出張中の読書

出張中はお客様との打ち合わせ以外にも
ネットワーク環境が悪い中仕事をしたりと
バタバタするのですが
ボーイズの面倒と家事から解放されるので
自分の時間を持てるチャンスでもあります。
またボーイズを連れて飛行機を見ると、
マーマー、テレビみたいー、とか
まだ着かないのー？とかいうのを相手しなければですが、
出張だと機内で１人で過ごせるのも嬉しいところ。
読書する絶好の機会です。


今回持参したのは一年前に買って放置していた、
ギリシア人の物語Ⅰ。
既に第２巻が出ているので読まなきゃなぁと思っていたのです。

読みながら、後世に名を残す名将を生き生きと描くのが塩野七生のこのシリーズの魅力だったと思い出してきました。
緻密な調査研究を元に史実を出来る限り忠実に伝えようとするとともに、
彼女自身が合理的で前例にとらわれず奇抜なアイディアを戦略に適用し、
多くの兵士を魅了する名将に惚れこんでいる様子が伝わってくる文章。
本書では第二次ペルシア戦役でのアテネの名将テレストミクスを取り上げてますが、
戦闘時のみならず戦後の公共工事も先見の明を持って
戦略を立てそれを周囲を巻き込んで実現していく様は
現代のリーダーにも求められる資質だなと思います。

第２巻も気になるところです。帰国したので買いに行こう(^^)



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