湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
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◇ 矯正展

2017年10月08日 21時35分16秒 | 日常・その他

今日はカヅちゃんと一緒にグランメッセ熊本(*)へ行ってきました。

*:熊本県では最大規模の産業展示場です。
震度7の地震に2度も見舞われた益城町にあります。
熊本地震後しばらくの間は、広い駐車場が車中泊の車で埋め尽くされていました。

「九州矯正展」というものが開催されていました。
目的のイベントは別のものでしたが、建物に入って直ぐの区画で開催されており、賑わってもいたので覗いてみることにしました。




"矯正展" と書かれていたので、体型矯正のための健康器具などが展示してあるのかと思っていたら、矯正施設(刑務所等)で作られた物品の展示即売会でした。

受刑者の方々が作られた品物が所せましと展示されていました。

大きなものではテーブル・椅子・整理ダンスなどの家具類、そして革靴、バッグ、ベルト、サイフ、さらには肥後象眼なども販売されていました。
地元の熊本刑務所を始め、全国数か所の刑務所の製品がありました。

家具類は、一般的な市販品よりも立派な造りに見えました。手間暇かけて丁寧に作られているようです。

カヅちゃんが是非欲しいと言うバッグがあり、お買い上げとなりました。

数十年間使われてきた今のバッグは角が擦り切れた布製で、前々から新しいのが欲しかったそうです。


府中刑務所(東京)の受刑者が作られた牛革の黒いバッグ 5,360円(税込)


私も木製の小物を買いました。

ゴミ箱用として作られたものですが
靴ベラ立てに使うつもりです。 500円(税込)


他に、小物類を入れる蓋付き木箱を2個買いました。何れも佐賀少年刑務所製。

買い物を終わってロビーに出ると数枚の展示パネルが目につきました。
熊本刑務所(受刑者)の食事について、写真入りで説明されていました。

ある日の朝食


ある日の昼食


ある日の夕食


熊本刑務所では、一人一日あたりの食事代は主食代(米7、麦3の割合)85円、副食代420円で、計505円だそうです。

以前拙ブログの中で、私が勤めている某職業訓練校の寮の倹しい食事について、材料費を比べれば刑務所の食事並みではないかと書いたことがあります。

訂正しなければなりません。

一人一日3食750円かけているウチの寮の食事の方が刑務所のものより "格段に豪華(?)" なようです。
「月見きつねうどん」と「たぬきうどん」の違い、といったところでしょうか ・・・