湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 熊本の日本酒「泰斗」は中々いけますよ

2015年05月01日 20時38分57秒 | ちょっとした出来事?
熊本の名産品に一つに「球磨焼酎」がありますが、
日本酒にもおいしいものがあります。

  鹿児島県、宮崎県の酒と言えば焼酎が有名ですが
  熊本県では焼酎以外に日本酒、ビール(*)、ワイン(**)なども生産されており、欲張りです。

    * : 「サントリー九州熊本工場」さんがあります。
       良質で豊富な天然水を使ってプレミアム・モルツなどが生産されています。

    ** : 醸造所の一つに「熊本ワイン株式会社」さんがあります。
       この醸造所のワインは「国産ワインコンクール」で金賞を何度も受賞しています。
      「日本で飲もう最高のワイン2013」でプラチナ賞も受賞しています。
        ※「ワインなら山梨だろう。熊本のワインなんか ・・・」なんて思われている方
          一度飲まれたら認識が一変するでしょう。
          この醸造所の上位クラスのワインは人気沸騰で、抽選に当たらないと買えないそうですから、
          飲めた人はラッキーです。
   
熊本の日本酒には「香露」、「瑞鷹」、「美少年」などポピュラーな銘柄もありますが   

先日初めてくぐった赤提灯で初めて口にした日本酒があります。

「泰斗」という酒でした。  ※タイトと読みます。

   日本酒度が0~+3.0ということで、やや辛口になるのでしょうか。

店の人の話では『熊本の酒だが、売っている酒店は少ないはず』ということでした。

今まで知らなかった銘柄ですが、美味しかったのでWebで調べました。

熊本の酒店有志30店余りが結成した「くまもと酒文化の会」が
『地元・熊本でも他県に負けない旨い日本酒が製造され、その地元の旨い酒を売りたい』という思いで
千代の園酒造株式会社」さんにお願いして造ってもらった
 プライベートブランドの酒だそうです。

取り扱っている販売店も限られており販売店一覧がWebサイトに載っていました。
自宅から自転車にチョイ乗りで行けるところに1件あったので、直ぐ買いに行きました。

これが「泰斗(特別本醸造)」です。
 
   ※他にも吟醸酒や純米酒がありますが、これが一番安い特別本醸造酒です。
    店の主人に『吟醸酒のフルーティーな香りがあまり好きではありません』と言ったら
     これを勧められました。
     件の赤提灯に納めている酒もこれだということで、迷わずこれを買いました。
        
裏ラベル

   ※特別本醸造ということで精米歩合が60%以下です。
   ※山田錦を使ってあります。
    山田錦は最高級の酒造好適米として知られていますが、
    海外での日本酒ブームも手伝って、山田錦が不足しているという記事を見たことがあります。
    農林水産省が設定するコメの「生産数量目標」の内数に、なぜ主食には適さない酒造好適米が
    含まれているのか ・・・


昨日(4/30)の夕食時に「泰斗」を開封し、この御弁当(***)を肴に

   ※懐石弁当「濱半」さんの「和牛冶部煮(山葵の香り)」です。 

この猪口(****)で飲みました。


    *** : 4月30日に、昨年5月に急逝した義姉の一周忌法要がありました。
       午前中の法事が終わった後、場所を移して参列者全員で会食をしたのですが
       この御弁当は夕食用のお土産の品です。

   **** : この器は3男が小学生のときに体験学習で作ったものです。
        猪口に丁度いい大きさだったので、学習の成果物を私がもらいました。
        歪にできているところが芸術的です。


 一周忌法要は仏寺の住職さんにより執り行われました。

    特定の既存宗教に拘らない不信心(?)の私ですが、
     私は私の内にある私の創造の神に日課でお祈りをしています。
      亡き父や義姉のことも ・・・


 「泰斗」の”泰”の字は、中国にある道教の聖地”泰山”に因んでいるとのことですが
   亡き義姉を偲びながら
    不老不死(?)に肖るために百薬の長「泰斗」を猪口で2杯飲みました。