突如、約2年ぶりに前のバンドの先輩から電話。
「時間あれば映画観に行かない?」
ツーリング予定がキャンセルされて、しかも雨だったので
せっかくの久しぶりの連休も暇暇モード。
「ハイ!大丈夫ッス!」とふたつ返事。
以前も、良い映画とめぐり合った時には、
誘ってもらっていたので、期待ワクワク。
「で?・・・なんの映画ですか?」
「包帯クラブ」
「は?・・・」
実は、久しぶりに自分でも映画を観に行きたいなァ~と、
事前にチェックはしていたのですが、
よりによってこの「包帯クラブ」は、
映画「トリック」のダメさ加減に、「この人は映画向きじゃない!」
と勝手にダメ出ししてた「堤 幸彦」監督作品。
主役は、自分の中で嫌いな女優の上位にいる「石原さとみ」
そして、ビデオの途中で爆睡してしまった
「誰もしらない」の「柳楽優弥」。
自分の中では「アリエナイ」ほどのアクシデント満載の一本。
「ま、正直・・騙されたと思って・・・」
新潟ではそこでしかもう上映されていないので、
わざわざ、2時間以上もかけて上越の映画館へ。
(便乗させてもらっただけですが・・)
「実は俺・・・これで3回目」
なんと!?先輩は3回も観にくるほどの入れ込み様でしたが、
全席指定なのに・・・観客は10人程度。
「大丈夫なのだろうか?」感は益々現実に・・・。
淡々と石原さとみの独白調で始まり、
「きっと岩井俊二風に撮りたいつもりなのだろうか?」
と思わせる町の断片の映像も、かなりショボくて、
「あなたには岩井さん・・・無理ですわ~!」とか、
頑張って「柳楽」君の破天荒さを演じた演技も痛々しく、
とにかく否定的な脳みそで見てたので、
あっという間に集まりはじまちゃった包帯クラブの話のくだりに、
「これで2時間持つのかなァ~」って前半は心配になる印象でしたが、
全ては後半に答えが用意されていました。
・・・てか、実は後半・・・3回も号泣してしまいました。
「もうグジュグジュになっちまったやないかー!!!!!!」
まんまと泣かされてしまいました。
ストーリー自体も、口や文章で説明しても、
絶対に伝わらないので、映画で観るしかない。
ただ言えるのは・・・
これは完全に「脚本と演出の勝利!」です。
(原作も脚本家してたので、映画向きの小説だったようですね)
それと、(エンディング曲はイマイチなのですが・・・)
全編の映画音楽の、音楽のINじゃなく
・・止め方・・OUTの妙に感心しました。
「ここで、その表情をよくみたい」とか、
「ここで、そのセリフを言って欲しい」とか、
「ベタ」というより、観客の立場に立った演出、
カット割りが完璧。役者の演技も完璧。
石原さとみちゃん(急に「ちゃん」呼ばわり)良いじゃん~!
今まで、嫌いだったことを謝りだいです。
この監督は、ギャグ映画じゃなく、(ギャグなんて難しすぎ)
この手の泣かしの映画を撮らせた方が得意なんだ・・
もともとTVの人だから、堅苦しいことじゃなく、
本能的にユーザーの欲求に答えるのが、
上手い人なんだと感心させられた。
ただ、エンドロールの後にワンカットあるのですが、
原作に忠実にしなくてはいけなかったのはわかりますが、
あれは邪魔ですね・・寧ろ台無し。
ああいうとこで、サービス精神を出す必要はないのかも?
にしても「器用貧乏」だったんだなァ~ってのは勿体無かったですね。
「やれば出来るじゃ~ん!」(って偉そうにすんません)
最近、まったく泣いたことがなかったのに、
37歳の中年オヤジの涙なんかまったく絵になりませんが、
まさか、こんなとこで泣かされてしまうとは・・・。
まー、おいらの涙に免じて、
ここは騙されたと思って、映画館に足を運んでいただきたい。
久しぶりに「凄い」映画に出会いました。
期待してなかった分、何倍にもその評価が膨らみます。
(最近は、韓国映画で泣いたのが最後だったのに・・)
なぜ、こんなに素晴らしい映画がヒットしないのか・・・
単純に敗因はタイトルが失敗だったんじゃないだろうか?
「包帯」と「高校生」ではちょっと「フェチ」とか、
もっと「内向的」な映画を想像してしまいますが、
涙あとも爽やかな青春エンターテイメントに仕上がってます。
そんなに田舎でもなく、かと言って洗練された都会でもなく、
撮影場所の「高崎」という町も、この話の説明の難しさというか、
創作なベタさと現実さが重なる為の重要なアイテムに
なってるとこが好感持てます。
最近、涙を流していない方は、
ぜひとも「包帯クラブ」お奨めです!
まさに・・・「めっけもん」の一本!
(いや、僕も教えていただいたのですが・・・
そして教えてもらって・・ありがとうとお礼を言いたいです。)
・・・できれば、いそいで・・・映画館で!!
包帯クラブ 公式HP
「時間あれば映画観に行かない?」
ツーリング予定がキャンセルされて、しかも雨だったので
せっかくの久しぶりの連休も暇暇モード。
「ハイ!大丈夫ッス!」とふたつ返事。
以前も、良い映画とめぐり合った時には、
誘ってもらっていたので、期待ワクワク。
「で?・・・なんの映画ですか?」
「包帯クラブ」
「は?・・・」
実は、久しぶりに自分でも映画を観に行きたいなァ~と、
事前にチェックはしていたのですが、
よりによってこの「包帯クラブ」は、
映画「トリック」のダメさ加減に、「この人は映画向きじゃない!」
と勝手にダメ出ししてた「堤 幸彦」監督作品。
主役は、自分の中で嫌いな女優の上位にいる「石原さとみ」
そして、ビデオの途中で爆睡してしまった
「誰もしらない」の「柳楽優弥」。
自分の中では「アリエナイ」ほどのアクシデント満載の一本。
「ま、正直・・騙されたと思って・・・」
新潟ではそこでしかもう上映されていないので、
わざわざ、2時間以上もかけて上越の映画館へ。
(便乗させてもらっただけですが・・)
「実は俺・・・これで3回目」
なんと!?先輩は3回も観にくるほどの入れ込み様でしたが、
全席指定なのに・・・観客は10人程度。
「大丈夫なのだろうか?」感は益々現実に・・・。
淡々と石原さとみの独白調で始まり、
「きっと岩井俊二風に撮りたいつもりなのだろうか?」
と思わせる町の断片の映像も、かなりショボくて、
「あなたには岩井さん・・・無理ですわ~!」とか、
頑張って「柳楽」君の破天荒さを演じた演技も痛々しく、
とにかく否定的な脳みそで見てたので、
あっという間に集まりはじまちゃった包帯クラブの話のくだりに、
「これで2時間持つのかなァ~」って前半は心配になる印象でしたが、
全ては後半に答えが用意されていました。
・・・てか、実は後半・・・3回も号泣してしまいました。
「もうグジュグジュになっちまったやないかー!!!!!!」
まんまと泣かされてしまいました。
ストーリー自体も、口や文章で説明しても、
絶対に伝わらないので、映画で観るしかない。
ただ言えるのは・・・
これは完全に「脚本と演出の勝利!」です。
(原作も脚本家してたので、映画向きの小説だったようですね)
それと、(エンディング曲はイマイチなのですが・・・)
全編の映画音楽の、音楽のINじゃなく
・・止め方・・OUTの妙に感心しました。
「ここで、その表情をよくみたい」とか、
「ここで、そのセリフを言って欲しい」とか、
「ベタ」というより、観客の立場に立った演出、
カット割りが完璧。役者の演技も完璧。
石原さとみちゃん(急に「ちゃん」呼ばわり)良いじゃん~!
今まで、嫌いだったことを謝りだいです。
この監督は、ギャグ映画じゃなく、(ギャグなんて難しすぎ)
この手の泣かしの映画を撮らせた方が得意なんだ・・
もともとTVの人だから、堅苦しいことじゃなく、
本能的にユーザーの欲求に答えるのが、
上手い人なんだと感心させられた。
ただ、エンドロールの後にワンカットあるのですが、
原作に忠実にしなくてはいけなかったのはわかりますが、
あれは邪魔ですね・・寧ろ台無し。
ああいうとこで、サービス精神を出す必要はないのかも?
にしても「器用貧乏」だったんだなァ~ってのは勿体無かったですね。
「やれば出来るじゃ~ん!」(って偉そうにすんません)
最近、まったく泣いたことがなかったのに、
37歳の中年オヤジの涙なんかまったく絵になりませんが、
まさか、こんなとこで泣かされてしまうとは・・・。
まー、おいらの涙に免じて、
ここは騙されたと思って、映画館に足を運んでいただきたい。
久しぶりに「凄い」映画に出会いました。
期待してなかった分、何倍にもその評価が膨らみます。
(最近は、韓国映画で泣いたのが最後だったのに・・)
なぜ、こんなに素晴らしい映画がヒットしないのか・・・
単純に敗因はタイトルが失敗だったんじゃないだろうか?
「包帯」と「高校生」ではちょっと「フェチ」とか、
もっと「内向的」な映画を想像してしまいますが、
涙あとも爽やかな青春エンターテイメントに仕上がってます。
そんなに田舎でもなく、かと言って洗練された都会でもなく、
撮影場所の「高崎」という町も、この話の説明の難しさというか、
創作なベタさと現実さが重なる為の重要なアイテムに
なってるとこが好感持てます。
最近、涙を流していない方は、
ぜひとも「包帯クラブ」お奨めです!
まさに・・・「めっけもん」の一本!
(いや、僕も教えていただいたのですが・・・
そして教えてもらって・・ありがとうとお礼を言いたいです。)
・・・できれば、いそいで・・・映画館で!!
包帯クラブ 公式HP