日本100名城の一つ「佐倉城」の東側は城下町だったところで、今でも歴史を偲ばせてくれる。
城跡見学の後、観光協会で入手したパンフ「佐倉散歩」を手に、武家屋敷を観て周ってみた。
佐倉城の三の門跡から真っすぐの道を東方向に歩くと、お城の正門ともいえる「大手門跡」に着く。
二階建てで鯱の載った立派な門があったそうだがそれは昔、今やそれを示す石碑が立っているのみ。
大手門跡を右に折れ、一旦坂道を下りてから「ひよどり坂」の急な坂道を登る。
太い竹が密集する林で、その様子は江戸時代とほとんど変わっていないとか。
多くの若者たちが写真を撮りあっていた。
息を切らせてひよどり坂を登りきると、良い雰囲気の「武家屋敷通り」となる。
旧河原家、旧但馬家、旧武居家の武家屋敷三軒が公開されている。
どの家も道路に面して門があり、土塁の上の生垣が視界を遮っている。
旧但馬家の門
旧武居家玄関
旧河原家
邸内の座敷
旧但馬家はもともとあった場所に、他の二軒は移築して整備されたものだという。
建物の広さは異なるが、それぞれ畳敷きの立派な玄関がある、武家のお屋敷らしい風格のある建物であった。
わずかな時間ではあるが、江戸時代へタイムスリップした雰囲気を楽しんだ。