湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 行くたびに顔ぶれが変わっている図書コンシェルジュ

2015年05月12日 23時03分55秒 | 日常・その他
私がいつもお世話になっている熊本市立図書館の一つ「プラザ図書館」は
書架スペースがビルの3階・4階にあります。
貸出・返却のカウンターもそれぞれの階にあり、図書コンシェルジュと呼ばれている
スタッフ(ほとんどが女性)がカウンター内に3名ほど立っておられます。

借りた本は2週間以内に返却しなければなりません。
私は常連なので月に最低2回は図書館に行くことになりますが、
行くたびに図書コンシェルジュの顔ぶれが変わっています。
(稀に同じ顔を見かけることもありますが)

  なぜ短期間のうちに人が換わってしまうのか、気になっています。
 
熊本市立図書館の運営は
「株式会社紀伊国屋 熊本営業所」が受託されているようです(*)。
紀伊国屋さんと契約されたパートの方が頻繁に変わられていることになります。
  
     * : 私が求職活動をしていたときに何度も見た
        紀伊国屋さんのパート求人情報(司書募集)からの推測です。
        運営業務の一部を受託されているのかもしれません。

下種の勘繰りのようですが
人が換わる理由として思い浮かんだのは次のことです

   ① 賃金のわりに仕事が以外と大変なので辞めていく
           ※求人情報で見たときは時給850円だったかと
   ② 単調な仕事で飽きがきて辞めていく
   ③ プラザ図書館の図書コンシェルジュが現場研修の場となっており
     研修が終わると他の職場へ変わる
   ④ 運営スタッフが多くローテーションで職場を変わる
   ⑤ パートの勤務時間が短く要員が多いので、私が同じ方に廻りあう機会が少ない
   ⑥ セクハラまたはパワハラの上司に耐えられず早く辞める
   ⑦ クレーマーまたはストーカー的利用者がいるので嫌になり長続きしない
   ⑧ お目出度いこと(結婚)があり辞めていく人が多い
   ⑨ 病気又は死亡が多発し、補充が頻繁に行われる
   ⑩ 私が認知症を患っており、前に会った図書コンシェルジュの顔を直ぐ忘れてしまう。

可能性が高いと思う順に①→⑩と書き出しましたが、

  その現場を目にしたことがないので、⑦は考えにくい。
  該当しそうにない(色んな意味で)方もおられたので、⑧は考えにくい。
  いつも見ているスタッフの健康そうで明るい笑顔からは、⑨も考えられない。
  ときどき返却日が過ぎることはあっても毎回忘れずに全部返しているので、⑩もなし。

清潔で整った職場環境やテキパキとした仕事ぶり、スタッフの年齢構成など、
色々考えると①~⑩どれも該当しないように思われます。
   
図書コンシェルジュの顔ぶれが変わることについて
私と同じように不思議に思っている利用者も多いのではないかと思います。

 こんど機会があったら図書コンシェルジュの方に直接聴いてみようと思っています。
 
    ※変なことを聴いてくる利用者がいるということで、
     そのことが原因で辞められる恐れもありますが ・・・


ちなみに、私が今回借りている本は次の7冊です。

  ・ ボケかた上手          東海林さだお 著 <新潮社>
  ・ ターナー(色と光の錬金術)  オリヴィエ・メスレー 著 <創元社>
  ・ 藤沢秀行囲碁教室 第2巻   藤沢秀行 著 <土屋書店>
  ・ 図説写真で見る満州全史   太平洋戦争研究会 編 <河出書房新社>
  ・ 株価チャート分析大全     藤本壱 著 <自由国民社>
  ・ ITは人を幸せにしない     志村史夫 著 <ワニ・プラス>
  ・ 使える! 色彩学        ビジネスカラー研究会 編著 <洋泉社>

  やはり、支離滅裂にみえるでしょうか。


・・・・・・・・・・・ ギャラリー 015 (ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーさんの絵) ・・・・・・・・・・・

・画家:ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(J. M. W. Turner)

  ターナーさんは史上最年少(27歳)でロイヤル・アカデミー正会員に選出されています。
  若くして画家として名をあげ資産家となられたターナーさんですが、
  私生活があまり知られないまま、
  偽名で借りられていたテムズ川沿いの小さな住居でひっそりと亡くなられたということです。
  彼の遺体は、遺言によりセント・ポール大聖堂の地下礼拝堂にあるロイヤル・アカデミー初代院長
  「サー・ジョシュア・レノルズ」の墓の横に埋葬されているそうです。


  ・タイトル:グランサム教会の北西の眺め、リンカンシャー州
          (North East View of Grantham Church, Lincolnshire)
  ・製作年:1797年
  ・収蔵:イエール大学英国美術センター<アメリカ>



  ・タイトル:海の上の漁師(Fishermen at Sea)
  ・製作年:1796年
  ・収蔵:テート・ブリテン<イギリス>



  ・タイトル:1838年に解体のために最後の停泊地に曳かれてゆく「戦艦テメレール号」(**)
          (The Fighting Temeraire)
  ・製作年:1839年
  ・収蔵:ロンドン・ナショナル・ギャラリー

     ** : テメレール号(テメレーア号とも)は1798年建造のイギリスの戦艦で、
        1805年のトラファルガー海戦(イギリス艦隊がフランス・スペイン連合艦隊に大勝利)で
        大活躍しています(ネルソン提督を窮地から救っています)。
        その後、この船はテムズ川の河口にある軍港シアネスで船橋として使われたあと、
        1838年に売却されています。
     

             幽霊船のような姿になった”栄光”の戦艦が
      元気いい煙を噴き上げる小さい汽船に”曳航”されて消えていく ・・・
          しかし、その”栄光”は絵の中に”永劫”にとどまって観る人の胸を打つ

       産業革命を経た新しい時代は、
         過ぎ去っていく帆船時代を振り返る余裕がなかったのかもしれません。

   ※奇しくもトラファルガー海戦から200年後の2005年
     この戦艦テメレール号の絵はイギリス国内の一般投票により
     「最も偉大なイギリス絵画」に選ばれています。