湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 統計データで暇つぶし(?)

2015年05月29日 23時52分22秒 | 日常・その他
時間があるときに興味本位で
Webサイトで公開されている統計情報を見ることがあります。

今日は「総務省統計局」(*)で公開されている統計データの中で
都道府県別の「交通事故発生件数」と「建物火災損害額」について気になったものを
引用してご紹介します。

   * : 同局Webサイトのトップページには
      「日本の統計の中核機関」と謳ってあります。

次の表は総務省統計局Webサイトに掲載してあった都道府県別データを編集したものです。

  交通事故関係については
  10万人あたりの交通事故発生件数が多かった都道府県と少なかった都道府県、
  火災関係については
  一人あたりの建物火災損害額が多かった都道府県に着目して抜き出しています。

    都道府県平均値と標準偏差、私が住む熊本県のデータも載せています。
 
  項目「任意自動車保険普及率」については小さい数値をワースト、
  それ以外の項目については大きい数値をワーストとして、
  ワースト、ベストそれぞれ全国3位までのものに色付けしています。



人口10万人当たりの「交通事故発生件数」と「交通事故死傷者数」については
香川県と佐賀県(何れも人口が少ない県です)がワースト1位と2位を競い合っています。

 他の指標をみても原因となるものが思い浮かびません。

   例えば香川県、佐賀県ともに

    ・道路実延長1千kmあたりの「横断歩道数」と「信号機設置数」は全国平均を上回っている。
    ・人口10万人あたりの「道路交通法違反検挙件数」は香川県32位、佐賀県18位である。

 単に県民性(?)なのでしょうか。←なんて言ったら香川県人と佐賀県人に怒られます。

興味を引かれたのが島根県の素晴らしい成績です。

   島根県の道路実延長1千kmあたりの「横断歩道数」と「信号機設置数」は39位と45位で
   全国平均を大きく下回っています(田舎だから(?))。
   信号機がないほうが双方気を付けて運転するのかも。
   (信号機があると青の側は油断しやすいので信号違反車による事故が発生しやすい(?))

そして、これが注目なんですが
「任意自動車保険普及率」がワースト2位(契約が少ない)ということです。

   ※ちなみに、ワースト1位は沖縄県が不動となっています。

保険に加入していないので気を付けて安全運転をするのか、
あるいは、安全運転をする自信があるから任意保険に加入しないのか、
はたまた、お金持ちが多いので加入する必要がないのか。

   ※家計に関する統計データを見ると3番目はなさそうですが。

タマゴが先かニワトリが先かが問題ですが、
任意保険に入らないほうが事故が少なくなるのでしょうか?
(任意保険普及率が低いのを"ワースト"といってはいけないのかもしれません)


付け足しのようになりましたが、火災関係について、
茨城県は人口一人当たりの「建物火災損害額」がずっとダントツのワースト1位です。

何なんでしょう?
人口10万人あたりの「火災死傷者数」は突出していません。

  原因と推測されるものを強いてあげるとすれば、
  人口10万人あたりの「消防ポンプ自動車等現有数(全国33位)」が
  同「出動回数(全国2位)」に比べ少ないので、消火能力が劣り焼損が大きい(?)
  ということがありますが、これは短絡的でしょう。

火災保険の加入状況が気になるところです。
損保会社の方は茨城県内での営業活動に二の足を踏まれるかもしれませんが ・・・