(葬式アーティスト)フュネラルアーティスト

森本由美:欧米で葬儀装飾習得のフュネラル(葬式)アーティスト第一人者。アート葬式はサンケイ大阪賞受賞・商標登録済。

イギリスの19世紀のドレス達

2005-08-31 | アート
イギリスの19世紀の女性のドレスである。女性達が最も好きだったとされる、3色を集めた物である。この時代からピンク、ブルー、イエローはそれぞれ個性の違う女性達に、それぞれに、支持された色である。

装飾を見てみると、女性が好きな、刺繍、フリル、フリンジ、レース、リボンなどがふんだんに使用されとても美しい。

ピンクでも少し光沢の有る生地を使用してあったり、シルクなど柔らかい生地や、シフォンの透ける生地も使われている。

私がロンドンで研究し、考案し、日本で発表しているフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)にもこの様々な個性の女性達がそれぞれに好きだった色を使ってお葬式と言う『人生のフィナーレ』の空間を『その故人らしく』演出している。

人生が色々であるように、生き方が色々であるように、故人の好みもまた様々であったにちがいない。その個性を最後に思いっきり、表現し美しく演出してあげるのがフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)である。
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イギリスの変わった形の、、、。

2005-08-30 | アート
イギリス人の故人への思いは、とことん、、、であるらしい。

写真はイギリスのひつぎメーカーが遺族からオーダーを受け、実際に作成した『スポーツバック型のひつぎ』と同じ型の物である。

故人はスポーツバックをこよなく愛した人であったのだろうか?制作費は幾らくらいしたのだろう、、、。
イギリスのフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)はカラフルで美しく、個性を重視する、、と今までさんざんご紹介して来たが、こんな変わった形のひつぎを真面目にオーダーするイギリス人の感性には可笑しく感じたり、ある意味、脱帽する。

これ以外にもまだまだ変わった棺が存在し、感心したり、笑ったり、びっくりしたりの連続である。今後も少しずつご紹介しよう。
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ロンドンの黄金で妖艶な天蓋

2005-08-29 | アート
以前、このブログでもご紹介したロンドンにあるシェイクスピアのグローヴ劇場の『天蓋画』である。

黄金に塗られた板に仕切られたこの天蓋は太陽と月、そして、妖艶な星座達が描かれている。ロンドンにフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)と、金箔アールデコ木版画の仕事で滞在する時は必ずこのグローヴ座と、この近くにあるワイン美術館をセットで訪れる様にしている。

中世時代の豪華衣装を再現し、このシェイクスピアのシアターで行われるマクベスやテンペストやリヤ王を鑑賞し、その後ワイン美術館で至福の時を過ごすと、日ごろフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)と言う人生のエンディングに携わる仕事のストレスが吹き飛ぶのだ。
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リトル・ヴェニスのゴンドラ

2005-08-28 | アート
ロンドンのパディントン駅の近くにリトル・ヴェニスと言う中世のゴンドラのような船着場がある事は、以前このブログでもご紹介した。

今回はイギリスのフュネラル(葬儀・葬式)で実際に使われたコフィン(ひつぎ)をご紹介しよう。写真でもわかる様に、ゴンドラタイプの船のひつぎである。

故人は船の船頭だったのだろうか?故人の個性を重視するイギリスならではのフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)である。

一見パロディーの様ではあるが、実際に遺族からオーダーが有り、ひつぎ屋さんが作成した物である。私もロンドン滞在中には何度かリトル・ヴェニスのゴンドラに乗ったが、このひつぎのような船であった。

この様に、イギリスではとことん、『故人らしさ』を『人生のフィナーレ』と言う最後の舞台で演出し、表現してあげる事を大切にして葬儀を司るのである。
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ロンドンのフュネラルアート現場。

2005-08-27 | アート
ロンドンの私と提携している大手葬儀社の支店前にて、、。

向かって左から、シルクハットに燕尾服姿のフュネラルディレクター(葬儀・葬式を司る人と言う意味の葬儀社の方)、私、そして、プリースト(牧師)。

写真では解りにくいかも知れませんが、ガラス張りの霊柩車のハッチを開け、縦にひつぎをお花と供に入れた状態です。

この後、お葬式を行う為、ひつぎにはご遺体が入った状態です。

ひつぎの廻りには故人が好きだったピンクのフラワーアレンジメントが、沢山飾られています。横から見ると本当に花車の様に美しいフュネラルデコレーション(葬儀・葬式の装飾)です。
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サイコロの形の葬装飾

2005-08-26 | アート
ロンドンの子供用のサイコロ型の墓標である。

写真では見えにくいけど、一番上のサイコロの上にお花のアレンジが飾られています。
墓標とは思えない形と、墓石の色も赤い石、黒い石、そして、グレーの石を使い、墓石に彫る模様や、言葉もブルーや赤い色で可愛い模様などが彫られてあります。

ロンドンのフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)は故人が生前に良く使っていた物や、好きだった物を題材に例えばこの墓標以外にも、以前にご紹介したが、お葬式のフラワーアレンジにクマさんの形の花アレンジを作ってあげたりして、子供さんのその早過ぎる死を悼みます。

遺灰を土に埋め、その上にこのサイコロの墓標を立てます。

70%火葬のイギリスではこうした可愛い墓標や、薔薇の苗や、若木などをメモリアルガーデンに故人の遺灰と供に植え、故人を偲びます。
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ロンドンのアンティーク事情

2005-08-25 | アート
ロンドン・アンティーク物語「究極の贅沢版」

東京書籍

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フュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)に使えそうなアンティークの装飾品達をよく、ロンドンの蚤の市で探しました。

このアンティーク本にはちょっと豪華なアンティーク達が沢山出てきます。中には、私が良く赴く、ヴィクトリア・アルバート装飾美術館のアンティークも登場します。

私がフュネラルアートの研究と、仕事で滞在するロンドンのオフィス兼住居の邸宅には、アンティークのバイブルとも言える、この本が本棚に並んでおり、アンティーク事情の参考にしています。
表紙もとても美しく、著者の方はこれ以外にも沢山ロンドンのアンティーク本を出されています。
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アールデコ時代のウェディング

2005-08-24 | アート
西洋のアールデコ時代のウェディング写真である。

以前ご紹介したのは、もう少し古い時代の写真であったが、このアールデコ時代の衣装は、女性のウエストを開放した『ルーズウエスト』のワンピースが主流になっている。

向かって左側の花嫁の付き添いである、ブライドメイツ(大抵は花嫁の友人達である)が持っているブーケはロンドンではポージースタイルのアレンジメント花で、フュネラル(葬儀・葬式)にも故人に贈られる。

ロンドンでのウェディングとフュネラルは花のアレンジの形や、ブーケなども同じで、あまり区別が無いが、ロンドンではガラス張りの霊柩車の中に有るひつぎの廻りに花飾りをする為、以前にも幾度となくご紹介したが、花文字で故人の名前をアレンジした、立てかけて飾る花アレンジが多くあるのが、ウェディングとフュネラルの花アレンジメントの形の違いである。

花の種類や、色は毎回言及しているが、ウェディングもフュネラルもどんな花を使っても、どんな色を使っても規制は無い。

ロンドンで一度、菊の花ばかり(ピンポンマムでは無く、大輪の菊で創ったブーケであった。)を使ったブーケを持った花嫁を街の教会で目撃した事があるが、菊に対する考え方のロンドナーと日本人の違いに感性を揺さぶられたものだ。
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ロンドンの装飾的な中世ドレス

2005-08-23 | アート
ロンドンのヴィクトリア・アルバート装飾美術館所蔵の中世時代のドレスである。

以前にご紹介した、ピンクのドレスより刺繍や、ビーズ使いが細かく、またバルーンの様に膨らんだスカートをしている。

私の考案するフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)にも女性でブルーが好きな人用の葬式装飾アートを発表している。ピンクは言わずと知れた女性の大好きな色のうちの1つであるが、シャープな感覚が好きな女性もいる筈である。

ブルーは男性用、、、と決めつけず、女性でも女性らしいブルーも存在するのだ。
『故人が主役』の葬儀を提案していると、どんな事柄でも『故人らしい』のであれば、考え方に『ワク』がないのが自然である。

既存の『葬式とはこんな物で、、、。お金が高く付く物で、、。』と言う固定概念は時代の流れと供に、『個性的な、故人が主役となるお葬式、リーズナブルな開かれた価格のお葬式』に、以降していくのは当然であり、フュネラルアーティストである私はそのお手伝いをしているのだ。

ロンドンの葬儀の装飾をそのまま取り入れるのではなく、日本人好みにアレンジし考案している。
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ロンドンの葬儀費用

2005-08-21 | アート
ロンドンのベイシックな葬儀の費用は、普通のガラス張りの霊柩車を使用し、最低ランクのひつぎ仕様で、土日のフュネラル(葬儀・葬式)で無い限り、25万円~30万円くらいからである。
また夜中に故人が無くなったときなどのオフィスアワー以外(営業時間外)のテイクケアは特別料金になる。
この金額は、葬儀社によって異なるが、これには花のアレンジメント代は一切含まれていない。また故人をメイキャップさせたり、衣装を着せ替えたり、するサービスはまた別途にかかる。

以前からご紹介している、馬車のガラス張り霊柩馬車は最低で、20万円くらいからである。これには馬の数が多いほど値段が高くなる。

とかく物価が高いロンドンであるが、葬儀費用だけは日本の方が高いようだ。最近では日本でも安い葬儀社も現れているが、、、まだまだ高い。

ロンドンの街のレストランで食事をすると、チャイナタウン(欧米ではチャイナタウンはとても安く食事が出来る場所である。)であっても、最低の具が全く入っていないラーメンが1000円するのである。

ロンドンのフュネラル(葬儀・葬式)費用は普通のショッピングと同じように、クレジットカードでも払う事ができる。
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イギリスの彫刻模様

2005-08-21 | アート
以前にもご紹介したが、ロンドンの墓石に彫る彫刻模様である。

墓石の角にふち飾りをする為の薔薇の模様や、故人がピアノが好きだったのか、ピアノの模様などもある。

70%火葬のイギリスでは遺灰を土に埋め、その上に薔薇の苗を植える事が多いが、このように墓標を立て、故人が生前好きだった趣味や、得意だった事を何でも彫刻してあげる事が出来る。

例えば男性用に、ゴルフをしている人の彫刻や、勿論、宗教的なマリア様や、イエスキリストの彫刻や、エンジェルの彫刻もあるが、大抵は故人が普段親しんでいた物や、事柄を墓石に彫る。鳥や、水仙の花、イギリス人の好きな薔薇と蝶々など、色もこの写真には黄色と白だが、赤や緑、ピンクそして、紫と色鮮やな彫刻を墓石に彫る。

こう言った模様をハート型の墓標などに彫るのである。イギリスのフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)は墓石まで芸術的である。
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ロンドンの自由な儀式

2005-08-20 | アート
ロンドンのフュネラル(葬儀・葬式)は葬儀社の手を借りずに、自分達で司る事も出来る。

ロンドンにある『ナチュラル・デス・センター』や、『ブリティッシュ・ヒューマニスト・アソシエーション』と言う団体で、どの様に自分達で葬儀を行う事が出来るのか、アドバイスを貰える機関がある。

例えば、無宗教の故人の葬儀の行い方を教えてくれたり、イギリス国内の森林に埋葬したいと言う時に埋葬が可能な森林の墓地の場所を教えてくれたりするのである。

このような事からもイギリスのフュネラル(葬儀・葬式)は故人の生前の希望や、個性を重視し、遺族や、故人の希望があれば、自分達自ら葬儀を行える様に、支えてくれる機関が充実しているのである。

自分達ではどうしても難しい部分、例えば、火葬などの部分のみ葬儀社に委託し、後は自分達で葬儀を司る事も出来る。

ロンドンのフュネラル(葬儀・葬式)はどこまでも自由で、その故人や遺族の希望が叶えられる様に援助してくれる団体が存在するのである。
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シルクハットに燕尾服姿のイギリス紳士・淑女

2005-08-19 | アート
ロンドンの葬儀社の制服はとてもお洒落である。

シルクハットに燕尾服姿の紳士や、同じくシルクハットに黒いスーツ姿の淑女の葬儀社員が、フュネラル・ディレクター(イギリスでは葬儀社員の事を『葬儀を司る人』と表現する。)として、ガラス張りの黒や白の霊柩車や、黒馬や、白馬の霊柩馬車に入れられたひつぎを、故人が暮らしていた家の前の道から大通りに出るまで遺族と供に、歩いて先導するのである。

ガラス張りの霊柩車や、霊柩馬車はゆっくりと、長年見なれた家の景色を故人に最後に見せてあげる様に道を進む。

真っ赤な薔薇達や、ピンクの花、紫や、ブルーの花等故人の大好きだった花々で,埋め尽くされるように覆われたひつぎが、花車の様にゆっくりと、芸術的に家路を最後にする。

中世の時代の様な、気高い燕尾服姿の紳士に先導された、白馬車や、黒馬車の霊柩馬車は本当に美しく、絵画のようだ。

ロンドンのフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)は葬儀社員の制服まで芸術的である。
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エンジェルの装飾

2005-08-18 | アート
エンジェルの彫刻像である。

エンジェル達はロンドンでは至る所に存在する。例えば、公園のベンチの取っ手の部分に使われていたり、お洒落なホテルのロビーのラウンジの椅子や、家具に使われていたり、花器や、ガーデニングの庭飾りに使われていたり、、、と用途は様々である。色もこの彫刻のようなサンド色から、ゴールドから、白い石灰で出来ている物など様々である。

写真のエンジェルはイギリスの墓標に付ける、墓標飾りとして作られたエンジェルである。エンジェルは『神の使者』としてだけでなく、ヨーロッパでは色々なインテリアの飾りにその可愛らしい表情が存在する。

私がロンドンで研究し、日本で考案し、発表している新しいフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)にもエンジェルを取り入れた物があり、無宗教の故人や、クリスチャンの故人用に空間演出している。

エンジェルは人を安らかな気持ちにさせ、見ているだけで癒される神々しいアイテムの内の1つである。
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ハートのフュネラルアート

2005-08-17 | アート
ロンドンの大人用のハート型の墓石である。
以前からも何度かご紹介しているが、墓石に金色で、名前などを記入し、イギリス人が大好きな真っ赤な薔薇やカーネーションなどの、鮮やかな色の花を飾る。

70%火葬のイギリスでは、遺灰を土に埋め、その上に薔薇の苗を植えたり、この様に可愛いハート型などの墓標を立て、カラフルな花々と供に故人を偲ぶのである。

イギリス人の男性もハート型の墓標を使ったりする。ロンドンのフュネラルアート(葬儀・葬式の装飾)では、生花にも男性、女性区別無く、ハート型のフラワーアレンジメントが好まれる。もっとも、ゴルフ好きだった男性用に、ゴルフをしている男性が彫られた墓標などもある。

この様に、イギリスのフュネラルアートには、この色の花がダメとか、この種類の花がダメとか、墓標にいたっても、形も故人が好きだった物を彫刻したり、墓石の石を故人が好きだった物の形に創ったりと、とても自由で、故人の個性を表現している。

特に、ロンドンのフュネラルアートは色鮮やかで、芸術的である。
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