(葬式アーティスト)フュネラルアーティスト

森本由美:欧米で葬儀装飾習得のフュネラル(葬式)アーティスト第一人者。アート葬式はサンケイ大阪賞受賞・商標登録済。

美しい白い孔雀

2005-06-30 | アート
ロンドンから列車で1時間ほどの所にリーズ城がある。

私はロンドンに仕事や、フュネラルアート(葬儀・葬式装飾)の研究で滞在すると、このお城によく赴くのであるが、そこにいつも白い孔雀がいるのである。
孔雀はロンドンっ子の好きな鳥で、街の装飾やフラワーアレンジメントにもよく使ったりする。古代から魔よけとも言われ、お城の天井画などにエンジェルと供に描かれていたりする。

白い孔雀はそれは美しく、フュネラルアートに使う葬装飾の感性を磨きに、古城を訪れる私をいつも和ませてくれる。出来ればその美しいお羽根を1本頂きたいものである。

古城の中にも花瓶などに孔雀の羽根が飾られていたりして、ロンドンっ子の孔雀好きは半端ではない。
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ロンドンの家紋達

2005-06-29 | アート
『思い出の本』と言うのが、ロンドンのクレメトリアム(火葬場兼墓地・メモリアルガーデン)にある。

ケースに大事に入れられているそのブックは、ハンドメイドで、羊皮製で、金箔などが施されてあり、故人の名前と、故人が永遠の眠りに付いた日などを、花々や、動物、鳥、エンブレムなどの家紋のような称号と供に印され、墓地にあるチャペルなどに置かれている。

その本は故人の命日などに、閲覧する事ができ、

例えば、、、、「リチャードソン・メイベル・ルース」1984年に死す。永遠の愛の贈り物。思い出と供に、、、。

などと書かれ、花や、エンブレムなどの家紋のような物と供に記されるのである。

故人が生きていた証を遺族達が残すのである。宗教的な本ではあるが、その中の家紋のような花の印しや、エンブレムがとても美しい。ロンドンのフュネラルアート(葬儀・葬式装飾)はとことん美しい。
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ロンドンの可愛い墓標

2005-06-28 | アート
ロンドンには色々な墓標がある。ハート型の物、四角い形の物、本のページを開いた物、色も白、黒、茶色など様々である。子供用には、くまさんの形やハート、そしてダイス(サイコロ)の形などとても可愛い。

その墓標に、花をさす穴があって、そこに色鮮やかな花々を飾るのである。
70%火葬のロンドンでは、大抵は墓地に遺灰を蒔き、メモリアルガーデンとして、薔薇や木の苗を植えるのが一般的であるが、この様な墓標を立てる事もある。

近頃では日本ででも、古来の墓石では無く西洋的な墓標を望む方もいる。私はロンドンでフュネラルアート(葬儀・葬式装飾)を研究している関係で、ロンドンの墓石屋との知り合いもある。

ここに、ロンドンの墓標の1つをご紹介しよう。
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エンジェルの装飾

2005-06-27 | アート
エンジェル達はロンドンではあらゆる所に装飾の1部として存在する。

例えば、布地にプリントされたり、キャンドルホールダー、花器、屏風(スクリーン)。ロンドンの町を歩けば、ベンチの取っ手や、美術館の天井画、柱、家具の彫刻などその可愛い姿は「神々しい神の使い」としての役割よりもむしろ、美しい装飾の1部として飾られている。

私がロンドンで学び、独自に考案するフュネラルアート(葬儀・葬式装飾)にもエンジェル達は登場する。

無宗教の方や、クリスチャンの方用にエンジェル達は形を変え、品を変え登場し、色も故人の好きだった色,好きだった花アレンジを添え、優しくその「永久の眠り」のお手伝いをするのである。

私の使用するエンジェル達は殆どがヨーロッパからの輸入品で、その繊細な姿を故人の『人生のフィナーレ』(お葬式)にそっと華を添えれるように見守っているのである。
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ロンドンのフュネラル服

2005-06-26 | アート
日本で葬儀、お葬式に出席する時は大抵、真っ黒な服に女性ならば、黒のストッキングが主流である。が、ロンドンでは白のブラウスに黒のスカートや、黒と白の細かいチェック柄のジャケットなど、真っ黒の衣服を着用しない事の方が多い。

ロンドンでフュネラルアート(葬儀・葬式装飾)を研究していた時、葬儀に参列した事がたびたびあったが、遺族であっても、カジュアルで真っ黒でない衣装の人の方が断然多かった。

ローマ法王などの特別な人の参列などは黒いベールの帽子などを被ったりするが、(ローマ法王の葬儀の時、たしか列席していたアメリカ大統領夫人のローラ・ブッシュが黒のベールを被っていたと記憶しているが、、)普段の人々の葬儀の参列には真っ黒な衣装はあまり見かけない。

逆に若いロンドンっ子の中には、遺族であってもジーンズで列席する人もたまにいるほどである。
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美しい宝石箱のような、、、。

2005-06-25 | アート
この重厚で美しいボックス達はジュエリーボックスでは無い。ロンドンの木製の骨壷達である。

重厚なマホガニーや、まるで宝石箱の様なエレガントなボックス達には鍵が付いている物もあり、日本の物とは少し趣が違う。

ロンドンでは故人のアッシュ(灰)を家に保管する事は珍しく、墓地に薔薇などの花の苗と供に蒔くのが一般的であるが、人によってはこうして、自分の家に故人の思い出と供に、保管する人もいるのである。

この木製のアッシュボックスの他に、ブロンズ製や石で出来た物などがある。その外観は本当にジュエリーボックスと変わらないほど美しい。

中身を知らないで宝石箱だと思い、開けたらビックリする事であろう。
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白と黒のウエディング・デコレーション

2005-06-24 | アート
ロンドンで見つけたの白と黒のウエディングケーキである。この他に黒の花を指し色にしたウエディング・ブーケや、白と黒の縞縞で、ウエディング会場全体をデコレートした結婚式の飾りつけもある。

日本人には、黒と白のお葬式の幕みたいに感じるが、斬新で都会的で考え方のワクの無い結婚式の飾り付けのアイデアがロンドンでは人気である。

この逆の発想を今私はフュネラルアート(葬儀・お葬式装飾)で発表している。
白と黒の結婚式があれば、色鮮やかでカラフルなお葬式が存在しても、その故人らしい個性が演出されているのであれば、タブーは無いのではないか、、、。

ロンドンでは美しい、夢のような色や、ヴィヴィットな色で彩られた葬儀・お葬式の花のデコレーションが主流である。
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ロンドンの葬儀はゆっくり進む

2005-06-23 | アート
ロンドンには実に、様々な人種が住んでいる。イギリス領だったカリブの黒人の方や、インドの人,香港からの移民の人そして、ヨーロッパから移って来た人など、様々な宗教と供に色々な人種が交差する。
親族もバラバラな場所に住んでいる。

そのせいか、ロンドンの葬儀・お葬式は告別式までに平均1週間はかけられる。家族や、遺族が告別式に海外などから来る為、時間がかかるのである。

親族が集まるまでご遺体は、大抵ロンドンの高級住宅地のホランド・パークと言う場所にある冷安置所に保管されるのである。
長い人で2週間保管した事がある、、と私がフュネラルアート(葬儀・葬式装飾)を学んだロンドンの大手葬儀社の友人が教えてくれた。
日本では3日が平均だと話すと、ロンドンの友人は「早過ぎる」と驚いていた。

何事にもゆっくりと時間をかけるロンドンでは葬儀もゆったりと時を過ごすのである。
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クリムトの美しさをデコレート

2005-06-22 | アート
夢のような美しい「人生のフィナーレ」を演出できたら、、。

日本でクリムトの展示が催されると、卓さんの人々が鑑賞に来る。あの独特の華やかで妖艶な美しさに惹かれる人は男女を問わず多い。
クリムトの色使いをフュネラルアート(葬儀・葬式装飾)に取り入れて演出してあげても、故人が好きだった色であれば良いのだ。

夢のような美しい色達の共演を、センス良くデコレートして御葬式を演出するのが私(フュネラルアーティスト)の役目であるし、生前に予約を承る事も最近では増えてきている。フュネラル(葬儀・お葬式)をプロデユースし、故人の個性を美しく演出してあげるのである。

ここに、私のロンドンの会社がプロデユースするクりムトの金箔塗木版画を紹介しよう。
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ピンクのフラワークッション葬装飾

2005-06-21 | アート
ロンドンのお葬式は本当にカラフルである。

私がロンドンで学び、独自に考案するフュネラルアート(葬儀・葬式装飾)にもピンクを良く使う。ピンクは東洋、西洋を問わず女性が大好きな色の1つで、このクッション型のピンクのフラワーアレンジメントもロンドンでは葬儀のデコレーションに使う。

ガラス張りの霊柩車の中の、ひつぎの廻り一面にこんなクッション型のフラワーアレンジメントや、「おばあちゃん」の意味の「GRANDMA」の字を花文字にアレンジして、ピンクでひつぎをとことん飾るのである。

人生の旅立ちなのだから、よりその故人が好きだった色でとことん飾ってあげる。お年を召した方でもピンクが大好きな方は多いはず、、、。日本の『御葬式は白』と言う型にはまった考えとは逆に、固定観念を持たずに自由な発想で故人をヒロイン(主役)にしてあげるのが、ロンドン流である。
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アールデコのフュネラルアート

2005-06-20 | アート
ミュシャは私が好きなアールデコ装飾の1つである。

フュネラルアート(葬儀・葬式装飾)をミュシャのようなアールデコの装飾や、アールデコの色使いで飾ってもその故人らしさが出ているのであれば良いのではないか、、。

現在社会でも日本女性のアールデコファンは多いし、男性でもアールデコのダンディーな装飾が好きな人はいるはずである。「人生のフィナーレ」をアールデコ調で演出しても「故人の遺志」であれば良いはずである。

アールデコに限らず、色々な個性を「人生のフィナーレ」にその故人らしく演出するのであれば、そのお手伝いをするのが、私のようなフュネラルアーティストの仕事であるし、人それぞれの個性的な葬儀・お葬式を司るのは今後、もっと需要が増えてくるだろう。

ここに、私のロンドンの会社のミュシャの木版の金箔絵画を1つご紹介しよう。
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ロンドンのフューネラル・ビュッフェ

2005-06-19 | アート
リフレッシュメント、と言って、ロンドンの葬儀、お葬式が終わると、家族や親族、親しかった友人達で、故人を懐かしむビュッフェが催される。大抵は自宅や、親族の家で行われる。

日本の葬儀後の会食と同じである。軽いスナック菓子等の軽食から、プロのケータリングを頼む本格的なディナーみたいな物まで、人様々で立食の物からきちんとした円卓を囲む食事まで、故人を偲びながら食事をするのである。

ここで登場する食べ物達はそれぞれ家族によって違うが、オードブルやら、フルーツやら、チーズや、ちょっとしたスナックなどと供に故人の懐かしいはなしをするのである。

ロンドンでフュネラルアート(葬儀、葬式装飾)を学んでいたとき、招待された事があるが、あまり、暗い感じは遺族に無く、天に召された故人をわりと呆気なくその「死」を受け止めているように私には思えた。
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花の「テディーベア」

2005-06-18 | アート
くまさんや、うさぎさんなどを花々でアレンジした装飾を子供用のフュネラルアート(葬式装飾)に使う事が、ロンドンでは多い。

その「早過ぎる死」を癒してあげたい、大好きだったぬいぐるみ達で、とことん可愛く送ってあげたい。
花の種類はピンクでも、オレンジでも真っ赤でも故人が大好きだった色でアレンジをして装飾する。

動物以外でも椅子の形の花アレンジや、ポージーと言って丸いブーケのようなアレンジにレースのリボンなどを思いっきり飾った物や、ゲート(天国への入り口の門をかたどった物)など色々な花アレンジがあり、色々な色でカラフルに装飾するのである。真っ赤なハート型のフラワーもある。

ご遺体を中心にこのようなカラフルな大好きだった物達に囲まれながら、寂しくない様に飾ってあげるのがロンドン流である。
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ロココ調のフュネラルアート

2005-06-17 | アート
ロココなフュネラルアート(葬式装飾)は私が得意とする葬装飾の1つである。

いわゆる祭壇と言う、壇上の位牌の写真を拝み上見るのでは無く、参列者が故人のご遺体と同じ位置、空間で、ご遺体を中心とした別れが出来るのが、私がロンドンで学んだ西洋式のお葬式である。位牌と言う写真は白人社会ではほとんどひつぎに飾らない。

ニンフやエンジェル達が舞う秘密の花園のようなロココなデコレートは日本では白のイメージが多いが、違う色も多々あり、色々なロココが存在するのだ。

秘密の花園で「安らかに夢見て下さい」と癒しの空間を地上に演出するのが私の仕事である。ロココな装飾品は私は大抵、ヨーロッパからの輸入品を使う、その繊細な彫刻や、細工は日本製とはやはり比べ物に成らないほど美しいし、色のバリエーションが違う。
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黒馬車と真紅の薔薇の装飾

2005-06-13 | アート
ロンドンの黒馬車の霊柩車である。

以前にもお話したが、英国のお金持ち達はお葬式にも馬車を使う。黒馬にフサのような帽子飾りを被せ、中世の時代のまるでおとぎばなしのような衣装の馬車の運転士が、ガラス張りの霊柩車を走らせるのである。

馬の数は豪華なお葬式になればなるほど多くなり、4頭の黒馬の物や、6頭の物など中世時代にタイムスリップしたような錯覚に見まわれるほどである。

その黒馬の馬車に引かれたガラス張りの霊柩車の中には、真紅の薔薇達で埋め尽くされたひつぎが神々しく、そしてどこか神秘的な美しさを放ちながらまるで、ブラック&レッドのコントラストを誇張しながら夢の国へと旅立つお手伝いをするのである。

ロンドンのフュネラルアート(葬式装飾)は霊柩車まで幻想的なのである。

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