティスト)フュネラルアーティスト

森本由美:欧米で葬儀装飾習得のフュネラル(葬式)アーティスト第一人者。アート葬式はサンケイ大阪賞受賞・商標登録済。

イギリスのガラスの装飾

2006-01-29 | アート
写真は私が、ロンドンでフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)を学ばせて貰っていた、イギリスの大手葬儀社が所有するガラス張りの霊柩馬車の馬につなぐ、ひつぎを入れて運ぶ寝台部分である。

イギリスのガラス張りの霊柩馬車のこの寝台部分にも色々な飾りが付けられてあり、例えば、この写真の様に、ガラス部分に花などの模様をガラスに彫刻し、寝台車の天井部分にはアイアン(鉄製)の花をかたどった装飾を施されてあったり、、、と装飾が美しい。

霊柩寝台車のガラスの部分だけを取ってみても、ガラスに花の彫刻がある物、シンプルに模様の無い物、ガラスに金色の線や、模様を入れて装飾した物、、など本当に様々で、色も以前にも言及したが、白の霊柩寝台車もあり、そのガラスの模様も可愛い模様から美しい芸術と言えそうな物まで、本当に種類が多い。


日本でも木彫りのなんとなく怖い感じの霊柩車があるが、イギリスの霊柩馬車はとても美しく、このガラス張りの寝台部分に真紅の薔薇達で覆われたひつぎが入っていると、本当にこれが葬式なのか?と疑ってみたくなるほど、シンデレラの馬車の様で、おとぎばなしを実際に体験しているような錯覚に陥る。
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ロンドンの花の形の装飾石

2006-01-26 | アート
一見、お花のコンテイナー(花の花瓶)の様に見えるが、れっきとしたイギリスの墓標である

花の形の石製の墓石の中央に花を入れて飾れる様に無数の穴がデザインされた墓標である。

全体の約70%が火葬であるイギリスには、メモリアルガーデン(墓地)に遺灰を土に返し、その上に薔薇の苗や、新緑の若木を植えたりする事がとてもポピュラーな故人の埋葬のし方であるが、この写真のような墓石を建てて、故人を偲ぶ事もあるのだ。

今までに何度かイギリスの墓石をご紹介して来たが、そのデザインがとても可愛い物や、モダンな装飾墓石である事に、イギリス人と日本人のフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)の美の感性に大きな隔たりを感じるのである。

私がイギリスの現地大手葬儀社にて学んだイギリスのフュネラル(葬儀)に関わる全ての物が、私の知る範囲で、日本の暗くて怖い感じの葬儀装飾より、モダンでステキだと思えるのである。

勿論、日本にイギリスの葬儀装飾をそのまま持ち込む気は私には無く、日本人に合う様にアレンジし直して、日本の葬儀装飾を『故人が主役』で美しいものにしたいのである。
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イギリスの犬の装飾品

2006-01-25 | アート
写真の木で出来た犬の置き物はイギリスの骨壷屋さんが、ペット用の骨壷として出しているものである。

きっと、バリ島やタイなどのからの輸入品ではないか?と思うが、この犬の部分が蓋になっており、開けてそこに遺灰などを入れるようになっている。

この様に、イギリスでは色々な骨壷が存在し、遺骨入れに必ず『壷』である必要はない。

このブログ内で今まで、人間用やペット用や色々なイギリスで見られる骨壷をご紹介してきたが、イギリスらしい美しいヨーロピアンな装飾の、例えばロココ調の骨壷や、オルゴール調、宝石箱調の骨壷、石製の物、木製の物、陶器、丸い天体のような形の物など様々で、その種類の多さには脱帽する。

土地が少ないイギリスでは人の葬儀の約70%が火葬で、ペットもまた火葬される事が多く、その点では本当に日本と似ているのである。

なので、この様に沢山の種類の骨壷が存在するのだ。

私がロンドンの現地大手葬儀社にて、学ばせて頂いたフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)は本当に美しい葬飾が沢山あり、『葬儀』と言う今までの概念から解き放たれたのを鮮明に覚えている。



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ロンドンのハート型

2006-01-24 | アート
『イギリス人はハート型が好きである』と言うのは、このブログで何度となくご紹介して来た。

写真はロンドンのメモリアルガーデン(墓地)に建てられた墓石である。
実際に私が、ロンドンの現地大手葬儀社でフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)を学ばせて頂いた大手葬儀社が所有するこう言ったハート型の墓石は、ロンドンではとてもポピュラーである。
ハート型の装飾と言えば少し幼い感じがするがこの様なエレガントなハート型の葬飾だと、大人っぽくステキである。

このハートの前の穴が開いた所にお水を入れ、真っ赤な薔薇などのお花を飾る。

日本では祭壇でハート型に花を飾った物は見かけた事はあるが、墓石では私は見た事がない。ロンドンではハート型の墓石はとても人気が高く火葬用、土葬用そして、ペット用など本当にハートがフュネラルの世界でも大活躍だ。

もうそろそろ、気の早いデパートの地下売り場などが、ヴァレンタインのハート型のチョコレートを売り出しているが、ロンドンではチョコやウェディングだけでないこの様なハートの使い方も存在し、人々にポピュラーなのである。
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ロンドンのガラス張りの馬車装飾

2006-01-23 | アート
イギリスの霊柩馬車である。

以前にもご紹介しているが、今回のは4頭の黒馬と白いガラス張りの霊柩馬車と御者である。白馬と白のガラス張り霊柩馬車と、黒馬と黒いガラス張りの霊柩馬車とあり、全部で3パターンある。

このガラス張りの霊柩馬車は実際に私がロンドンの現地大手葬儀社で学ばせて頂いた時、何度か見た、実際に今でも使用されている馬車である。

御者は大概、ケープ付きのコートを中世時代の貴族のような衣装さながらに纏い、馬を先導する葬儀社員はシルクハットに燕尾服、及びコート姿で馬を先導するのだ。

このガラス張りの霊柩寝台に真紅の薔薇で覆い被される用に飾られたひつぎがゆっくりと住みなれた自分の町などの風景の中を、馬車に揺られて行くのである。

ひつぎに葬飾された真紅の薔薇は時には、純白のユリに、そして、ピンクの大輪の花に、またはオレンジの小花で覆い被されたり、、と『故人が好きだった花や色』である『故人が主役』の葬飾を施されて、美しく人生のフィナーレを飾るのである。
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ロンドンのショーファーのお洒落な制服

2006-01-21 | アート
見えにくい写真で申し訳ないが、ロンドンで私が実際に入りこませて頂いて、学んだ現地大手葬儀社のショーファー(車の運転手、葬儀社では霊柩車)の社員の人達の(男性、女性問わず)制服である。

何度か、このブログの中で写真でご紹介しているガラス張りの霊柩馬車の御者はシルクハットにケープ付きのコート姿であるが、霊柩車はこの様なショーファーの制服姿で運転をしている。

ショーファー達の制服は、ダブルのジャケットにハンチング帽のようなハットや、たけの短い帽子である。
日本の葬儀社の霊柩車の運転手にそのままこの様な制服を取り入れる事は無理があるかも知れないが、ロンドンの葬儀社員達は、本当にお洒落である。

葬儀社員達も、一種のフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)の一部なのだ。

足の長い西洋人だから似合う制服姿かも知れないが、日本の葬儀社の社員達ももっとステキになっても良い筈である。(葬儀社員の心も、気持ちの持ちようもステキになるべきである)

『死』は誰にでも平等に訪れる。金持ちも、そうでない人も、男女も、老いも、若きも、、。

その最後のフィナーレを司る儀式の御手伝いをする葬儀社員達はもっと一般の人に人気の出るような振る舞いや、佇まい、そして、誠実に対応すべきでは無いだろうか?

ロンドンの現地大手葬儀社と供に、時間を共有させてもらった私には、彼らの誠実な対応や、お洒落な姿や、カラフルな葬飾に感心したものである。
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イギリスのハートの飾り彫刻

2006-01-19 | アート
この四角にハートが彫り込まれた彫刻はイギリスの人の墓標である。


イギリス人は本当にハート型が大好きで、なんでもハートの装飾をする事が多い。
フュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)でもハート型は大活躍する。勿論ウェデイングでもハートは大活躍だが、何度もこのブログでもご紹介しているが、フュネラルとウェディングの装飾はほとんどイギリスでは区別が無い。

日本の葬儀装飾の祭壇の様に暗くて、怖い感じはイギリスの葬儀装飾には無い。
以前にも言及したが、日本の『祭壇』は葬儀屋が作った物である。祭壇の1日2日のレンタル料にどうして高額な御金がかかるのか本当に不思議である。

昨今では、葬儀社の競争も激しく、外資系の葬儀社も参入し、価格破壊は進んでいる事は以前にもご紹介したが、葬儀業界と言う特殊な業界はやはりまだまだ、『男社会』であり、遅れた分野である。(最近ではお花部門や、葬儀の司会者にも若い女性はいるが)

私が新しい発想と英国で学んできた事を、組み合わせ、考案していると、私の考案したデザインを無断でマネしたり、葬儀社のあまり趣味のすばらしいとは言えない葬儀社員おじさんたちの文化水準の低さには驚く事が多い。

話しは戻って、イギリスのこの墓標の上の穴の開いた所にに水を入れ、真紅の薔薇やらピンク、パープル、そして、オレンジなどのカラフルなお花を飾るのが英国流である。
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イギリスの装飾箱

2006-01-18 | アート
木で出来たペット用のイギリスの骨壷(遺灰入れのボックス)である。

表面に螺鈿の貝でお花模様の装飾を施されたボックスは、ボックスと言うよりも、何処か本のような形の骨壷である。

日本と同じく土地が少ないイギリスは人の葬儀の約70%が火葬である事は何度も言及しているが、ペットもまた、火葬にし、その遺灰をこの様なボックスに入れて、思い出と供に、自宅に保管する飼い主もいるようだ。

動物達は長寿をまっとうしたとしても、大抵は飼い主より先に天国に召される。家族の一員だったペットをこうして、いつまでもいつまでも忘れない様に遺灰を保管する飼い主の為にイギリスでは様々な可愛い、そして、美しい骨壷達が存在し、そのチョイスの多さには脱帽する。

このブログ内でも何度かご紹介して来たが、ロンドンで現地の大手葬儀社に入って学ばせて頂いたフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)でも、その人用の骨壷の種類の多さと、美しさには溜息が出るほどの、オルゴールボックス調、宝石箱調、など鍵が付いている物もあり、日本の暗くて、センスの余り良いとは言えない骨壷と比べるとショックをうけたものである。



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ロンドンの本の装飾

2006-01-16 | アート
ロンドンのブック型墓標である。

私がロンドンの現地大手葬儀社に入り込ませて頂いて学んだフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)で、実際にロンドンのメモリアルガーデン(墓地)や、クレメーション(火葬場)で出会った墓石達は本当に美しい彫刻の物ばかりであった。

以前にもご紹介した、ハート型の墓石や、この写真のようなブック型などそして,子供さん用のウサギちゃんの墓石など可愛いものが多い。

この写真でブックの前の穴の開いた所に水を入れ、華やかな真紅の薔薇や、ピンクの花などを飾り故人を悼むのである。

イギリスの墓地は以前にもこのブログ内で写真でご紹介したが、まるでローズガーデンの様に美しい。

私が現地ロンドンの葬儀社に入りこんで、学んでいる時、思った事は、フュネラル(葬儀)だから、、、と、暗くて怖いような装飾をしなくても良いと言う事であった。(日本の葬儀装飾は本当に怖い感じの物ばかりである)

人生のフィナーレを美しく装飾してあげていけない事はないのではないか?

日本の葬儀社の装飾の人は、お世辞にも趣味が良いと思える人は私が知る限りいない。
趣味が余り良くない装飾なのに費用がとても高い。

イギリスの物価は日本よりも高いが、葬儀費用は日本の様にやたらに高くは無く、生活水準から見て、リーズナブルな価格であると言えるようだ。

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ロンドンのピンクの葬飾花

2006-01-14 | アート
不鮮明な映像で申し訳ないが、私がロンドンの現地大手葬儀社に入り込ませて頂き、勉強したフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)のフラワーアレンジメントの1例である。

実際に、使用されていたお葬式の花のアレンジである。

この様に毎回このブログの中でも言及しているが、ガーデニングの盛んな英国では『お葬式だから花は白が基本である』と言う風な『ワク』は無い。

フュネラル(葬儀)もウェディングもフラワーアレンジは殆ど変わらない。

可愛いピンクの小さな薔薇や、ショッキング・ピンクの花、そして、真紅の大輪のガーベラや、ダリヤ、など花の種類も『ワク』が無く、色もとてもカラフルだ。

『故人』が大好きであった色の花を惜しげも無く飾ってあげる。
『故人』の人生のフィナーレを表現するのに誰が『規制』をかける事が出来ようか?

葬儀社は出来るだけ、遺族の願いを美しく装飾表現してあげるお手伝いをするべきである。

フラワーアレンジメントはフュネラルアートに欠かせない1つの演出方法であるが、ロンドンのそれと比べて、日本の葬儀の花装飾は何故あんなに暗くて、怖い印象が強いのか?

白い菊でラインを描く事ばかりを気にしているように私には思える。
(例えば、富士山の山のラインや、波のラインなど、、。)そして、やたらとバカ高い費用がかかる。(だいたい平均200万~300万円くらいかかる。最近では価格破棄は進んでいるが)

そして、肝心の『故人』のひつぎが何処にあるのか分かりにくく、『故人が主役』とは思えない装飾が多い。(大抵、白木の祭壇などにひつぎが隠れているような装飾が多い)


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ロンドンのウサギちゃんの装飾

2006-01-13 | アート
イギリスの子供用のウサギちゃんが付いた可愛い墓標である。

向かって右側に付いている穴に水を入れ、お子さんの好きだった可愛いピンクの薔薇や、オレンジの花や、真っ赤な可愛い花等を飾る様になっている。

お子さんのその早過ぎる『死』を悼み、せめて可愛いウサギちゃんや、クマちゃんの付いた墓石を立てて、メモリアル・ガーデンの土に返してあげる。

イギリスのフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)には、この様な可愛い墓石が沢山あり、御花畑のようなメモリアル・ガーデンには、この様な墓標の代わりに遺灰を土に返したその地に薔薇の苗を植えたりする事が多く、とてもカラフルで美しい墓地である。

日本の墓地と言うと、怖い感じの物が一般的であるが(この頃は西洋風の墓地も登場して来ているが)若い遺族でも行き安いような美しいガーデン風の墓地がもっとあれば、お墓参りに可愛い花束を持って赴きやすいのではないだろうか?

日本とイギリス墓地の大きな違いは、日本は先祖代々と供に葬られ、イギリスは個人で別々に葬られる事である。

だが、日本でも昨今は個人のお墓に入る事をご希望される方が多くなってきている。
そして、日本とイギリスの葬儀は殆どが『クレメーション』(火葬)である(イギリスは約70%)と言う点では日本とイギリスは本当に似ているのである。

毎回言及しているが、(初めて私のブログをご覧になる方の為に毎回言及している)イギリスも日本も島国で土地が少なく、費用が高いのである。
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イギリスのペットの装飾骨壷

2006-01-12 | アート
イギリス製のペット用の骨壷達である。

陶器やストーン(石製)で出来た抹茶入れのようなデザインに十字架や、下の段左から2つ目などは、両手で祈る手を合わせたモチーフが装飾されてあったり、色も深いグリーンの物や、朱色そして、黒、シルバー、石の色など、、とても豊富である。

毎回言及しているが、日本とイギリスは同じく島国で土地が少なく高い為、土葬よりも火葬が全体の約70%を占める。

なので、こうした骨壷達も沢山種類があるのだ。勿論人間だけでなく、ペット用の骨壷も種類が沢山あり、ペットを飼うイギリス人の飼い主がそれだけ多くいる事が分かる。

私は自分自身、ロンドンの現地大手葬儀社に入り込ませてもらい、イギリスのフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)をイギリスの葬儀の現場や、メモリアルガーデン(墓地)、クレメーション(火葬場)、に何度も足を運び、実際にフュネラルディレクター達(葬儀社の社員達)と葬儀を執り行い、教会に行き、牧師と話し、火葬場の職員達と話し、ガラス張りの霊柩車の助手席に乗り込み、なんと火葬場の釜の番人のおじさんにも話を聞いてきたが(ロンドンの火葬場の釜の写真まで取ってきた、、と言うのはイギリスの釜は日本の釜と比べて大きいのだ)どの場面を比べても、日本の葬儀より、イギリスの葬儀の方が美しい、、と感じるのだ。

イギリスのフュネラルアートをそのまま日本に持ち込もうとは思わないが、日本人用にアレンジして、ご紹介している。ロンドンにある私と仲間達が展開する現地の会社を通じてもっと、もっとご紹介していくつもりである。

骨壷も、もっとお洒落にして良いはずである。
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ヨーロピアンのカラフルな葬飾

2006-01-10 | アート
見えにくい写真でとても恐縮であるが、アンと言うひつぎペイントアーティストが作成したカラフルな『ペイント・アートひつぎ』である。

ひつぎアーティストの彼女は遺族からのリクエストにより、この様なカラフルなアート・ペイントひつぎを作成している。

今回の作品も真中に象達が描かれているが、故人は象がとても好きな人であったらしい。

遺族からのオーダーは夫であり、父親であった故人は、生前、人生を楽しみ、カラフルな物が好きで、象に大変興味を持っていたとの事であったらしい。

その故人の人生そのものをダイレクトに表現して欲しいとのリクエストからこのようなカラフルなペイントひつぎが出来あがったらしい。

ロンドンの現地大手葬儀社に入り込ませてもらい、学んだフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)で、日本の葬儀との大きな違いは、葬儀を執行するのに、ヨーロピアン達は約1週間かけて、葬儀の準備をする事である。なので、この様な、アートペイントひつぎを作成する時間も充分あるのだ。

ロンドンの葬儀社に日本では大抵3日で葬儀を執行する、、と述べると、『何故、そんなに早いのか?』と聞かれたのを私は今でも鮮明に記憶している。

勿論、ご遺体は1週間の間、冷安置所で保管され、式の当日を迎える準備をするのである。

ヨーロピアン達は、人生のフィナーレを心置きなく、『故人らしい葬飾』で最後を飾れる様に葬儀社達やフューネラル(葬儀)のアーティスト達と連携して、カラフルな色を使ったり、カラフルな花々を飾ったりした、『故人を主役』にした葬飾のお手伝いをするのである。

日本の葬儀業界の様に、葬儀社が主導で花の色も『白が基本』と決められた、押しつけの儀式ではなく、あくまでも主役は『故人』なのである。

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イギリスのロココな装飾品達

2006-01-08 | アート
イギリスのロココ調装飾の骨壷達である。

ロンドンの現地大手葬儀社に入り込ませて頂いて学ばせて頂いたフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)には、この様なステキな装飾品と呼べそうな、骨壷達とよく出会ったものだ。

日本の何処か怖い感じの葬飾と違って、ヨーロッパの葬飾は本当に美しい。

ロンドンで私と仲間達が展開している会社を通じてこの様な美しい骨壷達や、フュネラルアート達を私は日本の特殊で,古臭く芸術的センスのほとんど無い、葬儀業界に革命を起すつもりで日々紹介している。

一般の皆さんに『高すぎない価格でもステキな葬儀が出来るのだ』という事を広めたくて頑張っているが、葬儀社の中には、今までのようなボロ儲けが出来なくなる、、と私のデザインを趣味悪くマネし、横取りしようとしたり、展示会にひつぎを貸してくれなかったりしているが、私は一般の方から支持をされていると確信出来るので、諦めない。

今後は、個性のある『故人が主役』のリーズナブルな価格の葬儀に移行してくるのは、確実な事であり、葬儀社主導の葬儀は今崩壊しつつある。

外資系の葬儀社を含め、異業種が葬儀ビジネスに参入している昨今では、今までのような画一的でバカ高い価格の葬儀は一般の人から人気を得ずらくなるのは必然であろう。

私はヨーロピアン調な葬飾を最も得意とするが、イギリスの葬飾をそのまま取り入れるつもりは無い。日本人に合わせた葬飾を手掛けている。

骨壷だって、葬儀だって、もっと美しくそして、故人らしいカラフルな花を葬飾して悪い事があろうか?
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アメリカのモダンアート家具

2006-01-07 | アート
アメリカのオーダーひつぎ家具のキャビネットである。

テレビやオーディオなどを設置出来るようにデザインされた、ひつぎキャビネットはひつぎの蓋部分が左右に分かれるようなデザインにされた生前から使えるひつぎ家具である。

アメリカの超合理主義には驚く事が多いが、黒で塗られたモダンなひつぎキャビネットを自宅の応接間などに日常から設置し、『いざ』と言う時には『ひつぎ』として使用する感覚には本当にびっくりする。

アメリカのフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)は斬新である。
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