(葬式アーティスト)フュネラルアーティスト

森本由美:欧米で葬儀装飾習得のフュネラル(葬式)アーティスト第一人者。アート葬式はサンケイ大阪賞受賞・商標登録済。

自分でするペットの「手作り」のお葬式

2007-03-30 | アート
写真は大阪にある、葬式アーティスト:森本由美 経営の、ペットのひつぎギャラリー内、可愛いペットひつぎ「クチュールひつぎ」を使った「手作りのペットのお葬式」の提案ディスプレイである。

向かって左のピンクのフワフワがペットのひつぎ、その横に亡くなったペットの写真を飾り、花や愛用していたおもちゃや、ご飯をたべていたお皿などを飾って、お葬式をしてあげる。

ペットには当然、宗教は関係ないので、ひつぎにペットを納棺してあげ、愛用のお洋服や、オモチャ、お花などを入れ、(夏はドライアイスを入れたあげたほうが良い)安らかな永久の眠りを飼い主みんなで祈ってあげる。

私がイギリス・ロンドンの大手葬儀社にて、イギリスの葬儀装飾を学んでいたとき、ペットの葬送関係品もたくさん研究したが、イギリス人はペットを自宅のバックヤード(裏庭など)に土葬する事も多い。

そして、その墓標に可愛い骨の形の墓標を建てたり、(イギリスのペットの骨壷や墓標は、このブログ内に紹介済み)イギリス人の大好きなピンクやオレンジの薔薇の苗をガーデニングのように墓標代わりに建て、可愛がっていたペットの御霊を慰めるのである。

又、ペットが寂しがらないように、エンジェルの彫像などを土葬した土地の横に飾り、まるで「秘密の花園」のように、土葬した場所全体をかざるのだ。

その様子は、お墓には思えないほど美しい。

日本では、土葬は井戸などの水源の近くでなく、また十分な土地の広さがあれば、自宅に小型ペットの土葬は出来る。(大型ペットは制限があるかもしれないので注意)

また、火葬車を使って火葬とお骨上げだけを頼める業者(私共でもご紹介しています)もいるので、飼い主が「手作り」のお葬式をしてあげ、火葬だけを頼む事も出来る。

ペットも可愛がってくれた飼い主自身が、みずから暖かい、心のこもった「手作りのお葬式」をしてくれたら、本当に嬉しいのではないだろうか?

ペットのひつぎ「クチュールひつぎ」は、ピンク、パープル、ゴールドXベージュがあり、亡くなったペットにあわせて用意している。サイズはS,Mサイズ。

2006年10月、私どもでは、ロンドンからのご招待により、ロンドンでペットのひつぎ「クチュールひつぎ展」を開催し、イギリスでも高い評価を受けた。この事は神戸新聞でも取り上げられ、記事になり、このブログ内でも公開している。

一週間のロンドンの個展では、沢山のイギリスの方々に見に来て頂き、本当に嬉しいことであった。

飼い主自身がする「手作り」のペットのお葬式はイギリスでは、日常的な事で、土葬、火葬を問わずペットに今までの感謝の気持ちを、最大限に表すのが大切な事ではないだろうか?

クチュール棺の通販ホームページ: http://www.k4.dion.ne.jp/~p-hitugi/
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ピンクの棺にピンクのネクタイで。

2007-03-28 | アート
昨日、アメリカで謎の死を遂げた、元モデルで90歳の大富豪(すでに故人)と結婚し、巨額の遺産を前妻の子息と争っていた、アンナ・ニコル・スミスさんの死因が発表された。

アメリカのマスコミでは、彼女の「死」は、薬物の多量服用の結果「死」に至ったとの事であった。この薬物多量摂取による死を信じるか、どうかCNNでは、アメリカ国民にアンケートを取っていた。

アメリカの警察の調査発表が事実であるか、又、殺人であるのか、まるで一昔前の「マリリン・モンローの死」のようである。

アンナ・ニコル・スミスさんのフュネラル(葬儀)の模様が何度となく、VTRで繰り返され、その時に彼女の棺を6人の男性(たぶん友人達であろう)が運んでいた服装がとても印象深かった。

アンナさんの棺の上には彼女が大好きであった、ベビーピンクのリボンや羽やテープで飾られた装飾布がかけられ、その棺を教会まで運ぶ男性達もそれに合わせたように、黒いシャツと黒いスーツに、ベビーピンクのネクタイとピンクの薔薇をポケットに飾り彼女の最後の「人生のフィナーレ」の為にお洒落していた。

故人の為に、同じピンクでまとめた男性達は本当に素敵であった。

欧米ではこの様に「故人が主役」である。なので、故人が大好きだった「色」で葬儀装飾をし、故人に生前近かった友人達も故人にあわせてお洒落するのである。

写真は私がご紹介している、遺族自身が行なうお葬式の為に遺族が直買できる棺である。

以前にもこのブログでご紹介したが、オーダーしてから、約1日で希望の自宅や葬儀ホールに配達される。

色はこのかわいいピンクの他に、パープル、アイボリィーXゴールド、ゴールドなどで、
全長約2メートルの大人用である。
値段は70000円。

私がイギリスのロンドンの大手葬儀社で葬儀装飾を学んでいた頃、イギリスでも遺族自身が、自ら亡くなった親族のお葬式を行なうことは多い。

火葬許可証や火葬場、葬儀場の予約、納棺などを自ら行い、「手作り」で心のこもったお葬式をするのである。

日本で、葬儀社からでなく、一般消費者自ら棺だけを買うことができ、配達してもらえる業者もあるのだ。この様に日本でも遺族自身が「手作り」のお葬式が出来るのである。

私のところにも問い合わせがあり、この様に直買の棺をご紹介している所以である。
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ドラキュラ城が94億円で身売り!

2007-03-24 | アート
黒い棺の内部は、ベルベット地に真っ赤な小花模様で覆われ、まるでドラキュラの寝床のようなデザイン。

ドイツの美術館で展示された、まるでドラキュラ伯爵の愛用品のような黒の棺。このような棺も実際に希望があれば、オーダーすることが出来るのが「欧米流」である。

最近ドラキュラ伯爵の故郷であるルーマニアのドラキュラ城が、財政難で94億円で売りに出ているようだ。
ドラキュラ城の内部は、日本人などの観光客が思う程、おどろおどろしくなく、どちらかというと、普通の貴族が所有していた、普通のヨーロッパのお城のようで、主人の肖像画やら、主人の衣装やらが飾られており、この城がドラキュラのモデルになったことは間違いないが、いたって普通のヨーロッパの中世時代のお城である。(ただし、城内には、プライベート牢もあり、主人に逆らったものが入れられたのかも知れない)

そのドラキュラ城の周りには、世界中からの観光客目当てに、ドラキュラの顔をかたどったマグカップやら、ペンダント、トレードマークの黒いシルクハットとマントなどの衣装セットなどを扱うショップや露天商がズラリと並んで、「ドラキュラ」の商売をしている。

又、レストランには、ドラキュラのメニューがあり、血をトマトケチャップで表した、料理やら、ドリンクやら、「ドラキュラ」さまさまである。

その商売が、ドラキュラ城の売却によって危機となるのでは?と地元の人たちは危惧しているらしい。

ルーマニア政府もドラキュラ城を買い取ろうと、試みたが、なんせ94億円の高値に、手が出せないでいるらしい。

今、現在ドラキュラ城買収に興味を示しているのは、外国の資本であるらしく、ルーマニア人のシンボルであるドラキュラ城が外人の手に渡ることに、ルーマニア国民の間では、落胆を隠せないでいるらしい。

写真の棺は、ルーマニアのドラキュラ城とは関係のないものであるが、このドラキュラ城の売却ニュースを知り、この様にドラキュラみたいな棺も実際に欧米ではオーダーできるのだ、(映画の中だけじゃないんだ)と言うことを日本の皆さんにご紹介したくて、取り上げたものである。


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遺族自身で買うかわいい棺

2007-03-17 | アート
写真はイギリスの色鮮やかなオーダー棺である。

お菓子の缶みたいであるが、れっきとした全長2メートルはある「アート棺」である。

スキューバダイビングの姿の人物と、蟹さんがアニメチックに描かれた可愛いひつぎは、きっと生前にビーチやマリンスポーツが好きだった故人向けの棺なのであろう。

こういった「アート棺」は、私がロンドンの現地大手葬儀社に入り、学んだイギリスの葬儀装飾では、日常的で、「故人が主役」のお葬式の演出に遺族自身が棺を直で買うことも多々あるのだ。
イギリスでは遺族達が故人に相応しい可愛い棺をオーダーし直買し、遺族自身がする「手作り」のお葬式も人気である。

「故人」にとっても、遺族達が「手作り」でお葬式をしてくれたら、きっととても嬉しいのではないだろうか?

日本でも、最近は遺族自身が「手作り」のお葬式をされることも多くなってきている。何よりも「故人」の遺言で「手作り」のお葬式の希望もある。

フュネラルアーティスト(葬式アーティスト)である私のところにも、「手作り」の葬儀の相談にこられる遺族達も多く、その為、私共では可愛い棺の一般消費者への直買をご紹介している。

直売の棺は、可愛いピンク、パープル、アイボリーXゴールド、ゴールドそして、季節の生花を織り込んだもの、と芸術的にできており、故人の人生のフィナーレを演出するのにとても上品な棺である。

値段は¥70000円から~で、送料は約1000円~2000円くらいである。

棺のオーダー後、約1日で自宅、又は希望する葬儀場などに配達されるので、
あとは葬儀場の予約、火葬場の予約、火葬許可証などを遺族自身が「市」などのホールなどを用意すれば、葬式装花や、お通夜などのケータリングを自身ですれば、「手作り」のお葬式が出来る。

最近は、火葬場と葬式場が一体化している「市」のホールが多く、(ホール内もとても綺麗で、ゴージャスなシティーホテル並みの葬儀場が多い。)葬儀場から火葬場までの移動しなくてよい「市経営」の葬儀ホールが便利で、値段もリーズナブルである。

希望日にホールが詰まっていても、冷暗室で1~2日ならご遺体を保管してくれる。

この様に、「市」などの都道府県の公共施設を賢く使用し、「手作り」で「故人」らしい演出の元、好きだった演歌やジャズ、ロック、ポピュラー音楽を流しながら、故人の好きだったお酒を遺族が持ち込み、遺族自身で納棺してあげ、故人が好きだった真っ赤な花などの色花を飾り、心ゆくまで最後のお別れを遺族だけでする「手作り」のお葬式が、徐々に普及しつつあるのだ。

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社員自身が行なう「手作り」の社葬

2007-03-10 | アート
先月、大阪ドームにて行なわれた日清食品の創業者で、インスタントヌードルの開発者でもある安藤百福氏の社葬は、社員達と息子である現日清食品社長の「手作り」社葬で行なわれた。

ついに社葬も「手作り」で行なわれる時代になったようだ。

「謙虚な人柄であった、会長を慕い社員自身で盛大に送ろう」との事で「手作り」の社葬となった。演出は、社員20名と社長の企画で準備し、社葬当日も社員約700人が駆けつけ、参列者の案内などにあたり、「大掛かりな手作り」社葬となった。

バックミュージックは、読経とシンセサイザーと言う斬新な組み合わせに、幻想的な宇宙をイメージした大きなスクリーン2つを背景にした演出であり、生前「宇宙食ラーメン」の開発に情熱を燃やしていた百福氏のイメージにぴったりであった。

参列者には、元総理などのVIPも沢山来場し、「手作りの素敵な社葬」の時代がついに来たのである。

ブログの写真は宇宙の画像を集めたコラージュを載せてみた。

宇宙葬を希望する人も最近はいると聞く。

「手作り」の社葬は社員達が百福氏をどれだけ慕っていたかを物語る。

暖かい、心のこもった「手作り」で最後のお別れを社員が一同となって司るお葬式。

なんて、素敵な「社葬」である。

ちなみに、バックミュージックのシンセサイザー演奏者の勝守オサムさんには、喪主である日清食品の現安藤社長が、じかに交渉したという。



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アメリカのピンクの棺装飾

2007-03-03 | アート
写真は、フュネラルアーティスト:森本由美が作成・デザインの

フュネラルアート(アート葬儀装飾と言う新しい概念は:商標登録申請中及び、2006年、「ウーマンズ・ビジネス・コンテストにおいて、フジ・サンケイリビング大阪賞受賞)の「ピンクの棺装飾」である。

昨日、アメリカで今一番話題である、元モデルで96歳の大富豪(すでに他界)と結婚し、最近殺害された アンナ・ニコル・スミスさんの葬儀の模様がCNNニュースで大々的に報道されていた。

遺体はアメリカから自家用飛行機でバハマに移送され、教会で行なわれたが、その模様をライブで、全米からマスコミが報道していた。

彼女の死は、まだなぞが多く、残された生後数ヶ月の子供の本当の父親を巡り論争が起きている。

莫大な遺産相続を巡り、96歳の大富豪の前妻との子供と、アンナさんとの間に深い確執があったようで、アンナさんの実子の息子もすでに「なぞの死」をとげ、大富豪の遺産の行方と共に、今全米で熱いニュースとなっている。

そのアンナ・スミスさんの葬儀には、彼女の好きだった「ピンク」の装飾が施されていた。

彼女の棺が入棺した時、その棺の上にベビーピンクでピンクの羽やレースや、リボンで飾られた小さな装飾布がかけられ、彼女の「個性」を表した棺装飾であった。

彼女の棺は真っ赤な絨毯が敷き詰められた、チャーチにまるで花嫁のように参列者達がそろった教会に、最後に「主役」として登場する。

この様に、欧米では葬儀は人生のフィナーレであり、「故人が主役」が当たり前である為、故人の生前の趣味などを活かした「個性」の演出をするのが普通である。

私が学んだイギリスロンドンの大手葬儀社も、「故人」を主役とする葬儀装飾で、カラフルな色花を沢山使っていた。

ピンク尽くめの棺装飾は、亡くなったアンナさんらしい葬儀装飾で、日本の葬儀のように「故人」を何種類かの型にはめるようなデザインの葬儀はしないのである。

人生のフィナーレは「故人」らしく送り出すのが、欧米流である。

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