もし患者が癒されんと欲するならば、神の全能の力が働いて彼は癒されるのである。即ち彼が「汝の信仰汝を癒せり」とか「汝の信ずる如くなんじに迄成れ」とか言ったそれである。

もし患者が癒されんと欲するならば、神の全能の力が働いて彼は癒されるのである。即ち彼が「汝の信仰汝を癒せり」とか「汝の信ずる如くなんじに迄成れ」とか言ったそれである。

（奇蹟の時は今　アディントン著）

【そのようにして奇蹟は今日まで続いているのである。いつでも人間の信仰が、神の力の発動を促すならば、人間が称して“奇蹟”と呼ぶところの徴が伴うのである。“奇蹟”というのは比較上の語である。ウェブスターの大学辞典が書いている通り「自然界の法則を理解するわれら人間の知識を超越せる事象」であるのである。われわれは法則と秩序の存在する宇宙に生活しているのであるから、これらの事象を“奇蹟”と呼ぶべきかを疑う人々もあるのである。】

【第３章に於いて著者が説いて来た如く、心霊治療家は患者に対して、全能の神に対する彼自身の信仰を念送して移入する。もし患者が癒されんと欲するならば、神の全能の力が働いて彼は癒されるのである。即ち彼が「汝の信仰汝を癒せり」とか「汝の信ずる如くなんじに迄成れ」とか言ったそれである。】