夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

二台のワークステーションで編集

2020-09-25 16:56:48 | Weblog
未完の大作に追加する項目を創っています。

その前に血圧の薬が切れたので掛かりつけの医院へ。朝と夜一錠を35日分確保、次は診察がありますが来月。

ダイソーの容器に入れて管理しないと飲んだか飲まないかわからなくなります。

では編集の様子を。ナレーションが必要ですがこの作品では仏語を採用しています。
Google 翻訳で日本語を仏語に翻訳。仏語は日本語と違って微妙なニュアンスが表現できないところが面白いんです。もちろん私は仏語なんて読めないし書けませんが。

言わんとしていることがうまく翻訳できるまで何度もやり直します。

納得のいく翻訳ができたら読み上げサイトで喋らせます。ナレーター(作者の代弁としてのモノローグ)は Bruno にお願いしています。
使うのは Free Text Speech Online です。これはここ数年でかなり安定して話すようになりました。

翻訳したまま喋らせると発音やアクセントがおかしくなる場合もあるので単語の間にスペースを入れたり文字を変えたりの工夫が必要です。
フランス人に通じるかは考えません。変なフランス語でいいじゃないですか。

録音はフリーの Audacity を使います。フリーとは思えない優れものです。

Project Rate は4800Hz

録音したら結果を確認、保存します。


ここまでが Windows7 のワークステーションで、次は音声ファイルを XP のワークステーションに持ち込んで Premiere6.5 で編集の続き。


持ち込んだ音声ファイルを

編集データを保存してある HDD に入れます。

すでにタイムラインにナレーションを並べてあります。先程作ったのはどうも一言足りないので追加する分。
とりあえずこの辺だろうとオーディオトラックに置きます。


ナレーターはモノローグの Bruno と突っ込み役の Juliette 、他に説明役の Ryan (彼だけUS英語)の3名構成で、音声は Bruno は右、Jukiette は左配置なので今回は右チャンネルに振ります。


なぜ Ryan だけアメリカ英語なのか、それは事実を冷酷に説明するのにピッタリだからです。
制作中の作品の前作「信州中野発木島行」は DVD で販売しましたがあの作品ではナレーションをプロに依頼しました。が、今回はそれではいくら格安のナレーターでもとんでもない金額になるので読み上げサイトを使いますが、この手法はウルトラマンの「残り時間」と共通しているかも知れませんね。

次は字幕。そう、ナレーションに日本語字幕を入れるんです。これがあれば変なフランス語で結構。
フォントは「さとうけや」さんから購入した本物のシネマフォントです。


字幕入れの作業を進めていきます。


字幕の次は、本来私は否定的なんですが BGM です。その辺はまた改めて語ります。

工程を進める毎に全体のリズムを確認するので簡単な作業ではありませんが、単なる映像の断片に過ぎないのに工程を進めることで徐々に命を吹き込まれていくのは実に楽しいものです。
コメント
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