夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

ELMO ST800 のアパーチャーの件と久しぶりのベーカム収録

2020-09-08 16:11:04 | Weblog
エリアルイメージテレシネに使うELMO ST800 ですが、フィルムに写っている画像を余すところなく使いたいのでアパーチャーがなんとかならないか調べてみました。
シャッターとアパーチャーのベースの間に板が入っています。


シャッターを手で回したらこの板はビス2本で固定されていました。
こいつを外しても一大事にはならないので外します。


簡単に取れました。なお、下側のビスはベースとの間に平ワッシャが入っていたので無くさないようにテープで固定。置側にグリスまみれのスポンジが貼ってありました。


裏から見たアパーチャー部です。


このグリスまみれのスポンジはシャッター機構の潤滑用でしょう。


表側から見たアパーチャーです。

紙テープで両面の周囲を養生すればこのままヤスリで削って広げるのはそう困難ではなさそうです。

ここまでは夕べの作業です。
今日は久しぶりにベーカム収録に行ってきました。場所は戸隠、先日30年ぶりに訪れたあの場所です。EDC-50 で撮影したのは1990年9月、ちょうど30年。
空模様が怪しいけど撮影開始。

ところが長期休養していた Ikegami HL-57 と合体した Sony BVV-5 が駄々をこねちゃいました。COLOR BAR をテープの頭に入れようとしたらいきなりアラーム! "SLACK" です。
せっかく張り切って来たのになんで今。
収録を中止するのも癪なのでテープを早送りしたり巻き戻したり再生したり。しばらく再生したのが効いたのかなんとか正常に動くようになりました。
導入部を数カット撮って主題のポイントへ。ところがそのタイミングで農作業の軽トラが来ちゃいました。邪魔だからどけてとは言えません。
怪しい雲が徐々に消えてきたので光の状態を待つことにして&水分補給のため自販機探し。

ついでに前から気になっている広大な蕎麦畑の下見です。

一斉に白い花が先始めていしました。素晴らしい風景です。

ここも気に入っているポイント。


更に足を伸ばして


他にも何箇所か見て次に秋晴れになったら HD カメラでじっくり撮ろうとカット割りを考えながら本題のポイントに戻りました。が、まだあの軽トラはそのままでした。
あきらめる訳にはいかないのでもう一度30年前に撮った正確な位置を割り出したら軽トラの位置より20メートル位南だと判明。

そこからまとめのカットとインサート用を数カット撮影。
最後のカット撮影中ここでも思わぬ事態。 HL-57 のVF内に煙が出てきたじゃないですか!!!「なんじゃこりゃ」。慌ててスイッチを切りましたが焦げ臭い訳でもないし 1.5インチCRTは正常です。
帰ってからテープの内容を BVW-70 で確認、 HL-57 を ON にして様子をみましたが何事もなかったように動きました。VF はスペアがあるので安心ですが気になります。

午後になってハードオフへ。ST800 をもう一台確保するためです。
ところが目を付けていたのは ST800 じゃなくて ST600 でした。老眼鏡を掛けて見なかったので 8 と 6 が・・・。ラップで巻いてあって開いて調べることはできませんでしたが ST800 よりコストダウンしたらしいのとアパーチャー周りの構造が違うかも知れないので買うのはやめました。
現状の ST800 を加工します。
コメント
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