夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

大好きな伊那方面へ

2019-04-18 21:50:36 | Weblog
北信濃の住民にとって、南信濃の風景は実に魅力的です。
山に囲まれている点では共通ですが、南信濃の伊那谷一帯から静岡、山梨県境の風景は別物です。
無意味なリニア新幹線の件で飯田市と大鹿村を訪れて以来県南部の南信(長野県は広いので北信、中信、東信、南進に分類され、それぞれ気候風土も文化異なります)の魅力に魅せられてしまいました。
今日は伊那市から飯島町、足を伸ばして初めて豊丘村を訪れてきました。

素晴らしい花桃の世界です。車の窓から見えた鮮やかな山の斜面に迷わず車のハンドルを切りました。
同じ時間帯に写真を撮っていた人の話では有名な花桃の名所だそうですが、全く知りませんでした。








更に山道を進むと南天畑の脇にこんな風景


その先には未知の集落がありました


この一帯は今が最高の季節。来年もぜひ訪れたい、そのときはじっくり歩きたいと思いました。

帰り道で前にも休んだ小さな公園です。桜の花吹雪が舞っていました。


この橋は何度か渡ったのに貴重な文化遺産と知ったのは後になってからでした。




信州に生まれ育ったのに、まだ見ぬ素晴らしい風景が無尽蔵にあると思い知りました。
おそらく一生かかってもすべてを見ることは不可能です。
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Ikegami HL-95 これで何を撮ろうかな

2019-04-17 14:46:36 | Weblog
冬の間は行動範囲が限られてしまうので、その間に\2,000で手に入れたHL-79Eを使えるようにしようとして悪戦苦闘してきましたが、もう春です。北信濃でもそろそろ桜が咲き始めて、私もじっとしていられなくなりました。
映像も写真も撮りたい素材は増える一方です。今日は久しぶりにHL-95を引っ張り出して何か撮ろうと思ったのですが、下見だけで終わってしまいました。実は昨日からそんなことを考えて準備しておきました。カラーバーが正常に出ることと生出しの映像がきれいなことは確認済みです。今朝、レンズのフランジバックも再確認、試し撮りはすでに1月に実施しているのでいつでも撮影可能です。
そんなわけで今日はネタがないのでIkegami HL-95の紹介です。

手持ちのVA-95SAを介してsony BVV-5をドッキング、ベーカムSP仕様 レンズはFUJINON A18x8.5FERM-11Dを装着


BVV-5の塗装が剥げていたのでこんなラベルでごまかし ここにNHKなんてペンキで書いてあったら最悪


レンズはカビも埃も無いけど外観はそれなりで使い込んだ味


ガンマイクは三流メーカー品なれど感度/音質共に良好


VFも問題なし "6"はハッタリじゃなくて複数のカメラの通し番号


誇らしい銘板


カラーバーの波形です


ベクトルスコープのパターンも問題なし


このカメラは昨年末に付属品やバッグと共に\1,000という信じられない金額で手に入れ、故障箇所を見つけて自力で修理、レジ調整したものです。
それに味をしめて\2,000の79Eの整備を始めて今の泥沼状態。それはそれとして、HL-95は当時の最高級カメラ。それが現役で使えるというのは奇跡です。アメリカにはかなり台数が残っているようですが、国内で使用可能な95なんて、他にあるんでしょうか。ダイオードガンプランビコン独特の味のある映像がコンポーネントで得られるという理想的なカメラです。

このカメラで何を撮ってどんな作品を作るか、頭がフル回転してきましたぞ。
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気をとりなおしてHL-79E不具合調査

2019-04-16 10:07:58 | Weblog
気分一新、今までの事は無かったことにして調べました。
電圧が不安定な-4.8V系で次に怪しいのはT1の二次側の主役Tr15。面倒臭いけど取り出して再度チェック。前回もしかするとE,C,Bの配列を勘違いして調べたかも知れません。今日はしっかり確認して調べました。念のため予備基板のTr15もペンシルテスターのダイオードチェックモードで調べましたがどちらも正常でした。


Tr15に絡んでいるTr16も調べてみました。赤丸の部分に入っていました。


これはうっかり足の配列を勘違いして「壊れてる!」。ついでに予備基板のTr16もチェックしましたが結果は同じです。ネットで調べたら足の並びはTr15と違うんです。再チェックしたら両方とも正常でした。


次にやったのはREFの+5Vの調整。REFっていうことは基準かな。
ここにTP1があります。


VR1で調整しました。


こんなもんでしょう


先日は内臓基板を挿入していくと8枚目から-4.8Vが下がっていきました。とりあえず7枚挿した状態でPOWERユニットの電圧を調整。


-4.8Vを調整


+9.6Vです


+6Vも


+730Vを調整


調整したので基板を全部入れてみましたがやはり測定中に-4.8Vが下がっていきました。
視点を変えようと作戦を変更してDEF基板を外し、撮像管のプリアンプコネクタ3個ともうひとつのコネクタを抜き、


完全にフリーの状態でMBにセット。


これでどうなるか、-4.8Vをチェック。

ダメです。4.7V位から徐々に下がっていきます。

ここで思いついて予備のDEF基板と入れ替え。コネクタは全部挿しました。


電圧は-4.79Vで安定していました。1/100V位低くても許容範囲でしょう。


この段階でカラーバーを出してみましたが問題なし。
絵を出したいところですが、、、結果を見るのが怖くてまだです。

これが元々入っていたDEF基板です。恐らくどこか故障しているんでしょう。一連の作業でこの基板は何度も脱着したのでどこかのタイミングで何かが起きたのかも知れません。撮像管の位置調整でこの基板の穴にドライバーを差し込んだ際はどうだったかなとそれも不安要素です。まあまあ、予備があるから深く考えるのはやめましょう。


トランジスタの足の配列が物によって違うことを今回知ったので忘れないようにノートに書いておきました。電子回路は本当に苦手でこんな基本的なことも知らないんです。


私は現役当時工場の機械修理が仕事でした。延べ1,000台以上修理した経験で、故障の原因が簡単にわかったときに限って落とし穴があり、本当の原因は他にあったなんて事態がよくありました。
ここから先は慎重に進めます。

午後、思い切って絵を出してみました。うーん、真っ暗です。
記録は残してありませんがそれから悪戦苦闘してRとGはなんとか出るようになりましたがBは全く出ません。撮像管を交換てもダメ、プリアンプを取替えてもダメです。完全に泥沼にはまり込んでしまいました。
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今日も邪魔な軽自動車があるじゃないか

2019-04-15 13:46:51 | Weblog
昨日は予定していたビデオ撮影が邪魔モノがあって断念、今日は撮れるだろうと朝から予定していました。

週明けで経済が動き出して長野市内は車が多く、うっかりして近道できず国道19号側から七二会(なにあい)を山越え。先日とは違う道を上ることになりましたが、それはそれで未知の世界が待っていました。

集落を見下ろす山のお寺


小さな切り通しからの眺め


山道と棚田


なんでもない風景ですが


いい空間


不思議に落ち着く風景


広角いっぱいでも捉えきれません


カメラを振って


今来た道


この先にはどんな風景があるのか


振り返ると


あそこにも古い家


小さな集落です


途中から先日来見覚えのある風景になり、お気に入りの棚田の上に出ました。


国見の静かな山里 遠く戸隠の山々


山里の風景を堪能、予定のポイントへ。

「ぎゃあ」今日もあの軽自動車が置いたまま。通行の邪魔になるわけじゃありませんが、ここは車の保管場所じゃないんですけど。

軽自動車については言いたいことが山ほどあります。現状の「軽」を含めて自動車交通の状況はひどすぎますがそれについては改めて語ります。

これじゃあビデオは撮れません。また出直すとして写真だけ撮ってきました。


たった7年余りで消えた鉄道の、当時を偲ばせるレリーフです。


善白鉄道の痕跡はいくつかの橋脚と崩れた隋道、駅の跡地、道路になった軌道が今も残っています。

ブログをまとめながらHL-79EのPOWER基板について、回路図を追ってみました。

-4.8V系のTr13,14は明らかに壊れていたので交換し、容量抜けしていたC30はC29とまとめて交換したのですが、回路を見ると出力回路のD16,17(ERA81-004)とTr15(2SC3074Y)も過電流が流れたはずです。前の簡易チェックではOKでしたがその後壊れた可能性もあるので手に入れば交換してみましょう。

追伸:ERA81-004はシングルショットキーバリアダイオード 10本入り\200程度
   2SC3074Yは製造終了ですが入手可能 @\100程度
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気分を変えて昔のスケッチブックを出してみました

2019-04-14 13:50:20 | Weblog
HL-79Eレストアはしばらく中断です。
今日は別件で長野市の某所で、かつて存在し今は忘れられている善光寺白馬電鉄 通称「善白鉄道」関連のビデオ収録に出掛けました。これは先日通りかかって偶然見つけた道路わきの大きなレリーフなんです。
勇んで行ったのはいいけど、レリーフの前に軽自動車が置いてあって撮影の邪魔。そのうちどこか行くだろうと時間稼ぎで山道を先に行ってお気に入りの棚田をEOS20Dで何枚か撮影。このところ左脳ばかり使ってきたので今日は右脳の活用です。

ここに来るのは三度目ですが来る度に状況が違います。

田植えの準備が終わっていました

他にも何枚か写真を撮って、もういいだろうとレリーフの所に戻ったのですが、あの軽自動車が停まったまま。
自宅から車で1時間かからない距離ですし、明日も出る用があるのでその帰りに寄るとして今日はビデオは断念。
帰りにふと「またスケッチをやってみよう」と思い立ち、セリアに寄って手ごろなスケッチブックとそれらしい鉛筆を買ってきました。


昔のスケッチブックを出してきました。古いのは2009年です。あれからもう10年とは。
スケッチを始めたのは現役当時違う職場に居た画伯から「毎日何でもいいからスケッチして1000日続ければなんとかなる」と教わってのこと。でも長続きはしませんでした。

当時描いたスケッチブックです。


つい昨日のことのようだと思いながら一枚づつ眺めました。いいかげんなスキャンなので鉛筆のタッチが浅目ですが実物はもっと締まっています。
この人形は自主映像作品に使うためにニトリで買ったものです。


刷毛ですが毛先がリアルに描けています。


まだ若かったミイちゃん


当時使っていたガラケー


子供と河原でキャンプするとき買ったステンレスのヤカン


作業用の革手袋


生前のポチの首輪


奥方の人形、だったかな。私のだったら変ですよね。


メモ帳とキー(TOYOTA 1600GT-5)


説明しなくても何かわかるでしょう


我ながら良く描けていると思います。これ、趣味として最高です。これからは風景に挑戦してみましょう。
日ごろ風景や状況を映像と写真で写し取ってきましたが、毎回思うのは「映像や写真はあまりにも安直。これって、絵で表現するべきだ」。今日の記事のトップの写真はその典型。
全くの自己流ですが始めましょう。
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HL-79E まだあきらめないぞ

2019-04-13 09:17:49 | Weblog
絵が出ない原因を探っているうちに自分で修理したPOWER基板が完全ではないのかもと考えました。負荷に対して容量が小さい感じです。
そこでガラクタをかき回したら「?」と書いたラベルを貼ったPOWER基板が出てきました。(探すと何でも出てきます)
夕方まで時間が空いたので朝からこの基板の調査にかかりました。

これが出てきたPOWER基板。単体でチェックするためにDC12Vを入れるリード線を出しました。


工夫してBP90バッテリーを繋ぎます。


回路図を見て各ポイントの電圧を測りました。
+6Vが


+9.6Vが


もうひとつの+9.6Vが


前の基板で修理した-4.8Vは電圧が徐々に下がっていきます。


同じ回路の-15Vも安定せず下がっていきます。


-45Vは


怖いけど+730Vを当たると


+255Vは


-45Vがもうひとつ


この基板も-4.8Vと、同系の-15Vが異常です。回路図ではどちらも前の基板で壊れていて交換したトランジスタ2SC2983-Oが絡んでいます。
パターン側を見るとTr13とTr14の半田が過熱で溶け気味。私にはそう見えます。特にTr14は顕著です。


幸いこのトランジスタは前回の修理で5本取り寄せて3本余っているので交換可能です。送料を考えて余分に買って正解でした。

ところであのトランジスタは何処?さっきまであったのに。

ありました! コピーした回路図の下に隠れていたとは。

まだ時間があるのでTrの交換にかかりました。
半田吸取り線で半田を取ってTr13を引っ張ったら「あちゃー」。ランドを取っちゃいました。さあ大変。


回路図を見ればこれはTrのコレクタでT1の二次側と繋がっているだけです。T1の相手側はすぐにわかりました。Trの足をこんな風にして解決。


Tr14は慎重にやったので問題なし。Tr交換が終わりました。


さっそくDC12Vを入れて-4.8Vラインのテスト。

いいですね。

取り出したTrを見たらひとつはパンク状態でした。一体何をやったんだ。犯人は私ですが。


各電圧を確認しました。赤ペンが修理後の値です。

概ねいい値です。不安定な箇所は無負荷だからと判断していますがひょっとして電解コンデンサーの容量抜けがあるのかも。

他にも不安要素があります。前に修理した基板と今回修理した基板は裏のパターンが明らかに違うんです。


POWERユニットを入れ替えて煙が出た記憶が蘇って今回の基板を使うのは躊躇しています。
午後、まだ時間があるので思い切って修理したPOWERユニットを入れて確認しました。念のため他の基板は抜きました。


電源を入れても何事も起きませんでした。
電圧のチェックです。全部そこそこの値なのを確認、調整できる項目は調整しました。調整できるのは+9.6V,+6V,-4.8V,-6V,+730Vですが-6Vはどこで当たるのかわかりません。


ここまでで時間切れです。

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HL-79E 絵が出なくなった件

2019-04-12 08:32:00 | Weblog
DEFユニットという基板があって、ここに各撮像管へ行くコネクタがあります。
昨日は撮像管を調査、交換するためにこの基板もいじりました。そのとき何か不手際があったのかも知れないと、予備の基板と入れ替えてみることにしました。

手前が予備のDEF基板です。


比べて見ましたが全く同じ構成と思われます。


入れ替えました。


結果は、


カラーバーはきれいに出ました。

スイッチをCAMに切り替えると


入れ替えても症状は同じでした。DEF基板は問題ないようです。

そういえば昨日、撮像管入れ替えの後でPOWERスイッチを入れたときスイッチの接触が悪い感じで何度か入れなおしました。回路図を確認したらこのスイッチは2極です。片側が完全にONにならない可能性があるのでこれから調べます。異音が聞こえたはもスイッチかも。原因がこれだとしても交換は大変な作業なので気が重くなります。
こうして原因をひとつづつつぶしていくしかありません。
スイッチはさっそく回路図を追ったら片側は電源系のON-OFFでもう片側はSTBY-OPEの切り替えスイッチへの回路ですから関係ないようです。スイッチを入れたときに不具合が発生したので結果的に接触不良に感じたんでしょう。

根気が続かないので今日も習慣になっているウォーキングをしてきました。一周4.2Kmを33分55秒と先週と全く同じタイム。
休みがてらホームセンターで何かないかと物色したらこんな物がありました。


これは使えます。Canon1014のフィルター解除アダプターにぴったり。
これが正規のアダプターですが、


ネジが1/4で段差があるのでそのまま入ります。


ただし、底面の収納部に収めると出っ張って具合が悪いです。


頭を切って背を低くすれば済むんですがせっかく真鍮にめっきをかけてあるのに地肌が出てしまいます。
そのうちもっともらしい加工をするかもしれませんが、これが欠品で困っている人は代用できるというお知らせということで。


昼食の後、気力がちょっと回復したので再調査。の前にもう1セットあったBchの撮像管ユニットに組み替えました。これで解決すればと思いましたがダメでした。
基本に戻って電源系を調べました。これは前にPOWER基板の故障内容を見つけて修理したのと同じ手です。
POWER基板コネクタの裏のチェックポイントで電圧を当たりました。

-4.8Vが-4.41Vしかなくてしかも徐々に下がっていきます。

調整しても電圧は上がりません。


POWER基板以外の基板を全部抜いて当たったら先ほど調整したので-5.5V位。これを-4.8Vに調整。基板を一枚づつ入れていきました。7枚目までは-4.79Vで変化はありませんでしたが8枚目のPULSE基板を入れたら、電圧が下がっていきます。


予備の基板と入れ替えても同じです。
PULSE系で何か不具合があって過負荷で電圧が下がるのかも。それともPOWER基板の修理が不完全なのか。回路図を追って、、、みる気は今はありません。
そもそも論ですが、映像を電子回路で電気信号に変換するというプロセスが根本的に間違っているというのが私の持論ですが、それは改めて論じることにします。車の自動運転なんて、論外。

ここまで調べましたがいい加減飽きてきました。我ながら懲りすぎだと思います。でもここで断念したら冬中悪戦苦闘した時間が無意味になってしまうので時間を区切って継続しますが結果が出たらまた公開するということで、請うご期待。
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HL-79E こりゃえらいこっちゃ

2019-04-11 16:14:02 | Weblog
絵が出なくなりました。緊急事態です!
今日は気分を変えてENC基板の調整を追い込んだのですがカラーバーのベクトルスコープ上のパターンが正確に合いません。


R,G,B信号は規定通り0.525V P-Pで合わせましたがその後の各調整がイマイチ決まりません。


あちらを立てるとこちらが立たず。


ENCだけでも調整項目はまだまだあります。


いつまでやっても進まないので前から気になっていた絵を出すと色が変な現象を調べることにしました。どうもBの撮像管の出力が低いようです。
もしかすると管がダメなのかと取り出して調べることにしました。


B撮像管です。なんとスリップリングのホルダーを止めるプラスティックのビスの頭が取れてブラブラ。


これが原因だと今思えば早とちり。ビスのネジ部を取るのが面倒なので予備のホルダーに撮像管を組み込みました。


これを本体に組み込めば万事解決、のはずでした。


ユニットを組み込んでコネクタも繋ぎます。これは苦い経験があるので細心の注意を払いました。


結果は、ダメでした。症状はBが暗いままです。
次の手は撮像管を予備品と交換をしてみようともう一度ユニットを取り出して管を入れ替えました。


コネクタが全部正しく入っている事を確認してカラーバーを出してみました。問題なし。
ところがCAMに切り替えたら画面は真っ暗、微かなノイズが出ています。しばらくすると画面左に赤い紐上の映像。カメラから何か変な音が出ています。
あわててスイッチを切って調べましたが作業ミスは見つかりません。

参りました。日を改めて冷静に調べますが1月からやってきた事が全部無駄になるかも知れません。

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Ikegami HL-79E PROC-1A基板の調整

2019-04-10 13:53:16 | Weblog
昨日の続きです。
ここではグレースケールチャートが必要になりますが、苦肉の策でIllustratorでグレースケールもどきを作ってみました。
作りながら、昔色紙を切り貼りしてカラーバーを作った人がいたという話を思い出しました。
それと似たレベルですね。


参考になるサイトがあったので色の設定をCMYKで決めようとしたらどうも値が変。勝手な判断でグレースケールの0%~100%を等分して作りました。

これを印刷。


色画用紙の裏表紙に貼り付け。


波形モニターに出すとこんな波形が出ました。夕べGAINを仮調整したので絵は出る状態です。


参考にベクトルスコープは


ここからが今日の作業です。
PROC 1A基板のSHADE BALの項目にかかりますが、これもマニュアルがあてにならないので調べました。図と合わない箇所があるじゃないか。


説明文と図を見比べて添削。


VR9でRの調整です。


波形モニターを見ながら。これでいいのかな。


わざとVRを回すとこんな波形になります。再度調整し、G,Bも調整。


続いてGAIN調整です。Rから。


0.4V P-Pに調整。


Gを調整


Bを調整


次にGAIN-2ですがこれもマニュアルの説明と図が合いません。


この表を直しました。


シンクロスコープで見たらR,G,B共にほぼ規定の0.5V P-Pになっていました。微調整。


ここまでうまいこと調整ができたぞと絵を出してみたら、「あれっ」。画面が真っ暗です。
落ち着いて確認したらGAIN調整のときシンクロスコープのレンジを20mV/DIVにしていました。それじゃあGAINが低すぎて真っ暗なわけです。再調整です。

絵が出るのを確認して一服。
PROC-1Aの最後はWHITE LIMIT。これもVR番号が違っていました。


いよいよ自作のグレースケールもどきの出番ですが「500%以上のレベルになるようにIRISを開ける」の意味がわかりません。明日にしましょう。
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Ikegami HL-79E 調整 順調とは言いがたいけど

2019-04-09 17:15:34 | Weblog
今後モニター画面を記録するための長いBNCケーブルを買ってきました。毎度のハードオフです。税込み\324。

3mでちょうどいい長さ

それはまだ使いません。今日は主にシンクロスコープで調整です。
その前にマニュアルの内容のミスを詳しくチェック。この項目は問題ないようです。


マニュアルのFig.6-6-bは、BLACK COMP調整箇所の説明文と図が合いません。〇印がBLACK COMPの調整箇所です。
説明ではVR3,10,18となっていますが図ではVR3,12,20です。図を訂正しました。


次に調整するのはFLARE OFF SETですが説明文と図を見ているうちに頭が混乱してきます。これでいいのかな。


図も修正します。回路図ではどうなっているのか、それは調整には関係ないので調べません。


では調整にかかりましょう。昨日予行演習してあるので安心して出来ます。
これがPROC 1A基板です。自作の延長基板をかませました。


RのBLACK COMPを調整しているところです。


調整後の波形。段差がないようにします。


あえて調整をずらすとこんな波形になります。


Gの調整です。Bも同じ手順です。


次にFLARE OFF SET。Rから始めます。


FLAREスイッチを入れても切っても波形の段差が出ないように追い込みます。


調整完了。専門家が見たら突込みが入りそうですが自己判断でやっちゃいました。


PROC-1A基板はまだSHADE BAL,GAIN,WHITE LIMITの調整があります。WHITE LIMITはグレースケールが必要ですが持っていません。買えば安くないし、何か考えましょう。
でもね、この調子で調整をしていったらいったいいつになれば終わるんでしょう。
今日はこれまで、と思ったけど現状でどんな絵が出るか確かめようとしてVIDEO出力をモニターに出そうとしたら真っ暗。落ち着いて考えたらPULSE基板のCALスイッチがONのまま。しかもPROC-1A基板のGAINが絞り込んだままでした。GAINが絞ってあれば絵が出るわけがありません。急遽マニュアルに従って波形を見て0.4V P-Pに調整。

Rを


Gを


Gも調整。どれも基準通りのきれいな波形になりました。


この状態で絵を出してみました。今日買ったきたBNCケーブルでキャプチャ。どうなるかと思いましたが絵はしっかり出ました。



結果的に昨日の復習。続きは明日の心だあ。
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