
8月にやっと見つけた30年前のあの畑。それは私にとって重要な出来事でした。
あの時は41歳、まだかろうじて自分に可能性があると信じていた頃です。
何度も近くまで行ったのに何処だったのか思い出せなかった位わかりにくい場所なのに、あの日、Jeep で走り回ってどうしてこんなわかりにくい場所の心象風景を見つけたのか。
30年という歳月を経て、あの空間は様変わりしていましたが、この風景の欠かせないアクセントだった栗の木は今も強烈に存在感を示し、私を待っていてくれました。

丸30年、この空間をモチーフにして映像作品が作れるんじゃないか、義務感みたいなものが内面から湧き出してきました。
庭の豆柿の木の木漏れ日でシナリオを書きはじめることにしました。

モノローグは英訳です。

シナリオを書くという作業は日中野外が最適だと私は考えます。夜中はいけません。

邪魔が入りました。
短いシナリオですが骨格はできました。後は細部を詰めるだけ。
整備した柱時計は復活。これは幸先のいい出来事です。
