como siempre 遊人庵的日常

見たもの聞いたもの、日常の道楽などなどについて、思いつくままつらつら書いていくblogです。

篤姫 第43話「嫁の決心」

2008-10-27 00:37:45 | 過去作倉庫07~10
 今週のおはなしは、慶応2年8月から同年12月まで。約4ヶ月間の出来事。なんかこう、時の流れの緩急が極端です。幕末も残すところ正味2年ありませんので、あんまりサクサク進めてしまうと残りの話数を消化するのが大変なんでしょうが、だったらなぜ蛤御門の変や長州戦争をあんなに端折ったのだ(怒)。
 というわけで今週は、慶喜将軍になる、列公会議の招集と決裂、和宮の落飾と京都に帰る帰らない、孝明天皇崩御…などが主な歴史上のイベントであります。しかし、なんといってもいちばん強烈だったのは小松帯刀の総髪だったりして。あれはいいんですか床山さん? もっとタイトなキリッとしたかつらは無かったのかしら。
…てなわけで、へんに膨張した微妙な総髪かつらの帯刀さんに複雑な気分になりつつ、篤姫43回でございます。今週もお付き合いよろしゅう!。

 大坂城で無念の死を遂げたリトル上様は、先代上様と同じ白い立方体に入って江戸城に帰還します(中には「朱」が詰められていることでしょう)。しかも先代様と同じ残暑厳しい8月に、遠路大坂から帰還したとあって…。やっぱり仏間のニオイは想像を絶するものがありそうですが、気落ちのあまり何を食べても味が無く、何も感じないという天璋院は、嗅覚も衰えてしまったらしい。立方体に取りすがって号泣する和宮も…。そこに上様の京都土産の西陣織が届けられ、みんなのまえでご開帳されて、さらに涙を誘います。
 しかし泣いてばかりは居られない、天璋院のところに老中の板倉周防守がやってきて、「15代将軍は一橋慶喜様に内定した」と告げます。
 リトル上様が出陣のとき、世継ぎは田安家の亀之助殿にと言いのこしたので、この人選に納得できない天璋院。ですが、国事多難なうえ、長州戦争でボロ負けをして幕府の威信が地に落ちている今、3歳の幼児を飾り物将軍にしている場合ではないのでした。
 
いっぽう薩摩では。龍馬の新婚旅行についてきた帯刀さんが9月まで本宅に滞在しており、京都に帰ろうとしています。「京都のひとによろしく…」と物分り良く微笑む奥方に、「いや!お琴とはもう別れる。別れるといったら別れる!」と言い切る帯刀さんでした。
 それはともかく、先週帯刀さんが龍馬に「総髪にすることにしました」と言ったのは、あれは7月のことなんですよね(前回学習会参照)。それから2ヶ月で、あんなにフサフサとした総髪になるもんなの? まだもうちょっと伸ばし途中でボサボサ状態でいると思うけどなあ。
 俗に髪の伸びの速い男は助平だなどと申しますが、帯刀さんも例外ではありません。別れる予定の京都の愛人のところに舞い戻ると、なんと、赤ん坊を抱いています!「可愛いなあ~、どこの子だあ?」とか言って。で、これが「旦那様の子どす」「はあ?」と、すごいチープな会話になるんですけど、ちょいとお待ちを。落ち着いて数えると、帯刀さんがお琴を置いて京都を離れたのが3月。戻りが9月ですから、3月時点で彼女はすくなくとも妊娠4ヶ月だったわけですよ。
 そうすると、仕込まれたのは薩長同盟の下準備をしてたころ(慶応元年年末)で、お琴が転がり込んできてすぐ…ってことになりますよね。すげえっ!「私には妻がいるのですよ」とかいいながら口と下半身は別。むちゃくちゃ早射ち尚さんでした。
 いやむしろ、よく素直に信じるね…と思っちゃうんですが。そのへんはどうなんだろう。

 15代将軍となった一橋ヨッシーは、相変わらずニヒルな顔をして天皇に拝謁。かならず天下を安んずるとお誓い申し上げる!と見得を切ります。が、天下のことより夫に先立たれた妹の和宮が心配で心配でしょうがない天皇でした。
 そんな和宮は、なかなか慣例に従って落飾しようとしません。そのまま京都に戻るという噂もあり、不安に思った天璋院が聞きに行くと、「髪を下ろさないのはまだ公方さんの死を信じたくないからです」と泣かせる言葉…。
 しかし、京都に戻ると噂される件については、「嗣子とか女官達がそのつもりでいるので、江戸に残るとかいったらガッカリ気落ちすると思う」と意外な返事。和宮自身はというと、もう大奥もなにもかも私にはどーでもいいんです、と、めちゃくちゃ投げやりになってるのでした。
 がしかし、そういいながら和宮は断髪式だけは行います。名前も「静寛院」と院号にかわり、正式に将軍未亡人となりました。「よく断髪をご決心あそばしましたね」とヨイショする天璋院に、和宮は「これで心置きなく京都に帰れると思ったまでです」と身も蓋もない言葉を投げます。
 こーまで言われては、「そんなに帰りたきゃ好きにすればあ?」という気持ちになりますよね。お姑さんとしては。

 一橋ヨッシーは将軍になっても二条城を動かず、江戸城には入らないようす。同様に慶喜夫人も大奥にはこないので、御台所の代替わりも当面なくなった大奥では、今までの平和が保たれることになりました。「それは祝着至極」とホクホクしている本寿院様でしたが、でも、御台所も将軍も居ないのなら何のための大奥なのだろう。大奥の存在理由も無くなって、特養老人ホームみたいになってしまうのです。
 そんな廃れゆく大奥から、和宮は引き上げようとしています。露骨に「亡き公方様も不憫なこと。いくら嫌々ながらの縁組だったといっても」と聞こえよがしのイヤミを言う本寿院さまでしたが、なぜか天璋院がそれを聞いてブチ切れ、「宮様が公方様をどけほど慕っていたと思われるのですか! 悲しみのあまりに断髪もできなかったのですよっ!」と涙の抗議をします。
 それを見てボーゼンとする和宮でしたが、そこへ、京都引き上げどころではないショッキングな報せが…。なんと、兄の天皇が急死したというのです! 先々週おたあさん、先週公方さん、今週おにいさん。身内が毎週死んでいく和宮。こんな気の毒なことあっていいんでしょうか。
 
 さて、一橋慶喜が将軍となって、いよいよ懸案の「列公会議」が現実のものとなりました。もとはといえば、雄藩の殿さんたちはこれをやりたくてヨッシーを将軍に推挙してたわけですからね。ついに亡き斉彬公の夢が実現すると、感慨無量の帯刀さん・西郷さん・大久保さんたちでした。
 列公会議の最初の議題は、長州の処罰保留、および兵庫開港の件でした。もともと天皇が断固反対をし、暗礁に乗り上げたままになっていた開港議論だったのですが、天皇の急死で、反対する理由が無くなったわけですね。
 しかし、ヨッシー将軍は列公会議を、自分の政策を承認させる場としか考えていなかったのです。もう話にならん!と、ファントム久光がまず席を蹴って会議をボイコットし、他の殿様たちもどうにもできず、かくして会議は分裂のまま自然消滅…。
 そして、天皇が憎み嫌っていた開港がなし崩しに決まったうえは、15年来の王道イデオロギーであった「攘夷」という思想も、消滅することになったのでした。烈公江守徹の銅像がロープをかけて引き倒されたようなもんです(笑)。

 帯刀さんは、愛人お琴との間の子供を「小松家のあととりにする」と決め、薩摩のお近ちゃんに手紙を送ります。愛人と別れるといって出た夫が、女との間に子供が産まれてその子を本宅に入れるというのですから、もう骨肉の争いですよね(妻妾同衾の人は勝海舟を演じているから、ちょっと役どころが妙なんですが)。
「おりょうさん、あなたならこーゆーの平気で認められます?」と動揺する胸のうちを、長崎に居るおりょうへの手紙に託すお近ちゃん。かわいそうです。おりょうさんもお近ちゃんの気持ちを思って泣いてましたが、「子供が生まれるのは目出度いことじゃき!」とか龍馬にいわれたら「そうやね」と頷いていしまい、なんだかますますお近ちゃんが可哀想なのでした。
 その龍馬はといえば、巻紙に書いた名簿をおりょうに見せ、♪暮れ~なずむ~街の~~光と影のなか~~♪あ、いや、「海援隊じゃき!」(すみませんベタで…)と見得を切るのでした。しかし、巻紙の名簿をおりょうに見せただけで海援隊を説明してしまうのも超強引ですよね。
 そのうえ「これ(海援隊)がおれの子供だぜよ!」とか龍馬にいわせて帯刀の隠し子問題を総括してしまうのも。なんだかな~~。
 帯刀さんだってあれでいいの? 西郷さんと大久保さんと、真剣な話をしているところに愛人が赤ん坊を抱いて割り込んで、ガキ抱いたまま「この子が薩摩の将来を見届けるでしょう」とか言ってその状況を正当化。もう、何ていっていいんだか。

 さて、孝明天皇の死と兵庫開港で、攘夷というイデオロギーが消滅した今、攘夷実行の質草に将軍家にやってきた和宮の存在理由も、名実共に消滅しました。
 こうなった上は、宮さまに気持ちよく京都に帰ってもらいましょう…と、もう明らかに、和宮との不毛な確執が解消されて清々している天璋院さま。そんな天璋院のところに和宮が訪ねてきて、なにを言うかとおもったら、「どうしてそんなふうに笑って送り出せるのですか!」と…。
 なんだろう。上様のときもそれで相当ネチネチ恨んでましたが、笑ってひとを送り出すということに、なにかトラウマでもあるんでしょうか。
 それはともかく、和宮は、ひとり京都に逃げ帰る自分に嫌気がさしたらしい。江戸にのこります、のこって公方様のご遺志をまっとうします。「母上様のお強さを学びたくなったのです」と、はじめてここで天璋院を母上様と呼んだ和宮でした。
 わたしが強いのは、亡き家定様がともに居てくださるからですと、泣かせることをう天璋院。「貴女は徳川家の人になったのですね。こんな嬉しいことはありません」と、蕩けるような甘い涙を流すのでした。うまれて初めて…とナレーションは言ってますが、上様の生きていたときは、もっとコッテリ甘い涙を流してた気がしますけど。「ひさしぶりじゃな、御台」とか言われて。ってなんか、すでに懐かしい。

今週のなおくん
隠し子問題。「生まれたは常より二月早い…」とか言って、去年の誰かのように(笑)悩んだりしないのかしら。ま、田辺誠一とはあまりにもキャラ違うし、ってことなんでしょうが、おなじ経過をたどっても不自然ではない気がします。小松邸に転がり込んだときすでにお琴の腹には…。そういう彼女は「まことに天晴れ!」とか言って。まじめな話、小松帯刀の死因は妾に寝首を掻かれた、なんて真実が秘められてなきゃいいですけどね。

 次回。幕末も大詰め、大政奉還。そして幕末劇の見せ場ちゅうの見せ場、龍馬暗殺。なんちゃって龍馬も来週がサヨナラ公演です(慎太郎は何処に?)。意外と悪くなかった`08版ヒョロヒョロ龍馬のために、ハンカチの用意…は、まっ、いいか。
また来週!


13 コメント

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こころ降る (東行)
2009-09-30 17:15:10
篤姫様が忘れられなくて、どこかにこの思いを書きたい、と思ってブログを探したらこのブログに当たりました。
去年の夏から毎日毎日篤姫様のCDを車の中、つまり運転中に聴いております。
14代将軍家茂が亡くなるシーン、及び、京の西陣織のみやげに対面するシーンに流されるこの(こころ降る)が現在もっとも気にいっております。というのも曲はCD2作目に入っており、1週間位前に購入したばかり。
興じて、DVDもこの場面だけのをレンタルし、毎日このシーンだけを見て、涙を流しております。
ところで、堀北さんの演技に、私は驚嘆しております。主人公を席巻してしまうのではないかと当時も心配しておりました。
空蝉の唐織衣 なにかせむ 
綾も錦も 君ありてこそ
泣けるナアー。
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「同じにございますね」 (庵主)
2008-10-31 20:53:39
tairaさん

>次回一気に龍馬暗殺(文久3年の末)ですから、また1週間で1年のペース

ええ…
どうも、こう、事件が折り重なって錯綜するような幕末史のキモの部分ほど、スラスラス~と流して描いているような気がするのは気のせいでしょうか(笑)。

>龍馬の 殺される3日後に伊東甲子太郎(谷原さん)が粛清されます

ですね。出来たら谷原さんの「愚か者おっ!」というあの最期シーンをプレイバックで見たいですが(笑)。
油小路暗殺と龍馬暗殺は、1年の尺の大河ドラマだと終盤の11月、竜馬忌にタイミングが合い、とってもリアリティがあるんですよね。まあ再来年は流石に、最終回の12月になるんでしょうけど。そこはちょっと残念。

>和宮と篤姫って合わせ鏡のように 肉親(義理の父、兄)と夫が同じ年に立て続けに死に、、その後すぐ信頼してたお付の女性の部下も去りますね

そうなんですよね(涙)。「わたしと母上様はおなじでございますね」って、旦那に惚れていたとかよりむしろそっちじゃないかって思ってしまいました。

>あの永井尚志・・・三島由紀夫のご先祖様だったんですって!

ほお!それは知らなかったです。
加山雄三は有名ですよね。たしか「翔ぶが如く」で島津斉彬を演じたときにちょっと話題になったような覚えが。
そーゆーことは、自分から口にだすことじゃないと思っていたので、若大将の華やかなりし頃にはあまり知られることが無かったそうで、なるほど、血筋のよさってこういうことねと感心したのでした。
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さらば妖怪 (taira)
2008-10-30 21:43:57
ですよね~~!  緩急激しすぎてくらくらです
こちとら、、電気紙芝居に合わせて御本読んでやすから、こう激しいと読むのが間に合わないってもんでさぁ~(となぜか勝ふうに語ってみる)
今回、、最期のほうが文久3年のはじめのほうで、、、次回一気に龍馬暗殺(文久3年の末)ですから、また1週間で1年のペースですね!

さて男性脳と女性脳の違いについて、男性脳は俯瞰的、物事を大きくとらえることが得意であり、逆に女性脳は 微妙な差異なんかにも目が届くことが出来る・・・なんていう説を聞いたことがあります。
今回、まさに感想読ませてもらって感じました。  さすが女性ならではの細かいとこにも目が行く分析  おそれいりました。
小松殿の髪の毛の伸びの具合と、種の仕込みを時系列で分析し疑問を呈する
推理小説のような論理立て、、、大変面白かったです。   自分など、小松殿・・・坊やみたいな顔して隅に置けんなぁ~と、ただぼんやりと見てましたから・・・(笑)

ドラマ的に自分が良かったというかなるほどと思ったのは、、、本寿院が 「慶喜が帰ってこんわ」と喜ぶ場面でした
ただの幕末ものと違う大奥目線という特色のあるシーンだなと思ったしだいです。

来週に話になってしまいますが、、、懲りずにやります「その時、新撰組は」
龍馬の 殺される3日後に伊東甲子太郎(谷原さん)が粛清されます
そして・・・!!!   龍馬の 殺される1週間前に 庭田のお・・お・・お・・ば(け)ちゃまが死ぬんです (岩倉公しきにアレンジしました)
なんか和宮と篤姫って合わせ鏡のように 肉親(義理の父、兄)と夫が同じ年に立て続けに死に、、その後すぐ信頼してたお付の女性の部下も去りますね(幾島と妖怪)
ならば次回の裏タイトルは「さらば庭田」、、、なんですが龍馬暗殺という見せ場のために触れることなく退場なのでしょうか?
一応、、、大奥がメインの舞台、、、しかもインパクトのあるキャラなので、、、宮さんが「庭田~~」って泣きの場面あるか?
それとも完全スルーか    この庭田扱い問題が私の来週の一番の関心事だったりして・・・

最期に「懲りずにやります 企画 part2」御先祖様さがし
あの永井尚志・・・三島由紀夫のご先祖様だったんですって!  これもびっくりです  厳密には三島は永井の養子の娘の孫ゆえDNAのつながりはありませんが
それと、、これはわりと有名な件   加山雄三は岩倉具視の子孫というはなし  こちらは母方の血筋でDNAのほうもOKです
そんなわけで加山雄三の息子で山下徹大、、彼が岩倉やったら面白いし話題になるなぁ~なんて思いました。
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ひどすぎるヅラ (庵主)
2008-10-28 20:48:39
りんりんさん

>帯刀さんの総髪が微妙すぎませんか

微妙なんてもんじゃありません。NHKの衣装部のどこを探したらあんなヒドイかつらが出てくるんでしょうか。
いまだかつてあんなにひどいちょんまげヅラを見たことはないですね。新選組!で香取新吾や谷原章介の美しい総髪ヅラはどこにいってしまったんでしょう。

モンチッチ…(爆笑)
それは、顔のほうも含めてですか?

>宮様の西陣織抱きかかえての涙

西陣織に涙が垂れやしないかハラハラしてしまいましたが(笑)、良かったですね。上様の、襖の向うに消える姿の回想シーンが、また泣かせるんだな~。

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知られざるヒーロー小松帯刀(笑) (庵主)
2008-10-28 20:42:42
SFurrowさん

>このドラマは結局「小松帯刀」をどういう人物として描きたいんでしょうかねぇ

まさに至言でございます。その通り!
尚五郎さんだけが、初恋や、結婚問題や、女性問題や、私生活のゴタゴタがクローズアップされて出てきて、オフィシャルな活動のほうがほとんど出ない。これでは、小松帯刀の再評価どころか逆効果ではないですかね。なんだかわかんないけど他に人材いなくて薩摩の家老になったものの、たいした役にたたず、西郷・大久保や龍馬のあいだをチョロチョロして終わった男、みたいな。
失礼千万なのは百も承知ですが、そうとしか見えない。あまり功績がクローズアップされない人物だけに、そんな風に誤解されそうなのは大変まずいと思います。

>家定も斉彬も側室が当然のようにいたのに、帯刀だけが、現代感覚の「浮気騒動」のような展開になっている

家茂にもいたらしいですね(非公式に)。
そこらへんはドライに描いたほうが時代劇らしい風格がでるのに。女性問題でおたおたしたほうが「人間味」とか「親近感」とかが出てドラマが面白くなるというのは勘違いもはなはだしいと思いますよね。

まあ、身の下モンダイでバタバタしてるのを突っ込む分には楽しいんですけど(笑)。
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帯刀さん・・・ (りんりん)
2008-10-27 23:41:57
帯刀さんの総髪が微妙すぎませんか。モンチッチかと思いました。
おまけにしっかり子供まで作っちゃって・・・。
お近さんが戸惑うのは当然ですけど、帯刀まで戸惑ってどうするんだって感じでした。

私はベタですけど、宮様の西陣織抱きかかえての涙とリトル上様の回想シーンで結構グッときてしまいましたね・・・。
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ザンギリ頭をたたいてみれば (SFurrow)
2008-10-27 23:11:14
>俗に髪の伸びの速い男は助平だなどと申しますが
わわわっ、そうなんですか? 知らなかった~
それにしても、このドラマは結局「小松帯刀」をどういう人物として描きたいんでしょうかねぇ。「若い時はちょっと頼りないお坊ちゃまだったけれど、素直さと人脈がうまく相互作用して名家老に成長」という筋書きだと思っていたんですが、このところ、篤姫だけでなく、すべての登場人物の引き立て役みたいに見えます。もし私が、瑛・フトシの事務所マネージャーだったらNHKに文句言いに行っちゃうぞ。

妻以外の女性に子供を産ませるというのは、この時代しかたがないと思うんですよ。年金もない時代なんですから、妻に子供が生まれなければ、妻の老後保障のためにも、他所だろうと妾だろうと子を作って妻に育てさせ、家を存続させるのはむしろ男の義務でしょう。
ご家老の奥方であるお近さんにしてみれば、現地妻の一人や二人、痛くも痒くもない、むしろいつまでも「おかつ殿」を思いきれなくてウジウジしているほうが腹立つでしょうね。
まぁ本当なら、お近さん側の親戚から養子を迎えるのが筋ではありますが、親戚を養子にしちゃうと、その後に万一実子が産まれた場合ややこしいというエクスキューズも成り立つわけで。
家定も斉彬も側室が当然のようにいたのに、帯刀だけが、現代感覚の「浮気騒動」のような展開になっているのは、脚本・演出のミスといわざるをえないのでは…最初にやたら青春ドラマモードになってしまったのがまずかったですね。
西郷どんや大久保さんの私生活がほとんど出てこないと同様に、帯刀も、たまにお近さんを出す程度にして、オフィシャルな活躍のほうにもっと焦点を当てるべきだったと思います。
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大詰めだというのに (庵主)
2008-10-27 20:32:37
>吉子さん

>別れたくないばっかりに、どこかから他人の子をかっぱらってきたかもしれんじゃないのさ

そうそう!そうですよね、「んな簡単に信じるのか!」と驚いたのはそこだっ(笑)!

>ココでそんなに突っ込みどころを盛り込んでどないしやはりますのん!?

そうなんですよ…。いわゆる大詰めなんでしょうにね。そんなところで脱力させてどうなるというのでしょうか。

>先週「総髪」と聞いて、無意識に思い浮かべていた図が「ザンギリ頭」だった

ザンギリといえば高杉晋作。
まあ、この当時の武士でザンギリで活動していたのはこの人だけでしょうけど。
でも、外国人にチョンマゲを珍しがられるのが面倒という理由なら、ザンギリのほうが理にかなってると思いますけど。だって、総髪のほうが明らかにヘンなんですし。

最終回くらいなら、ザンギリ尚さんも見れますかねえ。

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黒幕は誰? (庵主)
2008-10-27 20:25:01
ikasama4さん

>慶喜や容保を信任していた孝明天皇の死はちょっと出来過ぎな感がありますね

暗殺については諸説ありますね。有名な容疑者は岩倉具視、それから伊藤博文だという説も。上様や、龍馬もそうだけど、タイミングの良すぎる死はとかく憶測を誘うものです。

だれが一番得をしたのか…というところから辿っていくと、すべてが「薩摩陰謀説」になってしまう(笑)。

>次回の予告のタイトルを見て板垣退助を思い出した

同郷ですしね。板垣死すとも…というと、なぜか去年の「両雄死す」を思い出してしまいます(笑)。
龍馬死すとも…どうなんでしょう、何は死せずなんでしょう?その辺までちゃんと描いてくれるといいんですけど。

前の「新選組!」での龍馬暗殺は、ビミョーに「西郷が黒幕」といえないこともない…みたいな含みのある描き方だったと記憶してますが、今回はどうかなあ。
ことしの西郷さんはまだ月代を剃っているし、イマイチ、黒幕になるほどの貫禄が無い気がします(笑)。
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尚五郎の下半身 (庵主)
2008-10-27 20:16:08
なおみさん

今回はめずらしく時間に余裕があったので(笑)。ちょっとがんばってみました。

>化粧も濃いし

ねえ、なんかミョーなガングロ化粧が気になりましたよね(去年の黒フグみたい 笑)総髪になって暑苦しさがアップして、ホントに大丈夫かってルックスになってしまいました…。

>「女手」ってそういうことだったの?と思うとドン引きですよね

わたしも素直なので(笑)、炊事洗濯身の回りの世話だと思ってました(えっ?)。な~にが「私には妻がいるのですよっ!」だあ。
それにしても、逆玉尚さんが、外で作った子を跡取りにするって無茶な話ですよ。そんなに全面的に認知するほど見に覚えがあったんだ…って、どんだけ励んだんでしょうか(キャー)。

>いや~砂糖漬けの大奥にあって「糖尿病」?って思ったんですが

涙に糖が出るようになったら末期かも…。
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いやぁ (吉子)
2008-10-27 17:41:45
「授かったんどす」って…8ヶ月のブランクがあるとは言え、それ信じちゃうの?え?
と思ってたら、あっさり認知されちゃってましたね~。
もう慣れっこですが、やっぱり強引…せめて京都に戻ったら臨月だったとか出産真っ最中だったとか、
そうでないと「お琴が産んだ」ことさえアヤシイじゃないのさー、
別れたくないばっかりに、どこかから他人の子をかっぱらってきたかもしれんじゃないのさー。
と思ってしまったわたくし。
っていうか、本筋も本筋ですが、ココでそんなに突っ込みどころを盛り込んでどないしやはりますのん!?
そんな余裕はいらんのどす!!
と、スで思ってしまいました。

あと、先週「総髪」と聞いて、無意識に思い浮かべていた図が「ザンギリ頭」だったわたくし。
時期尚早でした…。
返信する
こんばんはです (ikasama4)
2008-10-27 01:13:31
今回はソッコーですね(≧∇≦)b

>俗に髪の伸びの速い男は助平だなどと申しますが、帯刀さんも例外ではありません。
それで帯刀さんはあんなに髪が伸びた訳ですね(笑)

とりあえず攘夷という思想は終わりを告げた訳ですが
慶喜や容保を信任していた孝明天皇の死はちょっと出来過ぎな感がありますね。

「慶喜や容保を信任していた」という部分をつければ
薩長側の動きがとっても怪しく見えるのですが

一方で孝明天皇らが反対していた兵庫の開港を
幕府が推し進めたという点で考えれば
幕府が怪しく見えてしまう不思議さがありますね。


子供問題に関しては
何にしても愛する人の子供が生まれたって事はいい事だって
事なのかもしれませんね。

かなりベタですけど(笑)


ちなみに次回の予告のタイトルを見て
板垣退助を思い出したのは私だけじゃないと思います(; ̄∀ ̄)ゞ
返信する
地に堕ちた尚五郎 (なおみ)
2008-10-27 01:05:27
庵主さん、こんばんは。
今回はレビューお早いですね◎
いや~しかし尚五郎の「エゲツナサ」にはビックリですね。
女性ファンは怒りの嵐じゃないんでしょうか?(ファンじゃないワタシも不愉快です)
大奥では「静謐な悲しみ・和解」(ただし途中で怪獣の乱入あり)だったのに・・・それだけに尚五郎の「身勝手さ」が目に付きますね。

>2ヶ月で、あんなにフサフサとした総髪になるもんなの? 

いや・・・何というか(化粧も濃いし)

>「私には妻がいるのですよ」とかいいながら口と下半身は別

自分は「押し掛けられて」みたいな被害者ぶっててね。
「女手」ってそういうことだったの?
と思うとドン引きですよね(><)
まだ「不覚にもお琴に惚れてしまって、囲ってしまった」とかの設定の方が男らしかったかも。

>よく素直に信じるね…と思っちゃうんですが

ワタシも一瞬思ったんですよ「ホントかよ?」って。
でもスンナリ受け入れた辺りタップリ身に覚えがあるんでしょうね。逆玉のクセにね。

>甘い涙を流してた

いや~砂糖漬けの大奥にあって「糖尿病」?って思ってんですが、あれは「甘いお○っこ」でしたね!!(蟻が集るらしいですね・笑)
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