裏ユキヒロック

ロックとバイクとラーメンが大好きだ。

G.W 2009 その2

2009年05月08日 | ひとりごと・日記
4月30日(木)~5月1日(金)
午前中は、28日の飲み会の時に、高校の時からバイク乗りで、
東京に行った後もバイク便や、筑波サーキットでレース経験のある
友人を誘って、プチプチ・ツーリングへ。
こういう時も、家に2台あると便利だ。うちのセロー君を貸してあげて、
彼曰く・・・10年ぶりだというツーリングへ。

寺泊から海岸線を南下、西山から三島谷温泉を通って、
長岡バイパスへ、途中、関原の「ぶしや」で昼食。
(ラーメンの詳細は大盛りユキヒロックにて)

長岡から与板を通って、丁度お昼頃に戻ってきた。

さすがに、10年もブランクがあるとどうかと思ったが、
そんな心配はまったく要らず、十分愉しんでバイクに乗れてたようで、
「またお盆にでも帰省した時に、ツーリングしよう!」と約束をして別れた。
もう午後から東京に帰らねばならないそうだ。
「んじゃ!また夏に!」
バイク仲間がまたひとり増えたのは嬉しい。

それから少しお昼寝をして、夕方から富山ひとり旅へ出かけた。

2年前の正月に同じようにひとりで車中泊で、
富山~金沢とぶらりひとり旅へ行ったのだが、
まったくのノープランだったので、地図一枚持っていかず、
あまりよく観光らしいことも出来なかったので、
今回は、富山市内を中心に、出きれば路面電車に乗って、
富山ブラックの本家本元「大喜」でラーメンをすする計画で出発。

順調に柏崎を抜けた処で、日本海に沈む夕陽に魅了される。

30分くらいずっと夕陽を眺めていた。

「この夕陽が12時間後には、今度は朝陽になって昇ってくるのだなぁ~」

と、ごく当たり前のことだが、あのデカイ太陽がグルンと廻ってくる・・・
いや、本当は地球がぐるりと自転してるんだけど・・・
しみじみとそんなことを考えてると、
なんだか時の流れの雄大さというか、自分がチッポケな存在に感じられ、
なんだかわからない涙なんか流れてきちゃう感じでした。

東の空にはお月様に・・・一番星・・・なかなか、空は忙しいのだ。



「あばよ! 夕陽! 明日また 朝陽になって逢おうぜ!」

上越市内で夕飯(また・・ラーメンどえす・・詳しくは大盛りユキヒロックにて・・)
ブックオフで立ち読み少々、春日山城跡を探したり、
完全に散った高田公園を確認しに行ったり・・・
のんびり、のんびりと、上越市内を徘徊したあと、
ようやく富山に着いたのは深夜1時過ぎだった。

「せっかくだから、海の見える場所で寝よう!」と思い、
一路、氷見の海岸線を目指す。

狭い車内では、なかなか、寝付けずにいたけど、
海の見える公園で一夜を過ごす。

朝、しらじらと海が紫色に光り出す。

するとどうでしょう?(劇的ビフォーアフターのナレーションで・・・)



「あれ?あれれ?」

・・・何故か日本海から朝陽が昇ってるじゃないですか!?

アンビリーバボー!!

12時間前に、確かにさよならしたあの夕陽が朝陽になって、
俺の目の前に現れやがった。

後で冷静に地図を見たら、氷見は能登半島の富山湾沿いなので、
方角的に海越しに東の空が見えるようだ。
・・・なので正確には海から陽は昇っていないが・・・吃驚しました。
思わず♪明日 今日より笑顔になれる~・・・
GReeeeNの奇跡を口ずさんじゃったりする訳で・・
ルーキーズを思い出してひとりで熱くなってたりする訳で・・・。

・・・でも、こんな奇跡的なことってあるのだろうか?と自分でも感心した。

しかし、そんな奇跡のような朝陽を見てしまったので、
いささか興奮し、それから寝付けず、結局、
早朝の富岡市内~富山市内を
グルグルと廻るばかり、始発の路面電車に興奮しつつ、
でも面倒なので乗ることもせず、ましてやラーメン店など
開いてる訳もなく、
「ま、また来ればいいや!」と、何することもなく富山市内を後にした。

上越市に戻り、昼寝。

以前、3度ほど時間が合わずに「待った!」を貰ってた、
「ニューハルビン」というラーメン店で昼食。
(詳細は、大盛りユキヒロックにて)



なーんも建設的なことは得られなかったが、
この夕陽と朝陽を見れただけで十分だと思う。

なかなか、キトキトな旅であった。



5月2日(土)
嫁の実家の田植えを手伝いに行く気満々でしたが、
電話してもらうと・・・今日は植えないとのこと。
残念無念・・・すみません、この日を逃すと、G.W中の田植えは手伝えません。

ということで、ポッカリ完全オフ日。

午前中はゆっくりと寝てて、午後から長岡市内へ
ウインドウショッピング、そしてツタヤへ。
夕方から家でグビグビ呑み始めると、昨日の富山ひとり旅の疲れも出たのか?
気づかないうちに早い時間に眠ってしまった。

深夜近くに目が覚めてしまい、何気なく「ふっと」テレビを付けたら、
「忌野清志郎 死去」のテロップが流れた。

「え~!? うっそ~!! まじ~!!!」

驚き3段活用で、家中に聞こえるくらいの大声で叫んでしまった。

だがしかし、だがしかし、
家の中には誰もこの重大なニュースをわかってくれるものは居ない。
「何ひとりで叫んでんの?」くらい冷めた態度に・・ガッデム!

いや、そんなことに怒ってる訳ではない、
「大切なものを失った時に、生まれる感情は怒りだ。」
思ってもみない現実を突きつけられた時に、
・・・まず言いようもない「怒り」が湧いてしまう。

病気に対して? 運命に対して?

「・・・どうして、連れてってしまうんだ!」

信じたくない・・信じないぞ・・・というところから始まるが、
やがて、失ったものの大きさと尊さにポッカリ穴があく。

胸の中に、ポッカリとあいた穴。

訃報を聞いた仲間からメールが届く、
やはり同じような気持ちが綴られている。



「G.O.D」

・・・ありがとうございました。 ご冥福をお祈りします。

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