"色"といっても男女の情愛に関する色のことではありません。
図書館から借りている本の中に「使える ! 色彩学」(*)というのがあります。
* : 編著者:ビジネスカラー研究会
発行所:株式会社 洋泉社
表紙に「実例豊富でわかりやすい」、
副題に「色のチカラがわかる ! ビジネスにも役立つ !!」とあるように、
色の力(心理に与える印象)について初心者向きに書かれたものです。
その本の中にあった興味を引いたものを幾つかご紹介します。
(原文のままではありません。※は私の追記です)
1.選んだ満足感を買い手に与えるのは5色のカラーバリエーション
本命の売りたい色の他に「見せ色(人目を引くための)」や
「捨て色(本命とは好みが分かれる色)」をラインナップする。
バリエーションが2~3色しかないと、選んでいる満足感を与えにくい。
7色もあると決めあぐねてしまう。
戦隊ヒーローのように、5色程度がバランスがいい。
2.今年の流行色は2年前に決められている
業界の流行色は自然発生するものではなく
先ず「国際流行色委員会」(パリに本部)で2年後の流行色の原案を決め、
各国(日本の場合は「日本流行色協会(通称JAFCA)」)で協議を重ねて
色が選定される。
それがファッション業界やメーカーに配信されて流行色となる。
※「一般社団法人 日本流行色協会」さんのWebサイトに
2015年冬の流行色が掲載されています。
レディスウェアカラーのテーマ名「Respective(リスペクティブ)」について
次の説明がしてあります。
Respective(リスペクティブ)は「それぞれの」という意味であり、
尊重する、尊敬するという意味のRespectが元となっている。
世界中で国や民族間の摩擦や争いが頻発し、心配ごとが絶えない。
こうしたことは、違う思想や、民族同士が互いを認め合えないこと
などが原因になることもある。
今シーズンのカラーは、一見無秩序に色々な色があっても、違いを楽しみ、
それぞれのカラーが互いの個性を引き立てあい、魅力が輝くことを
意識して選定されている。
"色々"と考えて決められているようです。
3.ピンクを足して集客力アップ
コンビニエンスストア「ローソン」さんの看板や制服には青を基調として
白を組み合わせることで爽やかさを際立たせている。
しかし、青も白も寒色なので冷たい印象も強く、暖色であり幸せを象徴する
ピンクを加えることでマイナスな効果を中和している。
※ なるほど「ローソン」さんのWebサイト(Q&A)にも、
制服のデザインのコンセプトとして「明るく爽やかなローソンブルーを
基本カラーに、(中略)アクセントとして親しみやすいピンクを配色しています」
と書いてありました。
この他にも
・ 長いトンネルや喫煙場所には排気ガス(煙)を透過するオレンジの光
・ 青系統の色で空間を広く見せる
・ 会議が捗るのは集中力を高める青い部屋
・ 通る企画書は3色でまとめる
・ 北国で好まれるパッケージは青、南国九州は赤
・ 謝罪のときはグレーのスーツで
等々、色々書いてありました。
本のタイトル「使える ! 色彩学」とありますので、活用するシーンを
私なりに考えてみました。
例えば「合コン」に使うとすれば ・・・
先ず、部屋の色は緊張を和らげてくれるベージュ系がいいでしょう。
(木目調などの自然素材が使われていればベター)
部屋の照明は暖色系で明るすぎず暗すぎず
あなたが20代~30代の女性なら
・ 親しみを感じてもらえるように、黄色、ピンク色、白色といった
明るい色の服
・ オレンジのアイテム(手帳など)をさりげなく見せる
あなたが20代男性であれば
・ 紺のスーツにパステルピンクが入ったネクタイかシャツで決める
こんなところでしょうか。
もちろん、一緒に参加するメンバーを考慮することも重要です。
前記1を参考にすれば、メンバーは5名づつ程度にし、
"捨て色"、"見せ色"になる人が混じっているほうがよいでしょう。
くれぐれも貴方のほうが
"見せ色"になるような派手過ぎる色や、"捨て石"になるような地味すぎる色を
まとってははいけません。
ここで勘違いしてはいけないのですが、
自分の纏った色を気に入ってもらうことが目的ではなく、
自分という人をよく知ってもらうための"誘引手段"として色を活用するということです。
金杯に入った泥水よりも、土器に入った清水のほうが美味しいはずです。
あなたの心が清水(良い性格)でなければ、
どんな色を纏っていても飲んではいただけないでしょう。
私は合コンを一度も経験することなく既に結婚してしまっていますので、
この活用シーンは今更私にはどうでもよいことではありますが
色彩に関する公的資格としては「色彩検定」があります。
(正式名称は「文部科学省後援 色彩検定®」で、ライセンスではありません)
「公益社団法人 色彩検定協会」さんが実施されているものです。
同協会のWebサイトに次のように書かれています。
色の検定試験であなたの色彩活用能力を証明します。
「色彩検定」とは色に関する幅広い知識や技能を問う検定試験です。
色彩検定って、どんなものなんだろう?自分にも関係があるのかな。
そう疑問に思われる方も多いと思います。
でも、私たちを取り巻く「色」のことを深く知ることで、生活が楽しくなること、
仕事に生かせることもきっと多いはず。
ちなみに、2015年度夏季検定(2級、3級のみ実施)が6月に実施されます。
・ 試験日:6月28日(日)
・ インターネット申込み期間:5月28日(木)まで
また、「東洋インキ株式会社」さんのキャンペーンサイト「1050+」(***)には
色彩についての色々なこと(仕事で使える色彩学, etc.)が掲載されています。
一冊の本になるくらいのボリュームです。
*** : "TOYO INK 1050+" で検索してください。
図書館から借りている本の中に「使える ! 色彩学」(*)というのがあります。
* : 編著者:ビジネスカラー研究会
発行所:株式会社 洋泉社
表紙に「実例豊富でわかりやすい」、
副題に「色のチカラがわかる ! ビジネスにも役立つ !!」とあるように、
色の力(心理に与える印象)について初心者向きに書かれたものです。
その本の中にあった興味を引いたものを幾つかご紹介します。
(原文のままではありません。※は私の追記です)
1.選んだ満足感を買い手に与えるのは5色のカラーバリエーション
本命の売りたい色の他に「見せ色(人目を引くための)」や
「捨て色(本命とは好みが分かれる色)」をラインナップする。
バリエーションが2~3色しかないと、選んでいる満足感を与えにくい。
7色もあると決めあぐねてしまう。
戦隊ヒーローのように、5色程度がバランスがいい。
2.今年の流行色は2年前に決められている
業界の流行色は自然発生するものではなく
先ず「国際流行色委員会」(パリに本部)で2年後の流行色の原案を決め、
各国(日本の場合は「日本流行色協会(通称JAFCA)」)で協議を重ねて
色が選定される。
それがファッション業界やメーカーに配信されて流行色となる。
※「一般社団法人 日本流行色協会」さんのWebサイトに
2015年冬の流行色が掲載されています。
レディスウェアカラーのテーマ名「Respective(リスペクティブ)」について
次の説明がしてあります。
Respective(リスペクティブ)は「それぞれの」という意味であり、
尊重する、尊敬するという意味のRespectが元となっている。
世界中で国や民族間の摩擦や争いが頻発し、心配ごとが絶えない。
こうしたことは、違う思想や、民族同士が互いを認め合えないこと
などが原因になることもある。
今シーズンのカラーは、一見無秩序に色々な色があっても、違いを楽しみ、
それぞれのカラーが互いの個性を引き立てあい、魅力が輝くことを
意識して選定されている。
"色々"と考えて決められているようです。
3.ピンクを足して集客力アップ
コンビニエンスストア「ローソン」さんの看板や制服には青を基調として
白を組み合わせることで爽やかさを際立たせている。
しかし、青も白も寒色なので冷たい印象も強く、暖色であり幸せを象徴する
ピンクを加えることでマイナスな効果を中和している。
※ なるほど「ローソン」さんのWebサイト(Q&A)にも、
制服のデザインのコンセプトとして「明るく爽やかなローソンブルーを
基本カラーに、(中略)アクセントとして親しみやすいピンクを配色しています」
と書いてありました。
この他にも
・ 長いトンネルや喫煙場所には排気ガス(煙)を透過するオレンジの光
・ 青系統の色で空間を広く見せる
・ 会議が捗るのは集中力を高める青い部屋
・ 通る企画書は3色でまとめる
・ 北国で好まれるパッケージは青、南国九州は赤
・ 謝罪のときはグレーのスーツで
等々、色々書いてありました。
本のタイトル「使える ! 色彩学」とありますので、活用するシーンを
私なりに考えてみました。
例えば「合コン」に使うとすれば ・・・
先ず、部屋の色は緊張を和らげてくれるベージュ系がいいでしょう。
(木目調などの自然素材が使われていればベター)
部屋の照明は暖色系で明るすぎず暗すぎず
あなたが20代~30代の女性なら
・ 親しみを感じてもらえるように、黄色、ピンク色、白色といった
明るい色の服
・ オレンジのアイテム(手帳など)をさりげなく見せる
あなたが20代男性であれば
・ 紺のスーツにパステルピンクが入ったネクタイかシャツで決める
こんなところでしょうか。
もちろん、一緒に参加するメンバーを考慮することも重要です。
前記1を参考にすれば、メンバーは5名づつ程度にし、
"捨て色"、"見せ色"になる人が混じっているほうがよいでしょう。
くれぐれも貴方のほうが
"見せ色"になるような派手過ぎる色や、"捨て石"になるような地味すぎる色を
まとってははいけません。
ここで勘違いしてはいけないのですが、
自分の纏った色を気に入ってもらうことが目的ではなく、
自分という人をよく知ってもらうための"誘引手段"として色を活用するということです。
金杯に入った泥水よりも、土器に入った清水のほうが美味しいはずです。
あなたの心が清水(良い性格)でなければ、
どんな色を纏っていても飲んではいただけないでしょう。
私は合コンを一度も経験することなく既に結婚してしまっていますので、
この活用シーンは今更私にはどうでもよいことではありますが
色彩に関する公的資格としては「色彩検定」があります。
(正式名称は「文部科学省後援 色彩検定®」で、ライセンスではありません)
「公益社団法人 色彩検定協会」さんが実施されているものです。
同協会のWebサイトに次のように書かれています。
色の検定試験であなたの色彩活用能力を証明します。
「色彩検定」とは色に関する幅広い知識や技能を問う検定試験です。
色彩検定って、どんなものなんだろう?自分にも関係があるのかな。
そう疑問に思われる方も多いと思います。
でも、私たちを取り巻く「色」のことを深く知ることで、生活が楽しくなること、
仕事に生かせることもきっと多いはず。
ちなみに、2015年度夏季検定(2級、3級のみ実施)が6月に実施されます。
・ 試験日:6月28日(日)
・ インターネット申込み期間:5月28日(木)まで
また、「東洋インキ株式会社」さんのキャンペーンサイト「1050+」(***)には
色彩についての色々なこと(仕事で使える色彩学, etc.)が掲載されています。
一冊の本になるくらいのボリュームです。
*** : "TOYO INK 1050+" で検索してください。