夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

HL-79E まだあきらめないぞ

2019-04-13 09:17:49 | Weblog
絵が出ない原因を探っているうちに自分で修理したPOWER基板が完全ではないのかもと考えました。負荷に対して容量が小さい感じです。
そこでガラクタをかき回したら「?」と書いたラベルを貼ったPOWER基板が出てきました。(探すと何でも出てきます)
夕方まで時間が空いたので朝からこの基板の調査にかかりました。

これが出てきたPOWER基板。単体でチェックするためにDC12Vを入れるリード線を出しました。


工夫してBP90バッテリーを繋ぎます。


回路図を見て各ポイントの電圧を測りました。
+6Vが


+9.6Vが


もうひとつの+9.6Vが


前の基板で修理した-4.8Vは電圧が徐々に下がっていきます。


同じ回路の-15Vも安定せず下がっていきます。


-45Vは


怖いけど+730Vを当たると


+255Vは


-45Vがもうひとつ


この基板も-4.8Vと、同系の-15Vが異常です。回路図ではどちらも前の基板で壊れていて交換したトランジスタ2SC2983-Oが絡んでいます。
パターン側を見るとTr13とTr14の半田が過熱で溶け気味。私にはそう見えます。特にTr14は顕著です。


幸いこのトランジスタは前回の修理で5本取り寄せて3本余っているので交換可能です。送料を考えて余分に買って正解でした。

ところであのトランジスタは何処?さっきまであったのに。

ありました! コピーした回路図の下に隠れていたとは。

まだ時間があるのでTrの交換にかかりました。
半田吸取り線で半田を取ってTr13を引っ張ったら「あちゃー」。ランドを取っちゃいました。さあ大変。


回路図を見ればこれはTrのコレクタでT1の二次側と繋がっているだけです。T1の相手側はすぐにわかりました。Trの足をこんな風にして解決。


Tr14は慎重にやったので問題なし。Tr交換が終わりました。


さっそくDC12Vを入れて-4.8Vラインのテスト。

いいですね。

取り出したTrを見たらひとつはパンク状態でした。一体何をやったんだ。犯人は私ですが。


各電圧を確認しました。赤ペンが修理後の値です。

概ねいい値です。不安定な箇所は無負荷だからと判断していますがひょっとして電解コンデンサーの容量抜けがあるのかも。

他にも不安要素があります。前に修理した基板と今回修理した基板は裏のパターンが明らかに違うんです。


POWERユニットを入れ替えて煙が出た記憶が蘇って今回の基板を使うのは躊躇しています。
午後、まだ時間があるので思い切って修理したPOWERユニットを入れて確認しました。念のため他の基板は抜きました。


電源を入れても何事も起きませんでした。
電圧のチェックです。全部そこそこの値なのを確認、調整できる項目は調整しました。調整できるのは+9.6V,+6V,-4.8V,-6V,+730Vですが-6Vはどこで当たるのかわかりません。


ここまでで時間切れです。

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