夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

Ikegami HL-79E PROC-1A基板の調整

2019-04-10 13:53:16 | Weblog
昨日の続きです。
ここではグレースケールチャートが必要になりますが、苦肉の策でIllustratorでグレースケールもどきを作ってみました。
作りながら、昔色紙を切り貼りしてカラーバーを作った人がいたという話を思い出しました。
それと似たレベルですね。


参考になるサイトがあったので色の設定をCMYKで決めようとしたらどうも値が変。勝手な判断でグレースケールの0%~100%を等分して作りました。

これを印刷。


色画用紙の裏表紙に貼り付け。


波形モニターに出すとこんな波形が出ました。夕べGAINを仮調整したので絵は出る状態です。


参考にベクトルスコープは


ここからが今日の作業です。
PROC 1A基板のSHADE BALの項目にかかりますが、これもマニュアルがあてにならないので調べました。図と合わない箇所があるじゃないか。


説明文と図を見比べて添削。


VR9でRの調整です。


波形モニターを見ながら。これでいいのかな。


わざとVRを回すとこんな波形になります。再度調整し、G,Bも調整。


続いてGAIN調整です。Rから。


0.4V P-Pに調整。


Gを調整


Bを調整


次にGAIN-2ですがこれもマニュアルの説明と図が合いません。


この表を直しました。


シンクロスコープで見たらR,G,B共にほぼ規定の0.5V P-Pになっていました。微調整。


ここまでうまいこと調整ができたぞと絵を出してみたら、「あれっ」。画面が真っ暗です。
落ち着いて確認したらGAIN調整のときシンクロスコープのレンジを20mV/DIVにしていました。それじゃあGAINが低すぎて真っ暗なわけです。再調整です。

絵が出るのを確認して一服。
PROC-1Aの最後はWHITE LIMIT。これもVR番号が違っていました。


いよいよ自作のグレースケールもどきの出番ですが「500%以上のレベルになるようにIRISを開ける」の意味がわかりません。明日にしましょう。
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