(葬式アーティスト)フュネラルアーティスト

森本由美:欧米で葬儀装飾習得のフュネラル(葬式)アーティスト第一人者。アート葬式はサンケイ大阪賞受賞・商標登録済。

イギリスのエレガントな墓石装飾

2007-07-22 | アート
今回は、イギリスで一般的に行なわれている、墓石装飾を遺族自身でアレンジできるサービスをご紹介しよう。

写真左のダークグリーンの墓石には、ゴールドで字が刻まれている。

故人の生い立ちや、生前の容姿の詳細、人生の過ごし方、、、などを彫刻し、そして写真右側の模様から、自分の好きな模様を選び、墓石に装飾を施す事が出来るのである。

この写真では、墓石の左下に、水仙の花束の模様が彫刻されているが、違う花でも良いし、クリスチャンらしく、イエス・キリストの姿を彫刻しても良い。

この模様の他にも沢山の模様がある。(以前にこのブログ内で、イギリスの墓石の模様の色々を紹介したが、薔薇の花や、クマさんやら、ピアノの模様やら、ゴルファーの模様やら、、といっぱい種類がある、色づけもでき、ピンクやグリーンや黄色などで、華やかに模様を彩る事も可能だ。)

又、墓石に刻むゴールドの文字も、赤、黒、白、シルバー、ブルーなど様々な色から選ぶ事が出来る。

文字の種類も、以前にもこのブログ内で紹介したが、オールドイングリッシュ体、ローマン文字、スクリプト、、、など装飾的に好きな書体をチョイスできるのが、イギリス流である。

この様に、イギリスでは、遺族が積極的に故人の墓石のデザインや模様を沢山の華やかで、綺麗な模様などから、チョイスが出来る事が当たり前なのである。又は、故人自身が生前にデザインを決めることもできる。

墓石の形も、以前からこのブログ内で、沢山ご紹介してきたが、ハート型の墓石やらクローバー型の墓石など、とても可愛かったり、素敵な形の墓石が数多く存在する。

日本の墓石のように、暗く地味で怖い感じではなく、葬送品の全てがイギリスでは、美しい芸術の一環として、成り立っており、故人の生前を象徴するように、故人の好きな色や装飾で、墓石もまた、遺族が選ぶ事が出来るのだ。

イギリスには、ソーシャル・インクルージョン(社会的包括:アートは人を癒す)とされる概念があり、葬送関連品が、アートの力を借りて、とても美しく芸術的で、一般の人達の日常生活に溶け込んでいるのだ。

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欧米のゴルファーの骨壷

2007-07-11 | アート
何度と無くご紹介している、欧米の骨壷。

今回はゴルフが趣味だった男性用の骨壷の登場である。

海外では、以前にも言及したが、遺灰はパウダー状になるまで焼却されるので、「遺骨」と言う概念ではなく、[遺灰入れ」と言うとらえ方をする。

今回ご紹介したのは、男性用の骨壷であるが、ゴルファーが彫刻されており、故人のゴルフ好きが見て取れる。

きっと生涯、ゴルフ三昧を楽しんだ男性だったのであろう。

昨今のタイガーウッズの活躍が影響してか、日本のみならず、世界中でゴルフ人口が増えているらしい。

そうなると、ますますこの様な「ゴルファーの骨壷」の需要は増えるのであろう。
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