夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

HL-79E おかしくなった方の不調原因判明

2019-04-25 11:06:16 | Weblog
せっかく使えていた79Eが調整中に不調、映像が緑色になった件ですが、原因がわかりました。ジャーン。

原因はこれ、Bchです。これじゃあ青が出ないわけです。

見つけたときは複雑な気分

撮像管ユニットのスリップリングのプラネジの頭が取れてブラブラ。前にもこんなことがありましたがまたしてもこんなことになっているとは。

毎度世話になっている部品取りからネジを失敬して直しました。

締めすぎないように注意

この箱の中にも部品が一杯。

使える物と使えない物がゴチャゴチャ

調整中にネジが脱落した模様です。初めからこれを確認すれば良かったんですがいきなり余っているユニットと入れ替えてしまいました。入れ替えたユニットも症状が同じだったので判断を間違えましたが、そいつも同じ状態になっているんだろうと開けてみましたがネジは付いていました。じゃあ症状が変わらなかったのは何?
撮像管が劣化しているというストーリーにしちゃいましょう。

電源を入れてテストです。
300Wのシネライトを当ててフィルターはA(3000°K),1(100%)。ホワイトバランスはプリセットは未調整で青みが強いのでAでセット。レンズのF値は8。あの緑色の映像ではなくほぼ正常な絵が出ました。

調整は初めからやり直す必要があります

忘れないようにメモ。

メモは後々役に立つでしょう

レンズのPPを出してR,G,Bを確認しました。









R-G


B-G


R-G-B


せっかく調整してきた作業が振り出しに戻ってしまいました。でもうまく調整すればまた使えるようになりそうです。(甘いかな?)
でも今回得た知識と技術、膨大なメモはもう一台の整備に大いに役立ちそうです。
コメント
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