(葬式アーティスト)フュネラルアーティスト

森本由美:欧米で葬儀装飾習得のフュネラル(葬式)アーティスト第一人者。アート葬式はサンケイ大阪賞受賞・商標登録済。

マダム・タッソーのろう人形館

2005-05-31 | アート
ロンドンにマダム・タッソーのろう人形館と言う美術館がある。ロンドンでは超有名で、入館するのに、長蛇の列を覚悟しなければならない。

中には、故ダイアナさんや、ヴェッカム、エリザベス女王、マリリンモンロー、はたまた英王室の先祖であるヘンリー8世とその6人の妃達のろう人形達等がジャンルに分けられて、展示されているのである。
本当に精巧に作られたろう人形達は、その変わらぬ笑みをどこか不気味に人々をイリュージョンの世界へといざなうのだ。

近年、エンバーミングと言って、亡くなった方を生前の美しい状態に保つ、ろう人形化するような処理が日本でも行われている事がある。例えばマリリンモンローも確か、亡くなった時にこの処理により美しさを保ったと聞く。白雪姫のような、純白の肌を保つ事が出きる処理である。

死後故人が処理を施してほしいかどうかはわからないが、、。
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ロンドンの馬車の花装飾

2005-05-30 | アート
ロンドンの御金持ち達は、お葬式にも馬車を使う。
山高帽を被り、燕尾服を着たドライバーが、おとぎばなしのような黒馬の馬車の霊柩車を走らせるのだ。

「黒馬の馬車」と聞くと、ちょっと魔法使いの馬車みたいで、怖い感じがするかもしれないが、実際は、
ガラス張りの霊柩車の中に、真紅の薔薇や、ピンクの蘭、ピンクのユリなどが、覆い被される様にひつぎに飾られ、まるで、花車を引く馬車のようでとても美しい。

子供用にはなんと、シンデレラのような白馬車の白い霊柩車まであるのだ。若くして亡くなった故人の為に、ひつぎ全体を覆い尽くす様に、ピンクの薔薇や、オレンジのチューリップ、その季節のカラフルな花達を最大に使って送り出してあげるのだ。

その様子をロンドンの街角で遭遇した時には一瞬、これが、お葬式であるかどうかわからなかったほどだ。まるで、お姫様が乗っている白馬車の花車で、その夢のような花一杯の光景に、「死」と言う暗さは感じられなかった。
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黄昏のモダンアート

2005-05-29 | アート
私が考案する新しいお葬式の装飾作品(フューネラルアート)にはよく、モダンアートを登場させる事が多い。
モダンアートと言っても、絵画だけでは無く、花器、ファブリック、花のアレンジ方法、キャンドルホールダーまで、バックの背景に至るまでフュネラルアート全体を「モダン」に演出するのだ。

「モダン」な生き方をなさった故人は多いはず、、。何故「人生のフィナーレ」だけ、古来の日本独特の形式ばったお葬式装飾しかチョイス出来ないのだろう、、。どうして、祭壇と言う、「だん」を作らなければいけないのだろう、、。

その方の人生に合ったお葬式があっても良いのだ。人それぞれの人生があるように、お葬式が個性を持って当然だし、「モダン」な方は最後まで「モダン」にしてあげたい。
ここに、黄昏のようなモダンアート絵画を1つ紹介する。
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アーティスト・フェア(コヴェント・ガーデン)

2005-05-26 | アート
ロンドンのコヴェント・ガーデンと言う広場で週末になると、新進のアーティスト達が集まり、フェアが開催される。自作のモダンアートを陶器にした展示や、ガラス細工のアクセサリーやら花器、シルバーのフォークや、スプーンを使ったオブジェ作家、オリエンタルなランタンをデザインした物、ヴィスクドールや、レース地とビニール地を組み合わせ、所々にアーティスティックな刺繍を施したテキスタイルなど、様々な作家の作品達が集められるのだ。

こんな作品達を見ながら、私は若い新進気鋭のアーティスト達の作品を葬装飾の刺激にすべく、アーティスト・フェアを巡るのだ。
ロンドンのコヴェント・ガーデンにはシアターもあり、ここで「ライオン・キング」等のミュージカルも楽しめる。
大道芸人達がクラウン(英語で道化師の事)の格好をして、道端でマジックを披露しては、観衆から小銭をもらったりしている。

コヴェント・ガーデンの週末はありとあらゆる、アーティスト・フェアが集まる場所である。
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リトル ヴェニス イン ロンドン

2005-05-23 | アート
ロンドンに「リトルヴェニス」と呼ばれている場所がある。パディントン駅の近くにある船着場だ。そこからロンドンズー(ロンドン動物園)や、カムデンと言うアンティーク市のある街まで、ゴンドラより少し大きい船達が、ユラリ、ユラリと小さな運河を笹船のような、しかし、デコラティヴな肢体をゆったりと揺らしながら、進むのである。ロンドンズーまでは約30分、カムデンまでは約50分ぐらいの、のどかな船旅を味わう事ができるのだ。

この船に乗ると、いつもヴェニスのゴンドラに揺られている気分になる。船のオーナーによってその装飾や個性の演出は、中世風であったり、モダンアート風であったり、海賊風であったり、とその趣向も違うのだ。船の個性に応じて、お客も中世時代にタイムスリップした気分に浸ったり、パイレーツになったりとエンジョイ出来る。

ヴェニスのゴンドラは人生で2回乗るのだとか、、。1度目は結婚式の時、2度目はお葬式の時らしい。
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フィナーレを飾る夢アート

2005-05-20 | アート
この3月の末に「人生のフィナーレを飾る夢アート展」として、一心寺のギャラリーで個展を開いた時の事が、読売新聞に取り上げられた記事である。

ロンドンの現地の葬儀社を訪ね、ヨーロッパの葬装飾を学び、ピンクや、パープル、男性様にはブルーを基調とした葬装飾を演出し、今までの日本の定番のお葬式とは違った、故人が好きだった色で、、。故人が好きだった花で、、。「故人が主役」の人生のフィナーレをステキに飾るお手伝いが出きれば、、、との思いからこの個展を開催した。

一心寺のお坊さんからも「寺や教会さえ理解してくれれば、こういう葬儀があっても良い」と賛同して頂けた。

「脱定番」彩りの葬儀提案 として、読売新聞朝刊に紹介されたものである。
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妖精のようなピンクの装飾

2005-05-17 | アート
ロンドンで葬祭装飾を学び、独自に考案した彩りの葬式装飾の1部をご紹介しよう、、。

これは、妖精のような女性の故人をイメージした作品。棺にピンクの薄布をかけ、ピンクの蘭、ユリなど故人が好きだった花々や、色で演出した物である。(登録申請中)

今までの日本のお葬式は、男女の区別も無ければ、季節感も、個性も無い、、。

「人生のフィナーレなのだから、故人が主役でないと、、」との思いで、性別、季節によっても趣向を変え、個性の演出をする。私の考案するお葬式は宗教に関係無く、この葬装飾に、十字架を付ければ、キリスト教に、、。南無阿弥陀仏を付ければ仏教になる。

この3月に大阪の一心寺ギャラリーで個展を開催し、お寺の住職にも賛同を頂いた。
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黄金のモダンアート絵画達

2005-05-15 | アート
モダンアート達は、私の作品に良く登場する常連客のアイテムだ。
以前にも触れたが、母親が画家で有る事も私のモダンアートに親近感をもたらす1つの要因だろう。

(なんせ、家中50号やそれ以上はある大きなモダンアートで埋め尽くされているのだから、、。)

幻想的なモダンアートの世界は、シティーホテルのロビーやラウンジを飾り、都会的な雰囲気のレストランやバーを飾り、独特の未知の境遇へと誘ってくれる。

それ1つでも鮮烈な印象を人々に与えるが、それ以外の物達とも上手く組み合わせて演出すると、また新たな世界がそこに生まれるのだ。

ここに、母親の作品を1点紹介しよう、、。

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フュネラル・アート

2005-05-13 | アート
ロンドンで、葬式装飾(フュネラルアート)を学んでいた時、そのカラフルな美しさに驚く事が多かった。

帰国後、私は独自に薄布や、ピンクや、紫や、真紅の薔薇達を使った夢の世界のように美しい葬式装飾をいくつか発表している。(私の考案する葬式装飾には祭壇が無い。)

例えば情熱的な生き方をした人の為の真紅の花の物、妖精のような人の為の純白のウェディングのような物、淡いピンクから紫のグラデのフラワーガーデンのような物、男性用にはブルーを基本とした物など、、。故人が一番好きだった色や、花で「人生のフィナーレ」なのだからその人らしく、、。

ロンドンでは妖精や、神話などの幻想の世界や、エンジェル(天使)などの神秘の世界をモチーフにした絵や、インテリア達を卓さん見かける。それらは皆私に刺激を与え、今現在の私の葬装飾の発想のバックになっている。
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ロンドンの妖艶なフレンチレストラン

2005-05-12 | アート
LES・TROIS・GARCONSと言う、今ロンドンっ子に人気のフレンチレストランがある。私は葬装飾を学び、そして仕事の合間の週末に友人のヴァネッサと共に良く赴いたものだ。(ヴァネッサは、コスチュームレンタルのマネージャーをしている。中世シェイクスピアの時代の衣装や、ヴィクトリア時代の衣装をレンタルするブティックだ。)

レストランの中は天井からいくつものアンティークのバック達が飾られ、壁にはシャンデリアのティアドロップ型のガラスが壁面一杯に床まで飾られていて、それは妖艶で美しい。ここに来ると非日常な幻想の世界に引きずり込まれ、優雅に過ごせる私の秘密のスポットだ。

ロンドンっ子の美の感覚にはいつも驚かされる、アンティークバックを天井から卓さん飾るなんて、、。
食事も、ワインも美味しい。なによりもこの妖艶なアンティーク、ヴィンテージの宝庫のような雰囲気に、私は身も心も、洗われるのだ。
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金箔塗のモダンなボックス達

2005-05-11 | アート
私がやってるロンドンの会社には、アールデコの金箔画や、ジャパネスクの金箔花画の他にこの私デザインのボックス小物達が存在する。漆をかけ、金箔でデコレートされたボックスは私のドレッサーの上で、ジュエリー達を守りながら、その存在感を誇張するかのごとく、優雅な肢体をさらけ出しているのだ。
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ロンドンの古城「リーズ・キャッスル」

2005-05-10 | アート
イギリスには卓さんの古城が存在する。その中でも豪華で、広大な敷地を持つのが、ロンドンから1時間くらい電車で離れた所にある「リーズ城」だ。ここでは、庭に白い孔雀が優雅に散歩しており、人気者で毎日大勢のパパラッチ達に(観光客)追いまわされている。

古城はヘンリー8世の館で、中は国宝級の装飾されたボールルームや、皇女の部屋や、ベットルーム等の部屋達が、気高く、怖いくらいに美し過ぎる館である。そんな古城をイギリス人の紹介などがあれば、ウェディングで貸してくれるのだ。しかもバトラー(執事)や、メイド付きで、、。お値段は少し張るが、国宝級の古城を少しの間自分の思いのままに、貸し切る事が出来るのだ。ロンドンっ子達もお城でウェディングをするカップルが多い。

葬装飾をロンドンで学んで行く内に、イギリスの歴史も知りたくて週末などには古城巡りをしたものだ。不思議と古城の装飾から葬装飾のヒントを得たりするのだ。
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ロンドンのANGEL(エンジェル)駅

2005-05-09 | アート
ANGEL(エンジェル)と言う名の駅がロンドンにはある。

ここに私が大好きなアンティーク市が存在する。アンティークのキャンドルホールダーや、金色のロココ調の大きな額、ミューズ(女神)が支えるような形の花器、レース地、王家の紋章のスタンプ、繊細な細工のジュエリー達、ヴィクトリア時代のような服までありとあらゆる古き良き時代の物達が様々なブースに、そして、ブティック達に所狭しと並んでいるのだ。

ひとしきり、蚤の市を廻ると、ベトナム・フレンチのレストランでランチをするのがいつもの私のコース。エンジェル界隈にはお洒落な店やギャラリーが多い。花屋の装飾や、ギャラリーのモダン絵画達を眺めているだけで、新しい色合わせや、新しい花々の組み合わせ、新しい発想など、、。私の葬装飾に使っているアンティークの花器やら、珍しい色や形の花々やら、生地達の組み合わせがここエンジェルで育まれると言っても過言じゃない。
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ジャパネスクの金箔ユリ絵画。

2005-05-08 | アート
ロンドンの私の会社には、アールデコの豪華な絵画の他にジャパネスクの花々達の金箔塗り絵も存在する。 ヨーロッパ人達に逆に日本の美を紹介するのだ。凛とした静けさの中にある美しさは西洋のストレートに表すそれとはまた対照的に、見る者の心を釘付けにする魔力が潜んでいる。

スクリーン(屏風)などに描かれた木蓮の花、壁一面に描かれた桜、そして葡萄の金箔画達。そしてランプにいたるまで、、。アールデコとは違った妖艶さにしばし、時間も自分も忘れて蜃気楼を眺める様にゆらゆらと立ち尽くすのだ。

日本の伝統の金箔美術画などとは違う少しモダンなジャパネスク金箔花画達は私のお気に入りである。
フュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)を研究しながら絵画のプロデユースにも忙しい。
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ロンドンでプロデユースのアールデコの金箔画

2005-05-07 | アート
私は友人達とロンドンに会社を持っている。重厚な木版に金銀箔をあしらい、螺鈿の貝細工などを施し、塗りをかけたアールデコの金箔画達。小物や、スクリーン(屏風)や、壁一面を覆い尽くすような大きさの絵画まで。

ミュシャの繊細さや、エルトの妖艶さ、そしてクリムトの華やかさ達が日常に加わると、見る者を幻想の世界へと誘う。現実離れした夢の世界を一時味わえるのだ。

私はこの重厚な木版の金箔絵画達を使った装飾が大好きだ。輝くような装飾画達はそれぞれが強烈な自己主張をしながらも神々しく、高貴で私に装飾の意欲を与えるのだ。
   
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