(葬式アーティスト)フュネラルアーティスト

森本由美:欧米で葬儀装飾習得のフュネラル(葬式)アーティスト第一人者。アート葬式はサンケイ大阪賞受賞・商標登録済。

イギリスの美しい花の彫刻

2006-09-27 | アート
写真は、イギリスの墓石である。見えにくい映像で申し訳ないが、墓石の上の辺りに花の彫刻が施されており、女性用のエレガントな墓標である。

イギリスは皆さんもご存知のとうり、ガーデニング等の、花や植物の盛んな国で、こうして墓石にも優雅で美しい薔薇や花の彫刻が装飾されている事が多い。

日本と違い、先祖代々のお墓に故人が入るのではなく、個人個人でお墓を持つのが西洋の特徴であるが、最近では日本でも個々のお墓を望んでいる方も多くなってきている。

写真の下のほうに見える穴が沢山開いた所に、水を差し、お花を飾るようになっている。
墓石に飾る花も今までにもご紹介してきたが、真紅の薔薇や、ピンクの花を芸術的に飾るのが欧米流である。

墓石の色も、黒、白、赤っぽい石、グリーン、茶色など様々な種類から選べ、又、墓石に刻む文字の色も、金色、銀色、白、赤、グレーなどチョイスが豊富である。
そして、書体もゴシック体、ローマン文字、オールドイングリッシュ体、スクリプト、ブロック体など本当に種類が多い。

以前にもこのブログ内でご紹介したが、墓石の代わりに薔薇の苗を墓標にする人もあり、イギリスのメモリアル・ガーデン(お墓)はさながらフラワー・ガーデンの様である。


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アメリカ製クラシック・カーの霊柩車

2006-09-18 | アート
クライスラー社の1926年製のクラシック・カー霊柩車である。ロココなコラム(円柱)が寝台の部分にデコレートされており、ブラック&ホワイトの車体がエレガントである。

今までご紹介して来たイギリスの霊柩車や霊柩馬車と同じく、寝台部分がガラス張りであり、華やかな真紅の薔薇などのデコレーションで飾られた棺が故人が暮らしていた地域を巡りながら、故人に最後に暮らしていた地域を見せてあげながらお別れをする。

霊柩馬車もおとぎの国のシンデレラの様で美しいが、クラシック・カーもまたアールデコやアール・ヌーボーの時代の様で美しい。

欧米、特にイギリスの葬儀をとことん突き詰めて、現地で学び、皆さんにご紹介しているが、西洋の美しく、鮮やかで華やかな葬儀関連の装飾を、日本に合う様にアレンジし、今後とも日本の葬儀を「故人が主役」で美しい物に変えるべく開拓していくつもりである。
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