裏ユキヒロック

ロックとバイクとラーメンが大好きだ。

祭りのあと

2008年05月19日 | ひとりごと・日記
「祭りのあと」と「あとの祭り」では、似てるけど意味は全然違ってくる。
(きっと「親馬鹿」と「馬鹿親」くらい違うね。笑)

祭りで疲れたと言えばそれまでだが、気持ち的にも
暫し脱力してしまった。
心地よい脱力感なのですが、ちょっと遠くを見てボーっとしてしまうような
週末でして、ふっとあの日の祭りの打上げでの出来事を思い返していた。

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お祭りが終わると、
近くの結婚式場で反省会というか、慰労会があった。

そこでお酌していただいた50代後半くらいの男性と少し話をした。
(どこかで顔は見かけたことがあったのですが・・・)

こちらからお酌せねばいけないのに、
ご丁寧にお酌をいただいてしまい恐縮しながら、
「今年初めて、一般参加で担がせてもらいました~!」
と僕が言うと、

相手は
「私は もう20年もやってる~!」と笑った・・・。

「えー、じゃー私もこれから頑張って20年続けたいです~・・・」

「あれ? 20年経つと・・・幾つになるんだろう? ハハハ~」

なんて他愛のない話をしたつもりでしたが、相手は固まってしまい、
会話は続かなかったので、すこし変だなぁ~とは思ったのですが・・・

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後で聞いたら、

「あの方は、障害があって、施設で働いているのだけど、
この祭りに参加することで、自信を持ったというか、
積極的に社会参加されるようになった。」

だそうでして・・・

偏見や差別は少なくなってきたとは言え、
どちらにも遠慮というか、見えない壁みたいなのが、
残念ながらまだまだまったくない社会とは言えない。

ましてや聞こえはいいけど、大きな欠陥のある
「障害者自立支援法」など問題は解決していない。

「お祭り」を通して、お互いの人格や個性を認め合えて、
楽しめることができるなんて、なんて素敵なことだろう!

もともと古来の神道では、障害のある方々を何か特別な能力を持った
対象として畏敬されていたという話もあるそうでして・・・
何が「なるほど」なのか自分でもわかりませんが、
「なるほどなぁ~・・・」と・・・ひとりで納得していました。

たかが、お祭りじゃないかと言われればそれまでですが、
この祭りが、社会参加や自己表現の場になってる事実を知って
・・・ちょっと感動しました。

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