(葬式アーティスト)フュネラルアーティスト

森本由美:欧米で葬儀装飾習得のフュネラル(葬式)アーティスト第一人者。アート葬式はサンケイ大阪賞受賞・商標登録済。

バレンタインみたいなハートのお墓

2008-02-01 | アート
「CRANE」と書かれた、2つのハートが寄り添うように彫刻された欧米の「お墓」。

Mr.CRANE とMs.CRANEと言う夫婦が一緒のお墓を創ったのである。

ハートの下には、CHARLES と MARTHAと名前が彫られていて、「マーサ」の方にだけ、1936~1996年と書かれているが、「チャールズ」の方はまだご存命なのか、1930年~としか書かれていない。

2月に入り、日本ではヴァレンタインのチョコ売り場が大人気!

私がアート葬儀装飾を学んだイギリスはロンドンでも、ヴァレンタインはチョコを贈るが、欧米では恋人達や夫婦が、それぞれ彼氏からも夫からも彼女や妻にプレゼントをするのがヴァレンタインの慣わしである。

日本のように、女性から一方的にチョコを贈るのではなく、男性からも女性からもプレゼントをしたり、ディナーに行ったりと、ヴァレンタインというイベントを楽しむのである。

プレゼントには、男性からは女性用のセクシーな下着やジュエリー、ヴァレンタインに行くディナーに欠かせないシャンペンなどを用意したり、、、。
女性からは、ハート型のカウスやネクタイなどチョコに限らずプレゼントをするのである。

日本では女性から男性へのチョコレートのプレゼントが基本で、恋人にはもちろん、「友チョコ」とか、「マイチョコ」とか色々なヴァージョンのチョコが氾濫している。

今回ご紹介したダブルのハート型のお墓は、ハズバンドとワイフが一緒のお墓を作った夫婦一体型のかわいいハートのお墓である。

一見、ハート型の板チョコのようにも見えるが、れっきとしたお墓で欧米ではこのようなお墓を特別なオーダーではなく、一般の人が購入できるのである。

日本のように先祖代々の暗い感じのお墓に一緒に入るのではなく、個人個人のお墓が普通の欧米では、こうした夫婦一対のお墓を良く見かけるのである。

しかも、ハート型にお花の彫刻を施し、レンガ色の可愛いお墓。

最近では日本でも、先祖代々のお墓を望まない方も出てきているようで、個人のお墓を購入する人も増えてきている。

私達若いジェネレーション(世代)が人生のフィナーレを迎える頃、きっとお葬式の様子も、ピンクや真紅などのアート葬儀装飾が主流になり、お墓もこんな「ハート」型の可愛いものが主流になっているに違いない。
コメント
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